主婦の秘めごと ~義父と家族風呂に入って~/24
夫ではない、しかも夫の父親の子種を体内に受けたあなたは、しかし、満たされた気持ちになります。そのような気持になってしまうことの背徳感を、あなたは十分に味わいます。このままずっとこうしていたい、義父に抱かれていたいと思ったあなたですが、
「さ、そろそろ、部屋にお帰り」
母親に戻らなければいけない時間がやってきます。義父は、あなたの体をゆっくりと横たえるようにすると、あなたのナカから肉棒を抜きます。そのときの喪失感に胸を痛くしたあなたは、よっぽど帰りたくありませんでしたが、そうも言っていられないことも分かっています。帰らなければいけないと認めた限りは、あなたは、そそくさとみづくろいをします。それでも、なお立ち去りがたい思いを抱いたあなたに、
「さ、お帰り」
と義父が、背中を押すような言葉をかけます。
あなたは、義父に軽く一礼してから、部屋を出て、子どもの元へと戻ります。子どもは、すやすやと寝息を立てています。その隣に身を横たえたあなたは、母親として相当に恥ずかしいことをしたという気持ちと共に、女としてはその本性に従ったのみであって、それほど恥ずかしいとも思っていないようです。むしろ、次の機会が欲しくてたまりません。明日、夫が来ることになっていますが、来なければいいのにとさえ思ってしまいます。そうすれば、また夜、義父に抱かれることができるのに……。そんな気持ちを抱きながら、あなたは眠りにつきます。
「ママー、起きてよ!」
あなたは、子どもの声で目を覚まします。
すっかりと朝日は昇っており、部屋の中は柔らかな光に満ちています。寝過ごしてしまったと思ったあなたは、子どもに対応した後に起き上がると、台所から包丁の音が聞こえます。
「おはよう、よく眠れたかい」
台所に行くと、義父が笑顔で迎えてくれます。どうやら、朝食を作ってくれているようです。そんなことはわたしがやりますからと恐縮したあなたですが、
「いつも作っているから大丈夫だよ。顔を洗っておいで」
そう言われて、起き抜けの顔をそのまま義父にさらしていることに気がつきます。
あなたは洗面台へと行きます。そうして、朝日のもとで義父を見たとき、改めて、義父に好感を抱いたことを認めます。昨夜、義父と交わったのは、決して雰囲気に流されてしてしまったわけではないということです。あなたは今まさに、自分の体が義父を欲しがっていることを悟ります。夫が来るのはきっと今日の夕方でしょう。それまでの間に、どうにかして、もう一度義父と交わることはできないでしょうか。あなたは、鏡を見ながら、そんな淫らなことを考えるのでした。
(了)