少年の誰にも言えないこと ~叔母さんと初体験~/15
余裕ができると、あなたは空腹を感じます。時刻は、5時を回っています。あなたは、早めの夕食を作ってもらうことにします。
「一緒にお買いものに行こうかなと思って、まだ、何も買ってなかったのよ。これから、買い出しに行きましょうか?」
叔母は言いますが、あなたは、あり合わせのものでいいと答えます。もちろん、叔母がよければという条件をつけたところ、
「うん、じゃあ、冷蔵庫の中にあるもので何か作るね」
と叔母はうなずきます。時間があるとは言っても、無駄にしたいわけではないあなたは、叔母がさっと作ってくれた夕飯をガツガツと平らげます。
「美味しい?」
ダイニングテーブルで正面から、にっこりと尋ねてくる叔母に、あなたは、どこか照れくさくなりながらもうなずくと、
「よかった」
と叔母は、嬉しそうな声を出します。あなたは、つい、叔母のぽってりとした唇を見つめてしまいます。体に触らせてもらえるということは、キスはどうなのだろうか、とあなたは考えます。キスがもしも愛撫に準ずるものであれば許してもらえるかもしれません。しかし、もしもセックスに準ずるものであれば、無理でしょう。一体どちらなんだろうかとあなたが思いながら、ぼおっと眺めていると、
「どうしたの? 叔母さんの顔に何かついてる?」
と叔母が不思議そうな表情を作ります。
あなたは、そんなことないよと、慌てて彼女の疑念を振り払うと、再び、夕飯へと向かいます。
ご飯を食べ終えて、片付けを済ませ、少しゆっくりしていると、時刻は、7時近くになっています。
「一杯だけ飲んじゃおうかなあ」
叔母は、ワイングラスに透明な液体を入れてきます。当然にワインだろうと思ったら、
「日本酒なんだ。何でも飲んでいいって言われてるから、もらっちゃおう、純米大吟醸」
楽しそうに言います。
あなたは、叔母がワイングラスを傾けるのを見ます。白い喉が見えて、あなたは思わずそこに吸い付きたくなります。
「ああ、美味しい」
叔母は、うっとりとした目をします。そういう目をしていると、普段はどちらかと言うと、若々しくまるで少女のような趣のある彼女に、年相応の成熟した女の色香が漂います。あなたは、早くも股間が硬くなるのを覚えます。
叔母は、すいすいとグラスを傾けて、10分も経たないうちにグラスを空にしてしまいます。
「まだ、叔母さんの体に興味あるかな?」
叔母は、からかうような声音で言ってきます。
まだも何も、その問いはつい二、三時間前に問われたものです。
あなたは、大きくうなずきを返します。