官能物語 2020/06/30 14:00

義弟と交わって/32

 そのまま、浩二くんの繊細な指が、わたしの膣内を奥へと進んできます。そうして、こんな体勢だというのに、わたしの弱いところを的確に突いてきます。

「ほら、ここが気持ちいいんだろ?」

 浩二くんの声に、わたしは、ぶんぶんと首を横に振って、そんなことないと否定しようとしましたが、彼の指が、ゆっくりと一定のリズムで、わたしのスイートスポットをノックし続けると、

「はあんっ!」

 わたしは思わず声を上げました。そうして、今この家にいるのは、わたしと浩二くんだけじゃないということを思い出して、声を抑えようとしました。

「ほら、あとからあとから、エッチなつゆが、滲み出してくるじゃないか。真由さん。おれに、触られて気持ちいいんだろ? 認めろよ」

 いつもよりも強い口調で、浩二くんが言ってきます。くちゅ、くちゅ、といういやらしい水音が早くも鳴り始めて、わたしは、声を出すこともできないので、否定することもできません。

 でも、感じているのは、否定しようのない事実で、わたしはどんどん体が熱くなって、浩二くんがほしくてたまらなくなりました。われながら浅ましい限りですが、彼の言うとおり、体は彼を求めています。

 わたしは、浩二くんに指でナカをいじられ続けて、立っていられないような気持ちになりました。それでも、わずかに残った理性で、彼の手に自分の手をかけて、全然力なんて入っていませんが、行為を止めようという意志だけは見せています。

 すると、浩二くんは、

「真由さん、気持ちよかったら、遠慮無くイキなよ」

 そう言って、しかし、指の動きは変えずに、一定の速度を維持して、ピンポイントで快感を送り続けてきます。

 わたしは、だんだんと何も考えられなくなっていきました。イキたいということ以外は。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

 止めようもなく、喘ぎ声がわたしの口から漏れてきます。義父母や息子に聞かれたら、という心配も、すでにありません。

 浩二くんは、冷静に、わたしの弱いところを責め続けました。わたしのアソコからは、とろとろとした液が、あとからあとから溢れて、内ももを伝っていたことと思います。どのくらいそうされていたのか、ついに、来たるべきときが来て、

「イクッ!」

 一声、叫ぶようにすると、わたしは、性感の大波にのまれました。ガクガクと体を震わせるわたしは、しっかりとした男の力に、受け止められていました。

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