『Fallen Noble』制作雑記 ＃13
皆様ごきげんようでございます、しばらくぶりに本格的に制作に復帰できまして、こうして制作報告をお届けするのも間が空いてしまい誠に申し訳ございませんでした。
多くのご心配のお声、ありがとうございました、またご心配をおかけいたしてしまい申し訳ございませんでした。
さて、制作に関するよもやま話なのですが、絵画に限らず実際に制作作業を行っている最中ではなく、一旦離れて別のことをしていたり、完全に休息しているときにふいに作業のあれこれを思い返しひらめきを得ることは比較的あることかと存じます。
私もこの折、やむなく制作を中断し快復に専念している間、「このような概念を追加してみてはどうだろう」というひらめきを得まして、復帰して即座に塗りの工程に「反射」を導入してみましたところ、個人的には非常に手に馴染みましたので思い切って全てに導入してしまうことと致しました。
主に肌の膨らんでいる箇所を光らせるという工程を今更ながら自身の塗りにも導入しまして、より肉感的になっていればいいなぁ…という念を込めて多くのCGにこれを描き足していきました。
このCGではお胸や脚あたりの感じにそれがあらわれております。
怪我の功名というと少々よく取り繕ってしまっておりますが、少し制作を離れ見つめ直しました結果、自身で納得のゆく技術を一つ得たと思えば悪いことばかりでもなかったのかなと、そう感じなくもありません。
また、長く僅かに気にはなっておりました、ロゼッタちゃんの立ち絵のバランスも、塗りの習熟ついでに改修いたしました。
身体とそれに合わせた服飾はポーズと体格を概ね維持しつつ全面改修です。
すでに改修は終わっておりましてゲーム本体にも反映できております。
今月中にと予定しております体験版差し替えではこちらのロゼッタちゃんでお届け致します予定です。
制作のお話はこのあたりで失礼致します、が、こちらの紙面でも開発期間再延長についてのお詫びを申し上げさせて戴きます。
皆様の御応援に報いきれずに誠に申し訳ございません。
修正・調整期間を考慮して、また三度目の延長が無いよう、少々長めに期間を設けさせていただきましたが、可能であれば２月中旬より早くにお届けできますよう、自身の調子を管理しつつ努力してまいります、今しばらくお見守り戴けましたら幸甚にございます。
また、本記『制作雑記』に関しましてとなりますが、制作終盤ということもありそろそろ「制作におけるあれこれのよもやま話」という形でお届けするには話の種が見つかりづらくなっていることもあり、『Fallen Noble』に関しましては製品版完成までは定期的な私の活動継続中のご報告は『制作雑記』に変わりまして『サンプル紹介』という形でお届けさせて戴けましたらと存じます。
『制作雑記』はなにか書きたいことが生じた折に不定期に、また本作制作が一段落した後、新たに何かを作り始める頃に再登場致します予定です。
その際はまた皆様のお声をお聞かせ戴けましたら嬉しく存じます。
それでは皆様も、これから厳しくなりそうな季節に向けますますのご健勝をお祈り申し上げます。