猫虎屋 2022/12/01 05:28

【全体公開】校則違反の奉仕活動

「これは一体どういうことだね、シズク君」
「そ…それは…」
茶熊学園の学長室に呼び出されたシズクは、困った顔をしていた。
「学園内で酒を飲むなど前代未聞だよ。君は模範学生だと思っていたが、とんだ勘違いだったようだな。」
「ち、違うのです。それは薬のようなものと言えば良いでしょうか…」
「酒が薬などという話があるか!」

シズクは鬼によって〈酩酊素面反転の呪い〉をかけられている。アルコールが切れると逆に酩酊状態に陥るため、定期的にアルコールを接種する必要がある。
前の学長の時は理解をしてもらっていたのだが、新しい学長に代わってからは、そういった融通も効かなくなっていた。

シズクは諦めずに呪いについて丁寧に説明していくと、学長はわかったようなわかっていないような、微妙な顔をしていた。
「まあ良かろう。そういった生徒をきちんと矯正していくのもまた学園の役割だ。無償の奉仕活動によって償えばよい。君には一週間、性処理当番をやってもらう。」
「せ…性しょ…り…」
聞いたことがある。一人の女子生徒が男子生徒たちの性的欲求を満たすためにその身体を提供するというものだ。新しい学長になってから、そういうことが何度か行われたと聞いていた。まさかそれが自分に回ってくるとは。

「一週間、この奉仕活動をこなすことができれば、君の特例も認めてあげよう。どうかね。」
「む……無理です…そんなことは……。でも…」
シズクは悩む。特例を認めてもらえるならありがたいが、そのための代償が大きすぎる。この身体は先祖代々、鬼狩りの一族として繋がれてきた血族の末裔であり、安易に違う血を混ぜるわけにはいかない。ましてや、誰ともわからない男たちを複数相手しなくてはならないなんて…
「私はこの学園が…好きですから…」
シズクはうつむいて頭を垂れた。



「んむ…っ!ん…!」

ともかくあまり目立たないようにして、最少の人数で…というシズクの目論見は外れ、一日目から大勢の男子生徒が押し寄せてきた。
一人ずつ相手をしていたのでは到底処理しきれない人数であり、同時に何人も奉仕をせざるをえない。
できれば本番はなしで、口と手だけで満足させるつもりだったが、その心積もりは淡く消え去った。
なかには手だけで射精を迎えてくれるものもいるが、大半は挿入を希望しており、常に順番待ち状態であった。
どんなに身体を穢されたとしても、受精さえ防ぐことができればなんとかなるだろう。そう思っていたが、みな容赦なく膣内射精をしてくる。
(な・・なかだけは……!)
声を出して哀願しようにも、口には大きな一物を咥えさせられており、声を出すことができなかった。そうしているうちに中に入っているものがびゅくびゅくと脈打ち、白濁とした遺伝子が体内に染み込むように放出される。
その熱さに思わず背筋が身震いするほどだった。

「ほら、手が止まってるよ。シズクさん。」
二刀流の刀使いとしては、両手で竿を操るのもできないことはない技だったが、ともかく意識を集中させるのが難しい。下から突かれる衝撃が思考を鈍らせ、どんどん酔いが回ってくる。

そうだ、正気を持ち続ける必要はない。むしろ酩酊状態のほうがこの状況を乗り切りやすいかもしれない。シズクはそれに気がつくと、アルコールが切れるのを待った。
「あんららち、かくごはできてるれしょうね」
酩酊状態になり、不敵に笑ったシズクは、目の前の刀を次々と抜き放っていく無双の立ち回りを見せたという。

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