猫虎屋 2022/12/01 04:55

【全体公開】聖女の贖罪

聖女の贖罪(1)

「うちの学校の保健委員は誰でもやらせてくれる」
そんな噂がまことしやかに囁かれていた。

ルウシェ・エルレンシアは保健委員であり保健教員でもある。様々な経歴と年齢層の集うこの学校では、生徒が教員を兼任することも少なくない。そのなかで保健の授業を担当しているのが、贖罪の聖女とも呼ばれるこのルウシェだった。

彼女は"贖罪"と称して性欲の抑えられなくなった生徒の性処理をしてくれるらしい。
一方で"裏番長"とも呼ばれ、名だたる不良たちにも恐れられている。
後者の噂があるため、なかなか面と向かって彼女に"お願い"をする生徒はいなかった。

だがその噂を確かめてみようと、5人組の男子グループが保健室に押しかけてきた。徒党を組まないと何もできない男子たちだが、つるんで行動するとたちまち気が大きくなる。あわよくばやらせてもらおうという魂胆だった。


「はい、いいですよ。ですが……」
果たして噂は真実であった。そうと分かれば我先にとルウシェに襲いかかる。
「あ!お待ちになってください…!まずはお一人お一人の罪を聞いてから……」
抵抗の言葉はかき消される。
ルウシェにとってあくまでもこれは贖罪の儀式であり、きちんとした手順と説明を踏んで行うものだった。
さらにはルウシェの方にも、贖罪ができる日とできない日がある。月のものが来ているときや、着床の可能性が高いときはできない日だ。今は後者の期間だった。
安全な期間になってから改めて儀式を遂行する。それが常だった。

だが彼らはお構いなしにルウシェに襲いかかる。
ベッドに押し倒し、服を脱がせ、ブラを剥ぎ取り、タイツを下ろした。
「ひゃあっ…!」
大事な部分が露わになると、わあっと男子たちの熱量があがる。

こうなったらもう覚悟を決めるしか無かった。
一人ひとりを贖罪していくしかない。
ルウシェはリーダー格の男の上に跨がらせられる。
保健室にあったローションを使ったようで、まともな前戯なしでもなんとか入ってしまう。
騎乗位の体位となり、空いた両手と口でも残りの男たちに奉仕していく。

だが次の瞬間衝撃がはしった。
後ろの穴がめりめりと拡げれていき、そこに剛直が突き込まれたのだ。
「んんんーーーっッ!」
それまで、4人を同時に相手してもどこか余裕があったルウシェも、さすがの衝撃に声のならない悲鳴を上げる。儀式で経験豊富なルウシェも、そっちの穴は未開発だった。ローションをたっぷり塗り込まれたせいで、一突きでぬるりと奥まで入ってしまう。


2つの穴を同時にえぐられて、逃げようにも前にも後ろにも逃げられない。
薄い皮一枚隔てて2本が出入りされると、もう何も考えられないほど胸が切なくなる。これは快感なのか、苦痛なのかよくわからない。背中を仰け反らせてその未知の感覚を味わっていた。

お尻が弱いことが知られると、みんな積極的にそっちの穴も使おうとした。直腸の奥から結腸に逆流する勢いでたっぷりと精が注がれる。
もちろん前の穴も、あわよくば自らの子を孕ませようと企む男子たちによって遠慮なく射精されていく。

だが四方からもみくちゃにされながらも、ルウシェは手と口を使うのをやめなかった。できれば中で出したい男子たちも、手や口でいかされてしまい、無駄打ちになってしまうことも多かった。


男子たちは、一回、二回と射精すると段々性欲が低下していき、三回目にはもうすっかり毒気を抜かれてそれ以上勃つことがなかった。
全員を抜ききると、ルウシェは白濁にまみれながらも感謝の言葉を述べる。
「罪を…ありがとうございます。」

ルウシェの身体を通して回収された罪は、契約しているアルマに託される。この罪こそがアラストルの力の源だった。
そしてこの罪の回収は一時的なものではなかった。
ルウシェに贖罪された者は、罪をアラストルに永続的に注ぎだすことになる。

満足気に立ち去っていった5人の男子がその事実に気づくのは、もう少し先のことであった。

聖女の贖罪(2)

色欲の罪を注ぎだした男子たち。
ルウシェにとって誤算だったのは、それが増えすぎたことだった。
自らの女性としての魅力に気付いておらず、噂が噂を呼び、ただやらせてくれるというだけで男子たちが集まってきた。
この俗世、罪人はあまりにも多い。

契約によって全ての性欲をアラストルに捧げるが、それはルウシェを通してでなければ行うことができない。すなわちルウシェに射精管理されることに等しかった。だがルウシェの身体の都合で、毎日それができるわけではない。
そのため、制限期間が解けると、股間をパンパンに膨らませた男子たちが目をぎらつかせながら保健室へと集まってくる。
「ま…待ってください。お一人ずつ、順番に…」
だが男子たちは我先にと襲いかかっていく。決して乱暴なことはしない。ただ皆ルウシェに抜いてもらいたい者ばかりだからだ。


そばで待ちきれない男たちが胸を触ったり、手を使ってしごいてもらったりする。早まって手コキをお願いしたものは、中に挿入する前に射精してしまう場合も少なくない。
しかしやはり一番気持ちいいのは、ルウシェの腟内に出すことだった。
ルウシェの胎内に罪を注ぎだす瞬間は、最高の至福だった。魂そのものが抜けていくような天上の快楽で、そのまま失神してしまうものもいる。
小さくて狭いその穴が、男たちの暴れるそれをずっぽりと咥えて慰める。そしてその一番奥で欲情を受け止める。
「ふぁ…っん!はぁ……ああ…っ!」
射精される瞬間、ソウルがルウシェの全身を駆け巡り、彼女自身も絶頂を迎える。共に絶頂を迎える一体感が、双方に最高の満足感をもたらしてくれた。

だがルウシェは一人に対し、男子たちはたくさんいる。その一人ひとりの射精を受け止めるたび、ルウシェは喉を震わせて快楽の頂点を迎え、休まることがなかった。

「あり……がとう……ございました」
もう何人相手したかわからない。だが慈しみを忘れず、ルウシェは奉仕しつづけた。最後の一人が絶頂を迎えた時、全身どろどろのくたくたになりながらも、聖母のような笑みを浮かべて、静かに微笑んだ。

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