官能物語 2021/01/29 14:00

少年の誰にも言えないこと ~叔母さんと初体験~/9

「ああ、たくさん出たのね……」

 叔母の、どこかうっとりとした声が、聞こえます。

 快感の余韻から徐々に醒めてきたあなたは、叔母に手で導かれてしまったことが、信じられない思いです。あるいは、夢を見ているのかもしれない、と思ったあなたでしたが、夢なら、射精した瞬間に後悔とともに目覚めるのが通例ですので、そうなっていない以上、夢ではないのだと悟ります。

「シャワー出すね」

 叔母は、そう言うと、立ち上がって、壁に掛けられているシャワーヘッドへと向かいます。そのとき、あなたの視界に、叔母の白く美しい肢体の一部が映ります。大きく張り出した、まるでたわわに実った果実のような乳房を目にしたあなたは、今出したばかりだというのに、また肉棒が勃起し始めるのを感じます。

 さすがにこれは恥ずかしすぎると思ったあなたは、つい、股間を隠すようにしてしまいます。すると、シャワーヘッドを手にした叔母が、水流の強さと温度を調節してから、まず自分の手を流すと、あなたの背中へと向かいます。

 あなたは、背にシャワーが当てられるのを感じます。

「どうして、そんな風に丸くなってるの?」

 叔母が不思議そうな声を出します。

「お腹痛いの?」

 痛いのは、お腹ではなく、別の部位なのですが、そんなことは言えないあなたは、別にお腹は痛くないむねだけ答えます。

「そお?」

 叔母は、不審げな声のまま、しかし、もうそれ以上は追求をせずに、

「お風呂、入ろうか」

 と言ってきます。

 あなたは反射的に、シャワーだけでいい、と答えますが、

「えーっ、久しぶりに一緒に入ろうよ。いいでしょ?」

 と叔母に誘われては、それ以上、反対することもできません。
 叔母は、風呂蓋を取り去ると、自分から浴槽に入ります。そうして、

「さあ、いらっしゃい」

 とあなたを足の間に入れるような体勢を取ります。浴槽は広めの作りで、二人が向かい合って入ることはできないものの、一人がもう一人を抱えるような形なら入ることができます。

 あなたは股間を隠すようにしながらも、素直に叔母の足の間へと入ります。この体勢なら、叔母に股間を見られることもないので、あなたはホッと胸をなで下ろします。

「ああ、こんな風に一緒にお風呂入るのって、久しぶりだね」

 叔母が嬉しそうな声を出します。
 確かに、叔母と入浴するのは子どもの頃以来、随分と久しぶりのことで、もう二度とこのような機会を得ることはないだろうと諦める……というか、そもそも考えもしていなかったことでした。

 そのとき、

「それで、一体何を隠していたのかなあ」

 あなたは、叔母の声を聞き、さらに、股間にからみつく女の指を感じます。

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