母の浮気/78
良太は、母の口内を存分に味わった。どこに舌をつけても甘い味わいがするようで、酔ったようになった。股間には十分にエネルギーが溜まっている。良太は、母の口内を舌でむさぼるようにしながら、腰を動かして、下の口も味わった。すばやく動かすことはできないので、ゆっくりとした動きである。二回出したせいか分からないが、今度はある程度はもちそうな気がした。
「んんっ、んふっ……」
母が鼻息を漏らすのを聞きながら、良太はピストン運動を続けた。ぐちゅっ、ぐちゅっ、という水音が、二人の股間から上がって、ギシギシとベッドが揺れる音がした。一突きするごとに、良太は後頭部に快感のハンマーを大きく打ち込まれる気がした。これでまだもっているのだから、不思議なくらいである。
母の膣内は、妖しくうごめき続けて、肉棒にからまるようにしながら、奥へ奥へと導こうとするようだった。なんという快感だろうか。一度目より、二度目より深い快感に、良太は、陶然とした。
「ああっ、気持ちいいわ、良太……」
あまりの気持ちよさに、自然と唇を離してしまった良太は、離れた母の唇が、つややかな声を上げるのを聞いた。
「はあっ、いいっ、もっと突いてっ、奥までよ、ああっ!」
母は、顎先を軽く上げるようにしていた。その目が、うっとりとしているようである。これは、母の演技なのだろうか。息子を喜ばせようとしているのか。仮にそうだとしたら、これはもう名演と言わなければならないだろう。良太はすっかり嬉しい気持ちになった。
そのまま、突き続けようとしたところで、急に、快感が増幅して、
ーーヤベッ!
出そうになったので、慌てて、腰を止めた。出してもいいのだけれど、どうも、出そうになるとそれを止めてしまうのは、男の性である。
「ふふっ、どうしたの? 良太」
母が、顔を向けてくる。
良太は、母にキスするために前傾にしていた体を起こそうとした。そのとき、母の腕が伸びてきて、良太は母に抱き締められた。
「ああ、良太の体、たくましくてステキ……」
良太は、胸板に母の乳房の弾力を感じた。そうして、腰のあたりに、母の足が絡まるのも感じた。がっちりとホールドされる格好になった良太は、この状態だと、腰が満足に動かせないことを認めた。さらに、良太は、母に頭をかき抱かれるようになった。耳元に母の唇があって、
「良太のおちんちんすごく気持ちいいわよ。お母さんの奥まで届いて。お母さん、もう少しで、イッちゃいそう……」
そう言って、ふうっと耳に吐息をかけられた。
その瞬間、良太は、肉棒の底からせり上がるものを感じて、どくどくどくどくっ、とみたび、母のナカに射精した。