ダンジョン飯 8話 の感想
ダンジョン飯 Blu-ray BOX 1《通常版》 Blu-ray
【原作】九井諒子(「ダンジョン飯」/KADOKAWA刊)
【監督】宮島善博
【シリーズ構成】うえのきみこ
【キャラクターデザイン】竹田直樹
【モンスターデザイン】金子雄人
【料理デザイン】もみじ真魚
【音響監督】吉田光平
【アニメーション制作】TRIGGER
【発売日】2024/4/24
【出演 】熊谷健太郎, 千本木彩花, 泊 明日菜, 中 博史
ダンジョン飯
マルシル愛でる30分
……やはり可愛いな!
光るもの、埋もれるもの
マルシルとファリンの出会いと友情。
お互いが孤独で、足りなかったものを知り合い、補い合う関係性が素敵です。
実情よりも本しか見ない頭でっかち、他人が苦手で学問苦手なままになった、優秀な魔法使いには届かなかったのではないかな。
最初のパーティ全滅・半壊時に、マルシルが「ファリンの為なら何でもする!」と言ったんも納得です。
尊敬する一番の友人ですものね。
ファリン可愛い
前半丸々早見沙織さんタイムでした。
耳が幸せ!
何度聴いても早見沙織さんの声は美しいな。いい匂いもする。
絶対健康に良い。
純粋無垢な天然少女というのも魅力ですが、人が苦手で規範に合わせるのが苦手、自然やモンスターに興味津々知識が深いというのは、ライオスによく似てるのですよね。
何であんなに気持ち悪くないんだろう……
まぁ、目と声ですね(笑
知りたい!好きだ! までは有っても、
食いたい! は言われてみればレベルでしょうし。(笑
マルシルは可愛い(n回目)
飛び起きて慌てて泣いて安心して、幸せな過去を思い出して。
上品に謙遜して自信溢れて、軽蔑して困って慌てて恐怖して、未熟を知って反省して尊敬して。
自慢して、体を洗って失敗して、戦って傷ついて、大丈夫と強がって、レバー食べてレバー食べてレバー食べて飽きて怒って(笑
TRIGGERらしい爽快で目に楽しく、動きまくるアニメ!
いやーマルシル可愛い30分でした。
過去を見るに随分と甘えてさらけ出してるので、ファリン以外でも、ライオスチルチャック、今はセンシにも心開いて信頼してるんだなぁ。
ああそうか、信頼し過ぎちゃうからこそ、なのですね。
ライオスは頼れるリーダー
前回はライオスのダメなところフルコースでしたが(笑、今回はいかに戦闘リーダーとして優れているか、丁寧に描かれました。
大事な仲間の危機でも状況分析は欠かさず、無理はしないが必要なら無茶をする。
状況を理解し、最善を見つけ出す。
感情的な反応に一喜一憂せず、改善を喜ぶ。
「無理をせずに待つ」を選べる程度に楽観的。
戦闘面でも十分以上に有能ですし、マイナス面のモンスター好きはセンシが、感情を考慮出来ない面はチルチャックとマルシル、本来ならファリンが支えてくれるので、良いパーティですよ。
恥ずかしながら、マルシルが吹き飛ばされてライオスがキャッチしたシーン、マルシルのおっぱいを凝視してしまったのですが(笑
他者をそういう視点で見ないところも、リーダーに相応しい美点ですよ。
物語前に脱退しちゃったパーティクラッシャー子ちゃんはこれが嫌だったのかもしれませんが(笑
チルチャクパパとセンシおじさん
今回チルチャックがずっとパパというか若い女性を扱う先輩おじさんで、萌えました。
特に体拭きの前後とか、可愛い姪っ子を扱うおじさんにしか見えませんでした。
「若い娘なんだからさぁ」「もっと自分を大事にしろよ」とか絶対心の中で呟いてますよ!
キュート!
センシはいつもの通りのセンシで、こっちも愛らしいなぁ。
ダンジョンは魔力で操られていると言われて無視するジト目や、魔力草を食材として使い切ったのを怒られての「最善だったと思っている」あたりの反省の無さーーー!
魔力草の味と栄養素に興味が出ていました。
ただ以前だったら聞く耳持たなかったでしょうから、聴いて仲間として応えているのは、絆が深まった証なのですよね。
ほっこり。
この世界のかたち
精霊と魔力とダンジョン。
この世界の形の解像度を上げてくれるお話でした。
魔力がエネルギー、精霊が生きる力、それらが溢れた場所がダンジョン、で良いのかな。
中でも世界最高レベルで魔力と精霊の力で生成・発展されているのが、このダンジョンと。
話は逸れますが、今作のようなダンジョンを支配・生成・改造を行える存在としての「ダンジョンマスター 」ってどのように形作られたノカ、最近気になっています。
最初はもちろんD&Dのゲームの進行役ゲームマスター≒ダンジョンマスターからでしょう。
次に有名なダンジョンマスター 、Wizシリーズのワードナの存在や能力が有って。
昨今のweb小説・Steam/モバイルゲームの乱立・相互影響による急激進化なように感じます。
クラスや契約として「ダンジョンマスター」となるのは、どの作品が最初なのかな。
ナマリ登場!
そしてラスト、ナマリ登場。
彼女も本当にあい味わい深い、いいキャラなのですよね。
プロらしさとマルシルとの女友達関係、次回が楽しみです。
今週のモンスターカード
ちょうど良いのがなかったので、既出ですがスライムをば。
原作ネタバレ感想
やっとOPにオーク妹がいるのに気づきました(笑
ピンクなぐらいに白い肌に、灰色の髪。
……ちょっと人間らし過ぎでは?
いやマルシルも似たようなものだから大丈夫ですけど(笑
ふと数えて見ると、迷宮の主人になったのは戦略的な理由でなるしかなかったライオス以外、全員エルフなのですよね。
特に人間が大好きなエルフ。
やはりエルフは諸悪の根源!(笑
ファリンと出会ってからマルシルの肉体外見的成長が見えなくて、
またマルシルがどれだけファリンが大好きで、ライオスやチルチャック、センシたちを信頼して甘えているか。
物語終盤のマルシルの苦しみと願いの強さがいかほどであったか、そりゃ迷宮の主になるよなぁ、と思えるのです。
単行本で十分にナマリを好きでしたが、『九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー』で彼女の性衝動を知り、とても愛らしくなりました。
下ネタの共有は絆を深めると言いますが、キャラに血が通いますね(笑
『九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー』
おすすめです!
九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー
【著者】九井諒子