■誰得アイデア供養■

近未来の典型的なディストピア。
下層市民の中で模範的なものに与えられる娯楽端末がある。
見た目は現代の携帯ゲーム機のようなもの。
遊具としても使えるが、メインは仮想コミュニケーションツールとして。
恋愛、結婚の可能性のない下層市民にとっての精神的なぐさみ。
(隔離政策により男と女は別エリアで管理され、生涯会うことはない)
もちろん相手をするのコンピュータの作った疑似人格で、
本当のところは娯楽装置などではなく洗脳、管理装置。
(このへんは恋愛シミュゲーにうつつをぬかす現代人へのアイロニー(嘘))

ヒロインは、こうした世界に生きる少女。
最初から下層の産まれなのか、上位階級からなんらかの理由で堕ちたのか。
男たちの慰み者にされながら絶望の毎日。
(上位階級の男は女と接してよい。下層女を嬲るのは日常の光景)
絶望してて欲しいので、上位から落ちてきたほうがいいかも。
なんだかんだで娯楽端末GET。
普通に支給されたのか、親切にしてくれた人が嬲り殺されて遺品、でも。

話し相手もなくなり、孤独がつのるヒロイン。
最初はこんなもの、と思っていた端末に手を伸ばす。

端末画面のむこうの人物。会話が始まる。
この端末、現実逃避のためか、アバター的に自分を設定できる。
身体的みかけから服装、立場まで。
端末の相手は、その設定で接してくれる。

彼女が自分に設定したのは……
かつての上位階級時代?
子供のころ絵本で読み、夢想した王女様?

ともあれ、こうして端末の向う側とのコミュニケーション(という名の現実逃避)が始まる。


というシェルノサージュの二次創作。

もっと整頓しようがあるけど、膨らませて整えたところで使い物にゃならないだろうからここで供養。
そもそも元ネタちゃんと知らないし、基礎設定も狂四郎2030のどんパクリだし。
画面の向こうを、なぜか過去に繋がった(コンピュータじゃなくて、この世界のことを知らない生身の人間)的にしたほうがもともとのゲーム設定っぽくなるけど、説明がややこしくなるわりには遠回しな嫌味がストレートな嫌味になる以上の変化は期待できそうにない。

というかそもそも「実は○○の二次創作」ということをオチにするというのは、誰得どころかいろんな致命的欠陥があるね。
知らずに接して偶然ハマったトキの破壊力だけは、ちょっとは期待できるかもしれないけれど。
戦略としてはピンポイント爆撃というか風船爆弾レベル。
…と書くと、別にいままでとそんな変わらないような気もしてきた。

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