猫虎屋 2022/12/01 05:30

【全体公開】マジックミラーエステ

シェアハウスのデート、もとい、水着選びに付き合ってもらった帰りに、キュアは不思議な車に遭遇した。移動式のエステだという。

「素敵な彼氏を連れたお嬢さん、どうだい。今なら美容エステの無料体験実施中だよ。」
「か…彼氏って…。そういうわけじゃ、なくて……その」
「どうしたんだい。かわいい彼女さん。体験していくかい?」
「は、はい~~お願いします!」
照れ隠しに車に飛び乗ったキュアは、流れでエステの施術を受けることになった。

「こ…これって!」
「みなさんやってますからねー」
ただのエステだと聞いていたが、エステ師の触り方がどんどん厭らしくなっていく。胸を激しく揉みしだいて、水着も外されてしまった。ぬるぬるのローションが身体を火照らせる。

「ここにリンパが集中してるんですよー」
「そこは・・だめ…ッ!」
遂に触れさせてはならぬ領域にまで侵入してきて、キュアは困惑する。ローションで濡れた指が割れ目をなぞるようにして、刺激した。
そして、カーテンがぱあっと開かれた。

「やだ!見えちゃう…っ!」
窓ガラスから外の風景が丸見えだった。そして窓の外には…
「マジックミラーになってますから、向こうからこちらは見えませんよ。」
「で、でも……」
「でも、防音には鳴ってないので声は外に漏れちゃうかもしれませんね。」
「……っ!!」

口をつぐんだ瞬間、熱いものが身体の中に入ってきた。
「やあ……あっ…!」
その衝撃に、声を漏らしかけるが、ぐっと口を塞ぐ。エステによってすっかりほぐされていた身体は、奥までぬるりと飲み込んでしまった。
あの人ともまだしてないのに、そんな大切なことを許してしまうなんて。キュアはショックで身震いする。
だがまるで触手のようにまとわりつき、身体をこねくり回すエステ師の指使いに、次第に嬌声を抑えきれなくなっていった。

「だめ……あっ……!」
「とびきりのローションを出しますよ…!」
「そ、それだけは……っ!」
キュアの拒絶の声も虚しく、熱いものが流れ込んでくるのを感じる。身体を許してしまうだけにとどまらず、それは取り返しの付かないものなりかねない。
「あ……ああ……あ…」
その背徳感に身体がびくびくと絶頂を迎え、ぐったりとキュアは倒れ込んだ。

「ごめんね、ちょっと時間かかっちゃった。」
ばれていませんように!
そう祈りながら、キュアは車の外で合流した。

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