ぶるがり屋 2024/05/06 04:01

光る君へ 16話 の感想

光る君へ 16話
「華の影」の感想です。


見逃し配信 光る君へ NHKプラス

【キャスト】吉高由里子、柄本佑、黒木華、井浦新、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗、段田安則
【作】大石静(脚本家)
(C)NHK

光る君へ

 再会、分かたれて。
まだ4ヶ月目なのに、ずっとおい続けた気持ちで泣きそうです。
ああ、ここまで来たんだなぁ。
変わってしまったんだなぁ。

想いを文字に

 大事な人と一緒にいる孤独。
さわさんの気持ちが、勝手でないとは言えないけれど、柔らかい心がむき出しで、痛々しくて。
誰だって一番大好きな人に自分を一番に思って欲しい。
旅途中での約束は、その願いそのものだったのですよね。

 まひろが自分よりも道綱母との語らいを、道綱が自分よりまひろを選んだ。
片方だけならまだ信じられた、我慢できたかもしれない。
でももう。

 去るさわさんを追いかけないのまひろをもどかしく感じましたが、
ああ、追いかけないのが、そして届かなくても何度も文を書いて送るのが、まひろという人間なのか。
悲しみも喜びも、文に書くのがまひろなんだ。

香炉峰の雪

 『響け!ユーフォニアム』とコラボ!
今回も平安時代クラスタが大盛り上がりでした(笑

 一条天皇と定子の麗しさ。
中関白家の隆盛。
知的美しさの中での桔梗=清少納言の面目躍如。

 美しく眩く、儚い。
一時代の頂点を見た気がしました。

藤原道綱くんは憎めない

 妾の苦労を誰より知ってるくせに、夜○い失敗するわ言い訳下手だわ、母の日記も歌も知らないわ、
前回最低だった道綱くん。
今回も無遠慮さが爆発しましたが、さわさんにも悪いことをした反省も感じて、やっぱり悪い子ではないなぁ。

 「まひろ」に反応した道長の瞳の方が怖くて、ちょっと可哀想なぐらいでした(笑

藤原道兼の選択

 道兼、生き方を決めたか、そうか、その道か……
嫉妬でなく、逃げ道でもなく、愛を得るための罪でなく。
切なくて辛いけど、格好良いよ。

 付いて来ちゃう道長はらしいけど、やっぱりお兄ちゃん困っちゃうよね(笑

悲田院にて

 ああ……失われていく。
疫病でさわさんが死なないか心配して居たのですが、たねちゃんの両親、そしてたねちゃんが……
貧しい人々、貴族でないもの、下々。
そんな普通の人々が無為に死に、塵のように消えていく。

 まひろの悲痛が、それでも絶望に足を止めない生き方が、例え無為だとしても、美しく気高いですよ。
まだ生まれた意味は遠いかもしれないけれど、まひろの今の姿には同じだけの価値が有ると、思わずにいられません。

再会は言葉交わすこともなく

 会うの!? 会わないの!!??
ちょっとコントみたいでドキドキハラハラしながらも笑ってしまいましたが、
人生を全て捧げるよな、再会でした。

 「生まれてきた意味は見つかったのか。逝くな、戻ってこい」
平安の時代を精一杯生きる2人、まひろと三郎のこの物語。
つまづいて苦しんでそれでもと進んで、再会した2人だからこそ、何物にもとらわれず愛し合えるように思えます。

 これから先の未来で、2人で内裏を席巻する道へ進むのか……
宮中の心をつかむ同人誌作るぞ!(笑

いつも思うけど報われて!

 乙丸、君の苦しみと頑張りと優しさが最大の癒しだよ!
姫様の横で居られて報われてるとは思うけどもっと報われて!

 2人の関係を推察した上で、公の為に意見する為時パパ。
政略の腕はないけど、大人で、まっとうな政治家ですよ。

一番の愛の

 いつもとちょっとだけ違う道長に、心中の想いを知る倫子様。
ああ、やっぱり聡いなぁ。
愛している人の心も、その思いが自分に向いていないことも、分かってしまいますよね。
まひろが妾になっても源家で働いてても、気づかれましたね。

 多分この先でも気づかれてしまうとは思います。
けれど倫子様とまひろなら、それでもいつかは友情が紡がれると信じてしまいます。

さわさん!

 次回、さわさんと復縁できそうで本当に安心しました。
決して挫けないと分かっていても、癒されて、笑って欲しいですよ。

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