官能物語 2020/09/29 14:00

母の浮気/87

「おねだりって……?」
「してほしいことを、おれに頼むんだよ」

 そんなことを母にさせているところを、江藤さんとの絡みで見たのか。あるいは、それはエロ動画の中の話だったのか、どちらか覚えていないが、いずれにしたところで、それは大した問題では無い。

「良太のおちんちんで、お母さんの奥を突いてぇ……こんな感じでいいの?」

 母の言葉に、良太はどきりとするのを覚えた。これはいい。たまらない気持ちになる。

「もっと言って、母さん」
「ふふ、いいわよぉ……ああ、良太のおちんちん、大きくて硬くてすごく気持ちいい。そのおちんちんで、お母さんのナカをめちゃくちゃにして!」

 母も興が乗ったようである。良太は、ぐぐぐっと、肉棒を奥まで差し入れた。

「はあっ! 気持ちいい、良太のおちんちん、気持ちいいっ!」

 ちょっと演技くさいところはあるけれど、それでもなお良太は興奮を覚えた。精神的な快感だけではなく、肉体的なそれもしっかりと感じていて、母の温かくぬめぬめとした膣ひだは、ねっとりと肉棒に絡みついてくるようだった。しかし、さすがに、次が五度目の射精になるので、もうしばらくは余裕があるようである。まだ射精には至らない。

「ああっ、気持ちいいっ、良太、そのまま、動いて、ああっ!」

 母の喘ぎ声を、良太は、心地よく聞いた。最高の音楽である。彼女もちゃんと快感を得ていることは、二人の股間の結合部から上がる、ぶちゅぅっ、ぶちゅぅっ、という音から理解できた。その声音が若干演技臭いとしても、全てが演技というわけではないようである。

 いずれ、その演技の色を全て消して、本心から、彼女をよがらせることができるのだろうか、と良太は、腰を動かしながら考えた。そうして、今は無理だとしても、いずれはできるだろう、時間はたっぷりとあるのだから、と、さきほど得た結論と同じものを得た。

「ああっ、良太、はあっ……あああああっ」

 母の声音から、余裕が無くなったように思える。良太は、ちょっと動き疲れたこともあって、腰をとめてみた。すると、

「ダメッ! やめないでっ!」

 母が切羽詰まった声を上げた。

「どうしたの? 母さん」
「うー……続けてよぉ、良太ぁ……」

 母は悩ましげな目をしている。明らかにさっきとは様子が異なっていた。どうやら、本気で感じていたのだろうか。だとしたら、いつか感じさせてやりたいと思っていた、その「いつか」を今得ることになるが、本当に本心から感じているのだろうか。

「気持ちいいの、母さん?」
「うん……やめないでぇ……」

 まるで、童女のように哀願する母の色気に、良太はクラクラした。

「もしかして、イキそうなの?」

 訊いてみると、彼女は素直にこくりとうなずいた。

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