官能物語 2020/07/31 14:00

母の浮気/27

 母は、肉棒の半ばまでを含むようにすると、そこから、ゆっくりと口を上下させるようにした。ぶちゅっ、ぶちゅっ、と空気が抜けるような音がするたびに、

「おおっ……」

 江藤さんの喘ぎ声が上がった。
 見ると、母は肉棒を掴んでいない方の手を、自らのスカートの中に入れていた。初め何をしているのか分からなかった良太だったが、

――自分で触っているんだ……。

 ということに気がつくと、そのあまりのいやらしさに頭が沸騰しそうになった。フェラチオしながら、オナニーしているなんて、本当にあそこにいる女性は自分の母親なんだろうか、と良太は、我が母のことを一人の女として見てしまいそうになっている自分を発見した。

「ああ、気持ちいいです、奥さん……」

 江藤さんの大きな手が、母の頭を慈しむように撫でる。それに対して、顔を上げた母の目には、心から嬉しそうな色が見えた。本当に恋人同士のような雰囲気である。このまま母は、江藤さんに盗られてしまうのではないかと、良太はにわかに心配になった。

「一つお願いがあるんですが、奥さん」

 江藤さんは、そう言って、母のフェラチオを止めた。母は肉棒から口を離した。その口元によだれが光っているようである。

「なあに?」
「もしも嫌だったら、断ってください」
「ふふっ、なにをさせようって言うの?」
「パイズリをお願いできませんか?」

 江藤さんは、男らしく言った。
 母はきょとんとしたあとに、

「あっ、あの、おっぱいでおちんちんを挟むやつ?」
「ええ」
「やったことないなあ」
「え、旦那さんにもですか?」
「うん。してほしいの?」
「はい。こればっかりは妻には頼めませんから」
「由里子ちゃん。おっぱいは小さめだもんね。そこだけは、わたしの方が勝ってるかな」
「そこだけなんて。奥さんの方が、ウチのより全部勝ってますよ」
「あら、嬉しい。じゃあ、挑戦してみるわ」

 そう言うと、母は、まず立ち上がって、服を脱いだ。ブラウスを脱いで、下着姿になると、

「もう面倒だから、みんな脱いじゃおうか。江藤さんも全部脱いで」

 と言って、勢いよくブラジャーもショーツも脱ぎ出した。江藤さんはそれをどこか惚れ惚れとした目で見ていた。母はその目を楽しそうに見返した。二人のその様子を見て、良太は、また不安に思ってしまった。本当にこの二人は、それぞれにパートナーと子どもがいる身でありながら、恋人同士になってしまうのではないだろうか。

「ふふっ、こんなところを見られたら、誰にも何にも言いわけできないね」

 一糸まとわぬ姿になった妖艶な母が、たくましい裸身をさらす江藤さんに笑いかけた。

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

記事のタグから探す

月別アーカイブ

限定特典から探す

記事を検索