母の浮気/26
まさに巨根である。通常のモノよりも、二回りくらい大きそうなそれは、天に向かってそそり立っていた。エネルギーもしっかりとみなぎっているようである。
「す、すごいですね、江藤さん」
母がうわずった声を上げた。どうやら、色々な男性と交わっているであろう彼女も、ここまでのものは見たことがないようだった。
「特にいいことではないと思うんです」
江藤さんは、謙遜している風でもない声を出した。
「妻はちょっと痛がっていますので」
「そうなの?」
「ええ。何ごとにもちょうどよさというのが、ありますから」
「ふふっ、確かに、こんなに大きいの、わたしのナカにも入るのか。ちょっと不安だわ」
母はそう言いながらも、愉快そうな目をした。驚きから醒めて、それを試してみることが、楽しみになったのだろう。
「手が回りきらないくらいだもんね」
そう言って、母は、まるでキノコのようになった亀頭に舌を付けた。
「ああ、奥さん……」
母は、いつものように美味しいものでも舐めているかのように、ぺろぺろと亀頭全体に舌を這わせた。江藤さんは気持ちよさそうな顔をしていた。母は、亀頭表面を終えると、今度はカリ首のみぞを責めるようにしてから、裏筋へと回った。ピンク色の舌が、赤黒い亀頭をすみからすみまで丁寧に這い回るその様子には愛情が見られた。良太は、江藤さんが羨ましくなった。母からペニスに奉仕されるなら、その他に、望むものは何もないだろうと思われた。
「ふふっ、美味しい、江藤さんのおちんちん」
一度、肉棒から舌を離した母が、目を上げた。
「夢みたいですよ、奥さんに舐めてもらえるなんて」
「そお?」
「こんなことをしてもらえたらって、奥さんに会うたびにそう思っていました」
「え? でも、そんな素振り全然見せなかったじゃないの」
「それはそうですよ。妻子がある身ですから。でも、想像はしていました」
「想像して……それで?」
「一人でしていましたよ」
恥ずかしいこともイケメンが言うと、ちっとも背徳的な感じがしないのが不思議である。
「わたしを想って……?」
母がうっとりとした目をしている。
「ええ、奥さんのことを想って、しごいていました」
「嬉しい。じゃあ、もっとサービスしないとね」
母は、肉竿の底に手を回すと、口を大きく開いて、亀頭を口に含むようにした。舐められるのは、何となく想像がつくものの、ああやって口内に含まれたときにはどんな快感を得るのか、良太には想像すらできなかったが、
「おおっ……」
江藤さんの顔を見ると、想像を絶するほどの気持ちよさだということだけは分かった。