滑空モグラ 2016/12/25 11:20

「超乳」とはなんぞや

この記事は、概ね1年前に元名義のブログにて公開していた記事でございます。

この記事、Twitterのフォロワーさんにそそのかされて書いて(&描いて)しまった記事なんですが、結果として管理人が大々的に超乳絵を描いたり、延いては超乳漫画をダウンロード販売するような事に繋がった訳でありまして、まぁ、結果オーライなのかなあ、と……(笑)。



世の中、何がどうなるのかなんて全く分からんという例のひとつでありましょう。




さて、そういった感じで、それなりに長い記事なので、以下、追記にて。



当ブログ公開版という事で、諸々加筆修正もしております。















さて、「超乳」について書くと言っても、一体何から書けば良いのでしょうかね。



こういった感じで改まって「超乳」について書くとなると、何を書いたものやら……。



どこからが超乳か? そしてその上限は?



超乳」というのは、端的に言えば「物凄く大きなおっぱい」の事であります。大きなおっぱいを表す語と致しましては、「巨乳」や「爆乳」という語があるのですが、「超乳」は「爆乳」よりも大きいおっぱいを指します。



いや、そもそも「」という語を易々と使うのはいかがなものかと管理人は思うんですよ。というのも、「」という語で管理人がイメージするのは「巨大怪獣」である訳ですから、あれくらいのサイズじゃないと「」という語を用いてはいかんのではないかとか、そんな気がしちゃうんですよね(笑)。いや、そこに来ると「巨漢」とかは怪獣のような体格をしていないといかんのかという話になってきますが……ッ!



」の上が「」なのもよく考えてみたらおかしいですし、その次に何故「」が来るのかという事になるともはや訳が分からないですよね。まぁ、兎に角色々と超越している事は伝わってきます。



で、その大きさは一体どのサイズからがあてはまるのか。




どこからが超乳なのか」という問題は我々超乳好きの間でも割と意見の分かれる話でありまして、人によっては「頭より大きかったら超乳だ」とか、「Jカップ以上が超乳だ」とか、「地面に着かなければ超乳とは言えない」とかまちまちだったりする訳であります。



まぁ、一般的には下の絵くらいの大きさからが「超乳」に分類されるのではなかろうかと思いますかね。








要は、「ヘソ超え」です。これくらい大きなサイズのおっぱいは、現実世界には殆ど存在しない訳でありますので、名実共に「超乳」を名乗るのに相応しいサイズであると思います。



しかしながらそうなると「爆乳以上超乳未満」という、「現実には滅多に無いけどありえない訳ではない」サイズが生まれてしまう訳であります。「ヘソ越え」基準だと、爆乳と超乳の間に隔たりが出来てしまうんですよね。いやまぁ、隔たりが出来てしまうからこその超乳だとは思うのですが、では爆乳以上超乳未満のおっぱいはどう呼べば良いのかという不便さが生まれてしまう訳であります。人によっては「大爆乳」等と呼称していたりするのですが、どうもしっくり来ないというのが実情ではないでしょうか。



近年、pixiv等の一部界隈では「Kカップ以上」と「K点」をかけた「K点越えおっぱい」なんて語が作られまして、近ごろは広く普及してきた感もあります。おっぱい絵師でもある漫画家・イラストレーターの間垣亮太氏が提唱したそうなのですが、いやぁ、これは良い言葉っすなぁ。



K点越えおっぱい」という語は二次元にも三次元にも適応可能なので、グラビアアイドルやAV女優なんかにもバンバン適応して欲しかったりするのですが、しかしその界隈では「超乳」が用いられ続けているという現実もあり。ヘソ越え基準で言うとそれらは超乳では無いんだがなぁ、という、なんとなくモヤモヤした気分にならなくも無いですかね。
ほら、「超乳」でAVが引っ掛かった時に「おッ!」 となって覗いてみて、「Hカップ超乳!」とか「Gカップ超乳!」とかだったりすると、がっかりするじゃないっすか。百歩譲って「ヘソ越え」はまぁ二次元の超乳基準として、三次元ではせめてJカップ以上を「超乳」と呼んで欲しいところであります……。




さて、下限はヘソ越え。では、超乳の上限は?



これもまた我々超乳好きの間では色々と意見の分かれるところではあるのですが、まぁ、基本的に上限は無いです。



直立した状態でおっぱいが地面に着こうが、部屋を埋め尽くすサイズになろうが、小山サイズになろうが、大陸サイズになろうが、惑星サイズになろうが、恒星サイズになろうが、全部超乳です。



しかしながら、そこまでデカくなるといくら超乳好きでも無理、という人も出てくる訳ですが。因みに、管理人が無条件に大丈夫というサイズは、小山級~島級くらいまでですかね。いや、キャラの性格やシチュエーションによってはそれ以上も全然アリですが。








超乳好きの間では、直立状態で地面に着くサイズを「接地超乳」と呼んだり「超々乳」と呼んだりもします。



これは超乳の下限の呼称問題とは違い、割とすんなり受け入れられているように思います。まぁ、ここまでのサイズになると超乳好きしか愛好せず、意思の統一化も図りやすいからなんでしょうけれども。



その昔は「超々々々々々々乳」みたいな感じで、サイズに合わせて「」を足して行ったりしたという頃もあった訳でありますが(笑)。しかしそう考えると、この10年くらいで超乳界隈も随分と様変わりしたもんでありますなぁ・・・。










「奇乳」呼びは言語道断である!



ところで、非超乳好きの人からは時折超乳の事を「奇乳」と呼ばれたりする事もあります。単なる言い間違いでは無く、そこには「人体の構造から大きくかけ離れた異常なおっぱい」という事で蔑称としての意を込められたりもしている訳で、我々としてはいかんともし難い思いをしていたりする訳であります。まぁ、割と異常だという事は否定できませんけれども……(笑)。



しかし実のところ「奇乳」というのは医学用語で、「新生児の乳房から分泌される体液」の事を指しますので、「超乳」の蔑称としての「奇乳」と言うのはどうなんだろうなぁと思わざるを得なかったりもします。



同様に、「超乳」の意として「魔乳」や「鬼乳」という語が誤用される事もある訳ですが、「魔乳」も「鬼乳」も「奇乳」と同様の医学用語でありますので、あまり使われてしまうのはどうかと思う訳でありますよ。



何? アニメ化もされたおっぱい時代劇漫画 『魔乳秘剣帖』はどうなるんだって? いや、アレは「魔乳」と「柳生一族」をかけた駄洒落でもあるから良いのだ




また、「巨大娘」のおっぱいが「超乳」と呼ばれてしまうという勘違いもあったり無かったりする訳です。



巨大娘の体格が爆乳までだったら、別にそれは超乳では無いんですよね。要はおっぱいの大きさ単体で見るのでは無く、身体全体のうちのおっぱいが占める割合というのがポイントとなってくるというお話でございますよ。



巨大娘のおっぱいに埋もれたいとか、そういうフェチも存在している訳ではありますが、しかしアレは超乳とはまた別のフェチでありますので、超乳フェチはデカければ何でも良いという訳では無いのでありますよ。いや、デカければ良いのではありますが、そういう意味では無いのです。ややこしい……。


超乳に対する風当たり




しかしながら、大きなおっぱいに興奮するというのは、男としては至極当然であると言えると思うのですが、それを突き詰めていった結果として超乳に行きついてしまったのが我々のような人達でありまして、結果として現実との乖離が凄まじい事になってしまっているんですよねぇ。結局超乳は、それに興奮するのが少数派のマイナーな属性になってしまっているという事が出来るのではないでしょうか。まぁ、そういうのは重々承知ではあるんですけどね。



ただ、結構このジャンルに対する風当りは厳しいものがあり、割と侮蔑の目で見られていたりするような印象があるんですよね。それが先述の「奇乳」と呼ばれてしまう所以であったりもして・・・。



管理人は別に現実世界にて周囲に「俺は超乳好きだ!」と言っていたりする訳では無いのですが、大学の頃に友人らとの会話でふとしたきっかけで超乳関連の話題になった事が1回だけあった訳でありますよ。



その時の会話の流れが、



でも、いくら大きくても奇乳は無いよな



そうだよな~



という感じであり、会話に参加していた管理人はその時引きつった笑いをしたような気がします。



割とそれが管理人の中ではトラウマとなっていたりしまして、巨大娘とかふたなりとかの話題はバンバンした気がするのですが(それはそれでどうだったんだ。)、超乳についての話を友人らとした事はついぞ無かった訳であります。



まぁ、結局この記事を元名義のブログで書いちゃった事でバレちゃったんすけどね(笑)。
結構無反応だったりでまあ、 何よりでした。




しかしながらそうは言っても超乳に対する風当りもここ最近は若干改善されてきているような気もするんですよね。18禁漫画界隈では、爆乳以上超乳未満のK点越えおっぱいの比重も大きくなってきた訳ですし(これには、キャラクターが幼く見えてしまう事に対するカウンターという、近年厳しくなってきた児ポ法方面への対策の一種であるという向きもあるそうなのですが。)、超乳を題材とした漫画を描く作家も少なからず増えてきている傾向にあると思います。その昔は年に1回あるかないかくらいの頻度だった訳ですが、ここ1、2年くらいは結構な頻度でヘソ越え級の超乳漫画が商業誌で出るようになってきてると思います。最近だと、ぺどっち先生の『乳牛少女かおり』とか、空想先生の諸作品とか……!



でも、超乳漫画ってかなり描くの難しいんですよね……。コマ内におっぱいが収まらなかったり、相対的にキャラの顔が小さくなって表情を描き込むのが難しくなってしまったり……。超乳自体も描くのが難しい訳ですので、色々苦労されているのだなぁというのが伝わってきます。と、いうか、管理人も『ゆうきちゃんのとある1日』を描いてて、エラい苦労しました……。



そういったジャンル的・作画的困難を乗り越えて超乳作品が出てきている訳でありますので、それなりには風当りも緩和されてきているんだろうなぁとは感じますが、実のところはどうなんでしょうか。



これもまた10年くらい前の話になるのですが、10年前の超乳作品の商業展開って、その多くは鬼畜系の人体改造モノであったり凌○モノだったりしたんですよね。アイルの人体改造ゲーとか(笑)。そういったジャンルに付随するような感じで、超乳キャラが差し込まれておった訳です。



逆に言えば、それら諸々の属性と抱き合わせでなければ売れなかったという話もある訳ですので、翻って現在、普通に超乳単体のモノが増えてきているというのは、やはり超乳単体でもそこそこ売れている、つまり受け入れが進んで行っているという事の証左なのではないかと管理人は思う訳でありまして、喜ばしく思っていたりもする訳です。


超乳作品でも純愛系が読みたいッ!




そもそも超乳って、凌○等とはあんまり相性が良くないんじゃないかなぁと思うんですよね。いや、ここまで来るともう好みの問題なのかも知れませんけど(笑)。



ネットの書き込みなんかを見ると、普通に超乳娘といちゃいちゃしたいという、そういう超乳好きは結構多いと思うんですよ。ノイジーマイノリティーなだけの可能性も否定は出来ませんが、しかしそういう声が様々な場所で上げられているというのもまた事実な訳です。



自分のおっぱいの重さで動けなくなっている」というシチュエーションが好き! という人も少なくない(というか管理人も大好物な)のですが、コレは下手をすれば凌○モノと背中合わせになりそうなシチュエーションではあるんですけれども、普通に一緒に生活したいとか、養いたいとか、埋もれたいとか、おっぱいの上で暮らしたいとか、そういう需要はそれなりにあると思う訳ですよ。最近は凌○モノや改造モノ一辺倒では無く超乳純愛モノも若干増えてきている訳でありますので、是非ともこの調子で増えていって欲しいところでありますね。『ゆうきちゃんのとある1日』を描いたのも、「あまり誰も描かないんだったら、俺が描くしか無ぇ!」と思って描いたというのが多分にある訳ですし。




純愛超乳もの、流行れ!
或いは、「超乳の居る日常」的なのでもいいぞ!











超乳の道は長く険しく、奥が深い



現実的に考えれば(超乳が既に現実的では無いという話は置いといて)、超乳って物凄く重い筈なんですよ。Zカップだと両乳合わせて大体20kgくらいという事が体積から算出出来るのですが、これがバスト300cmとかになると、330kgを軽々と超えていく事になる訳です。



そんな重いモノを人間が胸にぶら下げる事が出来る筈が無いんですよ、当然の事ながら(笑)。しかも、そんな大きなサイズだと、クーパー靭帯が切れたり乳腺が脂肪を支えきれなくなって型崩れが起きてしまう。山サイズとかに到ってはおっぱい自体が自重で崩れる事になりますし(笑)。



でもそこは、二次元特有という事で、重力無視を行う訳ですよ。ありとあらゆる意味で、超乳というのは「超越」した存在でなければならないんですよね。超乳に物理法則を適応してはいかんのです!



しかし、重力は無視しつつも、しかしおっぱいの重さを感じさせるような存在感のある絵を描かないとただの風船に見えてしまうので、そのあたりの匙加減も重要となってくるんですよね。エロい超乳を描く道は長く険しいのです・・・。








超乳と相性の良いジャンルとしては、「膨乳」や「搾乳」があります。



小さいおっぱいが超乳級にまで膨らんでいったり超乳が更に膨らむというシチュエーションは、もうそれだけで色々と込み上げてくるものがあります。急激に大きくなるというのも良いのですが、じっくり超乳へと成長していくのも良い・・・。



そして、超乳サイズまでおっぱいが大きくなったら、妊娠していなくとも当たり前のように母乳が分泌されるというのも、超乳界隈のよく分からない常識となっております。超乳おっぱいは、時としておっぱい自体の体積以上の母乳を出したりする訳でありまして、冷静に考えるともう訳が分からなくなってきます(笑)。超乳おっぱいの乳腺は、異次元とでも繋がってっているのかな?



・・・改めてこうやって文章にしてみると、なかなかにバカな構図だよなぁ。そんなのに興奮するというのは、我ながらどうなんだと思ったり思わなかったり・・・。






おわりに



まぁ、結局のところはアレっすよ。ハタから見るとおバカでアホな事であり、理解し難い事でも、それを愉しんでいる人も居るという、そういう話な訳ですよ。特殊性癖って、どれもこれも多かれ少なかれそんな感じのものな訳です。業の深さではどれもこれも変わりません(笑)。



そして、我々も、超乳に興味が無いとか受け付けないとかいう人が大多数であるという事は重々承知の上です。だからひっそり愉しむのは許してくれと、そういう事を言いたいんですよね。



別に超乳好きだからと言って現実世界の女性を胸で判断しているとか、そういう事では全く無い訳ですしね。

まあ、なんですか。
節度を持って愉しく超乳を愛でていきたいものでありますね !










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