少年の誰にも言えないこと ~叔母さんと初体験~/9
「ああ、たくさん出たのね……」
叔母の、どこかうっとりとした声が、聞こえます。
快感の余韻から徐々に醒めてきたあなたは、叔母に手で導かれてしまったことが、信じられない思いです。あるいは、夢を見ているのかもしれない、と思ったあなたでしたが、夢なら、射精した瞬間に後悔とともに目覚めるのが通例ですので、そうなっていない以上、夢ではないのだと悟ります。
「シャワー出すね」
叔母は、そう言うと、立ち上がって、壁に掛けられているシャワーヘッドへと向かいます。そのとき、あなたの視界に、叔母の白く美しい肢体の一部が映ります。大きく張り出した、まるでたわわに実った果実のような乳房を目にしたあなたは、今出したばかりだというのに、また肉棒が勃起し始めるのを感じます。
さすがにこれは恥ずかしすぎると思ったあなたは、つい、股間を隠すようにしてしまいます。すると、シャワーヘッドを手にした叔母が、水流の強さと温度を調節してから、まず自分の手を流すと、あなたの背中へと向かいます。
あなたは、背にシャワーが当てられるのを感じます。
「どうして、そんな風に丸くなってるの?」
叔母が不思議そうな声を出します。
「お腹痛いの?」
痛いのは、お腹ではなく、別の部位なのですが、そんなことは言えないあなたは、別にお腹は痛くないむねだけ答えます。
「そお?」
叔母は、不審げな声のまま、しかし、もうそれ以上は追求をせずに、
「お風呂、入ろうか」
と言ってきます。
あなたは反射的に、シャワーだけでいい、と答えますが、
「えーっ、久しぶりに一緒に入ろうよ。いいでしょ?」
と叔母に誘われては、それ以上、反対することもできません。
叔母は、風呂蓋を取り去ると、自分から浴槽に入ります。そうして、
「さあ、いらっしゃい」
とあなたを足の間に入れるような体勢を取ります。浴槽は広めの作りで、二人が向かい合って入ることはできないものの、一人がもう一人を抱えるような形なら入ることができます。
あなたは股間を隠すようにしながらも、素直に叔母の足の間へと入ります。この体勢なら、叔母に股間を見られることもないので、あなたはホッと胸をなで下ろします。
「ああ、こんな風に一緒にお風呂入るのって、久しぶりだね」
叔母が嬉しそうな声を出します。
確かに、叔母と入浴するのは子どもの頃以来、随分と久しぶりのことで、もう二度とこのような機会を得ることはないだろうと諦める……というか、そもそも考えもしていなかったことでした。
そのとき、
「それで、一体何を隠していたのかなあ」
あなたは、叔母の声を聞き、さらに、股間にからみつく女の指を感じます。