ぶるがり屋 2015/03/20 23:59

【ジャンプ感想】僕のヒーローアカデミア No.34

僕のヒーローアカデミア

 勝者と敗者


僕のヒーローアカデミア 3 (ジャンプコミックス)

堀越 耕平
集英社
2015-04-03

 たった1ページの回想、なんて事ない普通の会話。
それなのに、真っ直ぐにヒーローを目指す心操くんの心は、どれだけ痛かったんだろう。
でも敗北してもなお贈られる賞賛と拍手。
一番遠くの観客たちと、一番近くの級友たちに認められて。
心操くん、良かったね。
これで相澤先生にヒーロー課に転課する事になったら最高ですよ。
「君はヒーローになれる!」
…普通科の仲間、障害競走で足にされたりしたのに良い奴ばっかりだなぁ(笑
彼らの殆どもきっとヒーロー志望で、心操くんは彼らのヒーローなのでしょう。

 何度も操られるデク。
この真摯さ、自分に絶対的な公平さを求める精神性が、デクの良い所であり、弱点だなぁ。
とても愛らしい、弱点です。
反対に捻くれてるな心操くん(笑
交わす言葉は少ないものでしたが、お互いの真っ直ぐな心は通じ合った感じです。
 でも強過ぎるピーキーな能力なので、ヒーロー課転課しても活躍し辛そうな気もして勝手にハラハラです(笑

 ワン•フォー•オールの過去のヒーローの影、そんな大したモノじゃなくてほっとしました。
ちょっと知ってる癖に何だその反応、可愛いぞオールマイト!(笑
ワン•フォー•オールが馴染む度に、ちょっと感じる程度なのですね。
ただ、その受け継がれた力の中にオールマイトも居る、というのはやっぱり物悲しい。
最期の一花とか咲かせずに、戦闘力を失っても老師ポジで居てね!

 かっちゃんが先週言葉を漏らしたのは、自分が引っかかった誘導からの背負い投げですか。
本当にみみっちぃな君は!(笑
でも、あの敗北を良い意味でも大事にしているのですね。
もう二度と同じ技は食らわないという、成長に繋がりそうです。

 「アホ面」呼ばわりされて落ち込む上鳴くんの顔、素敵です(笑
試合外では相変わらず仲良しなデクお茶子飯田くんにほっこり。

 対するもう一人のトップヒーロー、エンデヴァーの下がらないと思った株が更に急降下!
彼に取っての失敗作、お兄ちゃん何人居たんだよ…
轟くんとお母さんは不仲だったようですが、せめて兄弟たちとは仲良くしていて欲しい…!
 でも、轟くんが自分の本来の力の半分を使えていないのは、たしかに超えるべき壁なんですよね。
まぁその壁作ったのは今回超えろと言ってるエンデヴァーなんですけどね(笑
お父さん、あんたのせいだよ!

 消化試合と思ってましたし、作中でもそんな扱いでしたが、
瀬呂くん頑張った!頑張ったよ…!
どーんまい! どーんまい!
瀬呂くんの能力も有用で速度も速かったのですが、…十分強いんだけどなぁ。
轟くんの効果範囲と反応速度、まさに圧倒。
プロヒーローのミッドナイトまで半分かかっている所を見るに、トップレベルはともかく、プロレベルには到達してるのでしょう。
でもすぐ謝ったり、「イライラしてたすまない」なんて自分の感情のとばっちりをすぐ反省して伝えたりと、真っ直ぐに育ってますよ。
轟くん、良い子!

 瀬呂くんが動けていない、氷で冷たがっている程度なのを見るに、触れているもの、今回は空気を凍らすだけで、接触していないものまでは凍らせられないみたいですね。
冷波を出すだけなら瀬呂くんミッドナイトも死んじゃいますし。
表面(皮膚)が千切れますが、凄いパワー系なら対抗出来るかも?

 他の感想はこちら↓
週刊少年ジャンプ16号 感想(2015)

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