■ちょっと決意表明めいたもの■

テキストやスクリプトでめまいがしてきたのでさして重要ではない男立ち絵とかの本描きめいたことをちらちらっと。んでふと気付いたこと。
はるか以前から自覚してるコトだが、自分の絵はえらく映えがない。絵のもつ魅力がどうとかの根幹的なコトじゃなく、それ以前の問題として、ただ単純に見た目が。
彩度の問題だったり色のチョイスのセンスだったりが原因だと思ってたんだが、もしかしたらどうもそういうことではないのかもしれないと思い当たる。
上手なヒトの絵というのは、なんというか陰影の境目に意思があるんだ。キパっと別れてる塗り方でも、ぼかした塗りでも水彩タッチでも。立体造形として正しいとか間違ってるとか以前に。
そしてボクの絵は、ラインもわりとそうだが特に塗りが、なんかあやふやというか曖昧というか、うやむやにごまかしてる感じ。
ぼかし筆だけで塗った絵がぼけて見えるのと一緒で、うやむやに塗ってるからうやむやに見える。
それだけのコトなのかもしれない。
もちろんだからって、はいそうですかって出来るもんでもないが、一応は心にとどめて意識して今回やってみよう、ということで、忘れないようにここに書いておく。

せっかく決意したので試し。色の境界をなるべくあいまいにしないよう意識にやってみた。
ラインはラフ。半透明の筆を禁止。
キパっと塗り分けてから境界を少しぼかしたり。
んー…なんとなくCGっぽくなったような。にごりのない面を広く、細部は階調を多目に細かく、というのが、全体的なメリハリを生む…のかな?
この手法が裸でうまく運用できるかどうかはさておき、少なくとも服の塗りのクオリティは上がったように思う。
手間的にはむしろ減ってるし修正もやりやすい。レイヤー間違わなければ。

小さな階段、一歩登った気分。

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