母の浮気/1
良太は、目の前の光景を信じられない表情で見ていた。母親が、後ろから男に抱かれるようにして、服の上から乳房を揉まれているのである。まだ年若い少年である良太にも、目前の行為が何を表しているかは分かっており、母の相手の男が父ではないことから、この行為が、「浮気」に当たることも分かっていた。
「ちょっと、そんなに、がっつかないでよ」
母が楽しそうな声を出すと、男は、
「だって、我慢できませんよ、奥さんっ!」
と切羽詰まったような声を出した。
「ああ、奥さん……」
男は後ろから、母の髪に顔を埋めるようにしながら、一方の手で、母の乳房を揉み、もう一方の手は母の股間に持っていった。
「もう、せっかちなんだから……時間はあるんでしょ?」
「え、ええ、大丈夫です」
「じゃあ、ゆっくりしましょうよ、ふふっ」
母は、男の腕からすり抜けるようにして、しゃがむと、男と真向かって、男の作業着のズボンに手をかけた。そこで、良太は、相手の男が、家のリフォーム業者であることを認めた。良太の家は、築10年を超えており、外壁のメンテナンスが必要になっていた。その相談のために、やってきた男の顔を何度か見たことがあったのだった。20代前半の、良太から見れば立派なおじさんだが、まだ若い男である。
「じゃあ、見せてもらおうかなあ、自慢のモノを」
「ぼく、自慢なんてしてないですよ、普通ですって」
「それじゃあ、普通のモノを見せてもらおう」
母はやはり楽しげに言うと、ズボンのチャックをおろして、男の一物を取り出すようにした。
「あらあら、もう立ってるんじゃないの?」
「それは、だって、奥さんが魅力的だから」
「ふふっ、嬉しい」
そう言うと、母は、男のペニスに鼻面を近づけるようにして、匂いを嗅いだ。
「臭いですよ」
「そお? いい匂いよ」
良太は目を大きく見開いた。
母は、口を開くと、半ば勃起した肉棒に、ゆっくりとその唇をかぶせるようにした。それが、いわゆるフェラチオであるということは、良太にも分かっていた。こっそりと動画で見ている。しかし、生で見るのは初めてのことだった。しかも、自分の母親がしているのである。大した知り合いでもない男に。
「ああっ、気持ちいいです、奥さんっ……」
男は、夢見心地のような、声を出した。
母は、じゅるじゅると音を立てて、その口で肉棒をしごき上げるようにした。