母の浮気/2
ほどなくして、
「ああっ、奥さん、気持ちよすぎて、もう出ちゃいますよ」
男が音を上げた。母は、一度、肉棒から口を離すと、
「だらしないわね、早漏くんなの?」
と笑いながら応えた。
「いや、奥さんのフェラがすごすぎるからですって」
「そお?」
「ええ、それで、奥さん……もう、おれ、我慢できなくて」
「できなくて、どうしたいの?」
「奥さんとさせてくださいっ!」
「何をしたいの? ふふっ」
母は、まるでゲームでもしているかのような楽しそうな顔だった。しかし、その顔には、いつも良太に見せるような晴れやかな表情ではなく、ねっとりとした淫靡な色があった。
「奥さんとセックスしたいです!」
男は、声を大きくした。
「ちょ、ちょっと、声が大きいって」
母は焦った声を上げて、苦笑した。
「お隣に聞こえたらどうするのよ」
「す、すみません」
「まあ、いいわ。じゃあ、シましょうか」
母がそう言ったときに、電話が鳴ったようである。どうやら、男のスマホのようだった。彼は、ポケットから取り出して、スクリーンを確認すると、下半身丸出しのまま、電話に出た。
「あっ、はい、はいっ……えっ? 本当ですか? ……今すぐですか……分かりました」
彼はスマホを切ると、
「す、すみません……すぐに会社に戻らなくてはいけなくなってしまって……」
と悲しげな声を出した。
「時間あるんじゃなかったの?」
「す、すみません……」
「じゃあ、今日はできないわね」
男は、がっくりと落ち込んだ様子を見せた。それを見た母は、ぷっと噴き出して、
「もう、なんて顔しているのよ。そんなにシたかったの?」
「は、はい……」
「わたしなんて、君から見たら、おばさんでしょ?」
「そ、そんなことないです、お姉さんです!」
「あら、嬉し……エッチはできないけど、このまま帰るんじゃ辛いよね」
そう言うと、母は、再び肉棒を口に含んだ。
「あっ、お、奥さんっ……おおっ」
母は、片手で肉棒の底をしごくようにしながら、もう一つの手で玉袋をコリコリと撫でるようにして、じゅっぷ、じゅっぷと激しく音を立てて、フェラチオを行った。
「奥さんっ、で、出ますっ!」
男は、しばらくもしないうちに、呆気なく絶頂に達したようだった。腰をビクビクと震わせるようにして、快楽にとろけたような顔をしている男の肉棒を、母は少しの間咥えたままでいた。