母の浮気/123
今度は、舌をつけるだけではなくて、亀頭を口に含むようにしてきた。そうして、口の中で舌を動かして、裏筋を舐めるようにしてくれているようである。
「ううっ……」
良太は、腹で息をした。肉竿を乳房でむにゅむにゅと潰されながら、亀頭を含まれることの快感に酔ったようになる。しかも母はちらりと上目遣いをして、目を合わせるようにしてきたものだから、たまらなかった。
良太は、もう母のナカに入りたくなった。さっきは、アナルでイカされてしまったのである。それはそれで気持ちよかった……というか、新たな性癖に目覚めそうなほどであったし、外で出すのも気持ちいいけれど、やはり、彼女のナカでイキたい。また外に出したくないと思った良太は、
「母さん、おれ……もう……」
と真情を訴えるような目をした。
息子が何を訴えているのか分かったのだろうか、母は、亀頭から口を離して、しかし、なおも赤い舌を出して、レロリレロリと何度か裏筋をなぞるようにして、息子をもだえさせたあとに、
「今度は、こういうのはどう?」
乳房の戒めから肉棒を解放すると、身を起こした母は、体の向きを変えて、尻を向けるようにしてきた。そうして、寝転がっている良太の、ギンギンに勃起した肉棒へと、その尻をかぶせるようにした。良太は、ローションと唾液にまみれた肉棒が、ゆっくりと母の尻の間へと埋められるのを見た。亀頭が秘唇につけられて、ぬぷぬぷと膣内へと埋まっていく。母は、息子の上に、逆向きに馬乗りになった。
「はああああっ……」
彼女は、大きく吐息をつくと、後ろを振り向くようにして、
「どお? 良太?」
と訊いてきた。
どうもこうもない。欲しかったものが与えられて、最高の気分である。
「ああ、良太のおちんちん、本当に気持ちがいいわ……」
母は、息子の腰の上で、まるでおしっこでも我慢しているかのように、もぞもぞと腰を動かした。そのたびに、肉棒が膣壁にこすれて、良太は性感の電流を得る。
良太は、母の白い背がゆるやかに傾斜して、たっぷりとした尻へとつながるのを眺めていた。ずっとこうしていたい気分である。ずっとこうやってつながっていたい。ひょっとしたら、射精よりもこうして挿入しているときの方が気持ちいいのではないだろうか、とそんなことを良太が思ったとき、母が、体を前へ傾けるようにするのを見た。
母の背が倒れていく。
次の瞬間、母の尻が上がって、下がるのを良太は認めた。