Jackalope 2022/10/07 20:47

『まぞトラ』製作の進捗33 - イベントCG製作中4

レプティリアンのイベントCG

メインキャラの一人であるレプティリアン(トカゲ人間)の「リュシー」のイベントCGを、2枚ほど公開します。

リュシーは魔族娘3人の中で最も高身長で、最も生真面目な性格。
いわゆる軍人気質であり、使命感が強い堅物なので、くっころが似合いそうですね。
他の2人と同様に人間のことを見下しているので、主人公に対する態度は上から目線で傲慢です。



 

集中的に行ってきたCG製作も、そろそろ終わりが見えてきました。
早ければあと一ヶ月ほどで基本的なところが終わりそうです。

しかし今の自分の描き方は時間が掛かってしょうがない。
今後のことを考えると、色塗りを中心に見直しを行って、作業時間を短縮できるよう改める必要がありそうです。

本作の開発が終わったら、しばらくイラスト作業の改善に取り組みたいと思います。
 
 
 

雑談:AIイラストの話

前回記事でAIを利用した背景製作の試みを行いました。

自分ではまともに描くことができない背景をAIに助けてもらうという行為に対しては、正直なところ多少の「後ろめたさ」のような感情があります。
苦手なところは機械による自動化で補完すればいいじゃないか――と思う一方で、単純に「便利になった!」と喜ぶことができない。


この微妙な負の感情は、NovelAIなどを使ったキャラクター中心の生成画像に対して、より強く感じてしまいます。

NovelAIに関しては学習用の画像に無断転載サイトのものを大量に使用していることが判明して問題視されていますが、そういった倫理面を抜きにしても、生理的に二の足を踏んでしまうような感覚があります。

おそらくは「絵を描く」という行為が自分の中で(大仰に言えば)聖域化しているのが原因なのでしょうね。
でもこの聖域は言い換えれば「固定観念」でもあり、おそらく今後のAIの発展と利用範囲の拡大にともなってボロボロと崩れていくのでしょう。

どうせもうこの流れは止められないでしょうから、AIによるイラスト作成を拒絶するのではなく、うまく付き合っていく方法を模索すべきなのだと思います。


でもそれはそれとして、AIで生成したイラストをそのままDLsiteなどでイラスト集として販売する輩に対しては、はっきりとした拒絶感を感じています。

これは楽して稼ごうという意図が透けて見えるからでしょう。

現在の画像生成AIは人間の指を描くのが下手なようですが、AIイラスト集のサンプルを見ると、その下手な指を修正することもなく収録しているものが多々見受けられます。
パッと見は美麗なイラストなのに、指だけは稚拙。
そんなものを安易に量産して商品として販売している姿勢に対して、自然と嫌悪感を覚えてしまうのです。

「いい感じの画像を生成させるのだって簡単じゃないんだ。試行錯誤が必要で手間暇かかるんだぞ」という反論もあるでしょうが、少なくとも私の感覚としては「商品と呼ぶには抵抗のある代物」です。

例えば「創作活動でのAI利用」が「業務用アイスクリームを買ってきて、それに様々なトッピングを施し喫茶店のメニューとして出す」ようなものとしたなら、これらのAIイラスト集は「業務用アイスクリームの単なる転売」と同じようなものではないかと思うのです。

もちろん私自身が背景にAIイラストを使おうとしているわけなので全否定するつもりはありませんが、使い方には注意が必要かと思います。
 

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