義弟と交わって/33
少し足が力を取り戻したとき、わたしは、ショーツが引き下げられるのを感じました。
「あっ……」
わたしが戸惑っていると、すぐに、秘所に、硬いモノが押し当てられるのが分かります。
「こ、浩二くんっ!」
わたしの焦りに構わずに、浩二くんは、わたしのナカにペニスを挿入してきました。
「あっ、あっ、あっ……」
久しぶりのペニスの感触に、わたしは、とても彼を拒絶することなどできません。なんという気持ちよさでしょう。わたしは、そのたくましさにうっとりとしました。でも、うっとりとしてばかりはいられません。いつ、義父母が、たとえば、水を飲みに入って来ないとも限りません。わたしは、
「ダメッ、浩二くん、こんなところじゃ……」
とせめて場所を変えることを提案しましたが、彼は、構わず、わたしの奥まで肉棒を挿入してきました。
「ああっ……」
後ろからペニスで串刺しにされたわたしは、身動きが取れなくなりました。
「ああっ、すごく気持ちいいよ、真由さん」
浩二くんが感極まったような声を上げて、わたしのお尻のわきをがしっと掴みます。わたしは、彼に身も心も支配されたような気持ちになって、もう何も考えることができません。
浩二くんは、そのまま、わたしの尻たぶに、腰を打ちつけるようにしてきました。
「あああっ!」
わたしは思わず上げてしまった声を、必死に押し殺そうとして、でも、どうしてもそれができず、自分の口を自分でおさえるようにしました。
浩二くんは、まるで、これまでわたしとシなかった間に溜まった欲求を一気に晴らそうとでもしているかのように、思い切り腰を振ってきます。わたし以外にする相手がいないのでしょうか。そんなことはないはずと思う一方で、もしもそんな人が誰かいたら、絶対に嫌だという思いを抱きながら、わたしは、だんだんと高みに昇っていきました。
ぐちゅっ、ぐちゅっ、という卑猥な水音が、キッチンに響いています。本当に、もしもここに義父母のどちらかが現われたら、一生の危機です。嫁と次男が交わっているのですから、二人にとっても、相当なショックになることでしょう。
――やめて、やめてっ!
頭はそう言っているものの、体は、正直に反応して、もうイキそうでした。キッチンで無理やり後ろからされてイクなんて、そんなはしたないことと、思えば思うほど、快感のハンマーの威力は大きくなって、わたしの頭は快楽に容赦なく打ちのめされていきます。