母の浮気/86
しっかりと天井を向いた肉棒を、そのままだと角度的な問題があって、入らないので、良太は自らそれに触れて、亀頭を母の秘唇に向けるようにした。触れてみるとガチガチに硬くなっていることが自分でもよく分かった。ぬちゃり、と母の合わせ目につけるようにすると、
「ああっ……」
母が、感動したような吐息を漏らした。良太は、ゆっくりと、母のナカに、自らのモノを埋めていった。まず亀頭の先が隠れ、亀頭が半ば隠れて、カリ首が埋まる。母のナカに入って行く様子を、じっくりと見るのは淫靡であり、良太の鼓動は興奮に早くなった。最高である。しかし、母にとってはそうではないようであって、
「ああんっ、もうっ、良太ぁ……焦らさないで」
あまりお気に召さないらしい。母は、恨みがましそうな目をしていた。その瞳に、良太の興奮はさらに増した。欲しがっている女の目の卑猥さに、少年がはっきりと気がついた瞬間だった。良太は、半ばまで挿入していた肉棒を、またゆっくりと、抜くような格好にした。
「あっ、だ、ダメッ!」
母が慌てたような声を出す。その声に応じるかのように、良太は、また肉棒を押し入れるようにした。しかし、ゆっくりとである。そうして、また肉棒の半ばまでを埋めたところで止めて、母の顔を窺うと、
「……どうしてそんなことするのぉ、良太。奥までちょうだい……」
母が、泣きそうな声で甘えてきた。愉快な気持ちになった良太は、同じ事を何度か繰り返した。
しかし、その行為は、諸刃の剣であって、母を責めるとともに、自らも責められているのが分かった。ぬるぬるとした膣口辺りに亀頭を何度もこすりつけることになって、普通に挿入してピストン運動をするよりも、あるいは、経験が少ないこともあるかもしれないが、余計に感じてしまったのである。
「良太ぁ……もしかして、本当に、お母さんを焦らしているのぉ……?」
母が、甘ったるい声で言ってきた。その甘さが、良太の興奮をさらに高めていく。
「焦らされると、どうなるの、母さん?」
「どうって……たまらなくなっちゃう……良太の言うこと何でも聞くから、早くほしいっていう気持ちになっちゃうのよぉ……」
そんな気持ちになっているとは思わなかった。じゃあ、今この時点で欲しいゲームを買ってくれと言ったら、素直に買う約束をしてくれるのだろうか。しかし、良太はそんなことは言わなかった。さすがにそれは卑怯な感じがしたし、それに、ゲームよりも欲しいものがあって、それが現に手に入っていたからである。もちろん、それは母の体だった。しかし、一方で、言うことを何でも聞くというのは、やはり興味深くて、
「じゃあさ、母さん、おねだりしてみてよ」
良太は、母に向かって、試しに言ってみた。