投稿記事

責め苦の記事 (6)

イナ 2021/12/04 00:57

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

イナ 2021/11/15 22:05

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

イナ 2021/11/12 08:05

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

イナ 2021/10/03 09:50

スパイ○問 臭気責め:続

 俺の名前は相沢智樹。
 
 男として生まれたせいで、社会的地位などなく、家畜として生きていかねばならぬはずだったが、それをよしとはしなかった。
 
 なんとかして運命を変えようと、反抗を企てたのだが、それも虚しく女達によって捕らえられ、○問にかけられている。
 
 だが、痛覚を失った俺に通常の○問がきかなったせいか、○問官は何人も入れ替わり、巴と呼ばれた○問官が今日は来ていた。
 
 どうせ、こいつもすぐに諦めるだろう。
 
 お試しとばかりに鞭で俺の身体を打ったのは気に入らなかったが、反応の乏しい俺に対してすぐに諦めたのか、鞭を手放した。
 
 そうだ……とっと諦めろ。
 
 そう内心は笑っていた。
 
 だが、あの悪魔は痛みがないと理解するととんでもない○問をしてきたのだ。
 
「フフ、痛覚は遮断できても嗅覚はどうかしらね?」
 
 笑いながら、履いていたヒールの匂いを嗅がせてきたのだ。
 
 見た目とは想像できない不快感な臭いは、まさに毒で、俺の悶え苦しむ姿を嘲笑いながら衰弱させられ、意識を奪われたのだった。
 
 ◆
 
 智樹が目を開けると、白い天井が見えた。
 
 起き上がろうとした智樹だが、身体が動かない。
 
 見れば手足が拘束され、床に寝かされていたのだ。
 
 そして――。
 
「あは♪ 目が覚めたみたいね」
 
 智樹の頭上から響く悪魔の声と落ちる影。
 
 カツ、とヒールの音が耳元でなり、巴の足が顔の側に振り下ろされた。
 
 ビックリして目を閉じた智樹が目を開けると、仁王立ちした巴の姿があった。
 
 視界を全て埋め尽くす、圧倒的でそれでいて優美なカーブを描くプリンとした桃尻。
 
 黒の透けるパンストと大人の色香を放つ紫色のパンツが吸い付くように形のいい尻の形をはっきりとさせていた。
 
「な~に、見とれてるの? 童貞の牡には刺激が強かったかな? でも、君が見とれてるここで今度は○問されちゃうのよ?」
 
 パンストをずらした巴は白い指先を股下にあるパンツの下着の線へとひっかけた。
 
 圧倒的な存在感から目をそらせない智樹を見下ろしながら、巴は線をゆっくりとずらした。
 
 染み一つない真っ白い肌とともに智樹の目にそれが広がる。
 
「フフフ、どうかしら? 私の尻の穴は?」
 
「あ、あ、あ、ああああ」
 
 ピクピクと震えるピンク色の穴。
 
 あれが出ている場合が顔の前にあると思うだけで嫌悪感がせりあがってくる。
 
「ウフフ、すっごい辛そうな顔ね。ま、肛門を顔に近づけられてるから当たり前よねぇ。だって、ウンチが出る場合だものね。足の裏よりもずっと汚い身体で最も汚い場所だもの……ねぇ!」
 
 直視したくない現実を笑いながら、思い知らさせる。
 
「そんなのが顔の前にあったら、それは嫌よねぇ? でも、どけてあげないけどね?」
 
 抵抗できない智樹をいたぶる巴は桃尻を左右に振って桃尻を菊門を見せつけた。
 
 これからされる行為を嫌でも想像させ、智樹の精神を責めるためだ。
 
「さぁ~て、中腰で立ってるのも疲れちゃうから、そろそろ○問始めるわね♪」
 
 ビィ!
 
 再びガムテープが口に貼られ、鼻でしか息ができなくなってしまう。
 
「んんんんん!」
 
 呻く智樹を嘲笑うかの様にゆっくりと巴は腰を落としていく。
 
 今からどんなものが自分を押し潰すのか視界に、脳裏に刻み込ませるために……。
 
「パスワード……言う気になったら、三回床を叩きなさい。フフフ、それまではこのお尻でぺちゃんこにしてあげるわ♪」
 
 愉悦の悪魔の声が響き、視界が肌色に埋め尽くされ――。
 
 ズシィ!
 
「うごぉぉぉ!」
 
 想像以上の柔らかさと肉圧が智樹の顔を覆った。
 
 圧倒的なボリュームと重量感があるのに柔らかいそれは包むように智樹の顔を多い、そのまま押し潰す。
 
「足の臭い嗅がされて、今度は大事な顔を椅子にされて……惨めね~」
 
 軽蔑の言葉が智樹の精神を絶え間なく苛む。
 
 だが、責められるのは精神だけではない。
 
「うぶぅぅぅぅ」
 
 口で呼吸ができない智樹は鼻でしか呼吸できない。
 
 それは即ち、顔を挟まれ、かろうじて残った尻の谷間の空気を強○的に吸うしかない状況なため、一呼吸で熱された濃密な巴の尻臭を嗅ぐことになったのだ。
 
「アハハ! 何噎せてるのよ! 足の臭いも嗅げないし、椅子としても使えないなんて牡の中でも君ってさらに欠陥品なんじゃないの? そんなのだから、捨て駒にされたのかな?」
 
 ズシィ!
 
 さらに体重をかけて顔を押し潰す巴は、容赦なく智樹の心を詰った。
 
 身も心もズタズタにしてやりたい。
 
 まして、こんな年下の少年を自分の欲望の捌け口にできるなど、たまらなく興奮する!
 
 これは○問なのだから、遠慮もいらない。
 
 死んでしまっても不慮の事故。
 
 絶対の免罪符が巴のサディストとしての心をさらに燃やす。
 
 少年の顔を尻で圧し潰す背徳感に女性器の周りはじっとりと濡れていた。
 
「どんどん埋まっちゃうね。このまますっぽりはまっちゃうんじゃないの?」
 
「もぐがぅぅぅぅ!」
 
 辛うじて吸える空気は激臭で、絶え間ない圧力で未成熟な少年の頭蓋骨が軋みつつあった。
 
「そんなに苦しいのかしら? なら、君が欲しい酸素、あげるわよ?」
 
 巴は息を吸い込むと、ほんのわずかに腰をあげた。
 
 凶悪な圧力が減ったのを感じた智樹は藁をも掴む思いで息を吸う――。
 
 瞬間……。
 
 ブッボ!
 
「ざんね~ん♪ 君が吸えるのは蒸れ蒸れアナル臭か私の貯まった猛烈オナラ臭だけで~す♪」
 
「うご! ごぶっ! ぶっ!」
 
 ビクビクを身体を震わせる智樹。
 
 別ベクトルの激臭。
 
 気絶する前の凝縮した納豆系とは違う真夏に放置され続けた生ゴミの様な嘔吐すらしかねない激臭だった。
 
 もはや毒ガスとも思える臭いに目すら痛む様に感じてしまう。
 
「ほら、まだでるわよ」
 
 ブゥゥゥ!
 
「――――――」
 
 目に染みるほどの激臭は熱風となって顔面へと叩きつけられる。
 
 見た目からは想像できない激臭に身体が震えてきた。
 
「アハハ! すっごいでしょ? 私のお・な・ら🖤 ○問官はみんな、君みたいな牡の犯罪者のためにおならを臭くする努力をしてるのよ? おかげで、スカンク娘なんて呼ばれてる娘もいるんだから~」
 
 ぶぅ!
 
 顔中にまとわりつく熱気が黄色っぽく見えてきたのは気のせいだ、と智樹は必死に言い聞かせる。
 
「……………」
 
「どうしたの? 臭すぎて逆に意識がはっきりしちゃった? 言っとくけど逃げられないわよ? だって、君が息を止められなくなったらそれで終わりだからね」
 
 そう。
 
 思わず息を止めた智樹だが、そんなの抵抗は無意味だった。
 
 人間がずっと息を止められるわけがない。
 
 対して、巴にはそんな制限がないのだ。
 
 我慢比べとして成立すらしないのだ。
 
 そして、我慢の代償はまるまる自分へと跳ね返る。
 
「――――!!」
 
 真っ赤な顔になった智樹は我慢の限界をこえて、ついに息を吐き出してしまった。
 
 しかも、ずっと息を止めていたせいで、身体は普通よりも多くの酸素が必要とすべく、智樹の意思と逆に激しく息を吸い込ませる。
 
 勿論、巴がそれを見逃すはずもない。
 
「は~い、ご苦労様🖤」
 
 ぶっぼぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!
 
 ささやかな抵抗、命を削るような行為を、嘲笑いながら踏みにじり、今日一番のオナラを智樹へと浴びせかけた。
 
「ばぃごぅはぁびぅぶぅぉぉぉぉぉぉ!!」
 
 目を白黒させのたうつ智樹はまるで高圧電流でも流されたかの様に高速具を激しく揺らし、身体中を痙攣させている。
 
「フフフ、興奮すると余計に力が入っちゃって……。しかも、結構溜め込んでるからまだまだ出そうなのよね」
 
 ま、まだまだ。
 
 このガス地獄がまだまだ。
 
 巴の言葉に智樹は戦慄した。
 
 もう嫌だ。
 
 いっそう楽にして欲しい。
 
 どうかこの地獄を終わらせたい。
 
 もはや、智樹の心は折れつつあった。
 
 目の前の地獄の穴は早く智樹を苦しめたいと、次の投下を待ち構えている。
 
 この臭いがまだまた続く。
 
 もう耐えられない。
 
 涙を浮かべる智樹が限界を越えたと巴は確信した。
 
 そして、同時に勝ったと。
 
「ほら、なら降参したら? そうしたら、ガムテープ、剥がしてあげるよ?」
 
 巴の悪魔の囁き。
 
 本来なら耐えれた。
 
 普通の○問ならば。
 
 事前の調査の通りの○問なら耐えれた。
 
 でもこれは無理だ。
 
 ごめん……。
 
 タン、タン、タン。
 
「は~い🖤 よくできました」
 
 ビリィ。
 
「かはっ! かふ! はぁ、はぁ!」
 
 必死に息をする智樹を股の下で見下ろしながら、巴はにんまりと笑い、
 
「ほら、パスワードを言いなさい🖤」
 
「パスワードは……」
 
 ◆
 
「クスクス、君のおかげで爆弾は解除。テロリストも壊滅できたよ。ありがとうね?」
 
 智樹が口を割ったパスワードを仲間に伝え、報告を聞いた巴は智樹の胸に座りながら、携帯を閉じて優しく微笑んだ。
 
 勿論、偽りの優しさの笑顔だ。
 
 牡に対して、慈悲の笑みなど浮かべるわけがない。
 
 牡など所詮、彼女にとって快楽の道具、家畜や奴○としての認識でしかないからだ。
 
「な、なら、もう……」
 
 しかし、その笑みにあっさり騙された智樹は安堵の表情で解放を願ったが、次の瞬間、地獄へと叩き落とされたのだった。
 
「じゃ、続きしよっか?」
 
「え?」
 
 言われた台詞が信じられなくて、信じたくなくて耳を疑った智樹だが、次第に水が染み込むように言葉が脳裏に染みてきて、智樹は顔を真っ赤にさせた。
 
「話が違うぞ!」
 
 渾身の咆哮。
 
 だが、衰弱しきった智樹には声をあげるので精一杯の抵抗しかできなかった。
 
 勿論、その細やかな抵抗など巴には無意味なのだが。
 
 むしろ、逆にさらなる責め苦を味わわせてやりたくなると思わせてしまう結果になることになると、智樹は気づかない。
 
「え~、私がガムテープを剥がしてあげる、とは言ったけど自由にするとも、責めをやめるとも言ってないよ? だって、オナラも途中だしね」
 
 胸から腰を浮かせた巴は、再びその桃尻で智樹の顔を塞ぎ――。
 
「ひ、ひぎょうぼのっ!」
 
「勝手に勘違いした君が悪いんだよ。ほら、口で息していいからそのままで我慢なさい。あと十回は出るからね~」
 
 ヒクヒクと菊門が痙攣し、あの悪夢が智樹を飲み込むべく、再び牙を剥くのだった。
 
「あ、あ、あ、ああああああ!!」
 
 ブッ! ブゥ! ブッボボボボボボボボボボボボ!
 
「アハハハ! オナラって口なら臭いはしないかな? それとも何かの味でもしちゃう? ねぇ? 仲間まで売って手に入れた空気は美味しいですか? キャハハハ!」
 
 断末魔の様な絶叫とともにオナラの音が地下室に木霊する。
 
 

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

イナ 2021/09/30 20:59

スパイ○問 臭気責め


 私の名前は巴。
 
 この世に女性として生を受けた勝ち組だ。
 
 ん? なんで、女性なだけで勝ち組なのかって?
 
 それは、か~んたん♪
 
 だって、男ってのは劣等種、欠陥品であり、全ての女性に奉仕するために生かされているだけの存在なんだよ?
 
 だから、この女尊帝国でも男は漏れなく牡として私達女性にひれ伏すの。
 
 でも、欠陥品だけあって、この牡達はたまに反抗的な連中もでてくるの。
 
 この収容所はそんな反抗的な牡達を躾る施設なんだけど、今回はなんと、私達の秘密を探ろうとしたスパイを捕まえたんだ~♪
 
 今回のは牡ってだけでなく、痛覚を遮断しているからどんな痛みにも耐えちゃうんだって。
 
 だから、今回はこの施設で特別な○問にかけることになったらしい。
 
 女性がどれほど偉い存在なのかを、徹底的にわからせるために……ね♪
 
 ◆
 
 コツコツコツ……。
 
 ヒールを響かせて歩く私は一枚の扉の前に立っていた。
 
「さ~て、今日もお仕事開始しますか~」
 
 楽しい楽しいお仕事の時間だよ♪
 
 私は頬がにやけるのを注意しながら、扉を開く。
 
 プシュ、と圧縮された空気が漏れる音とともに扉が開き、中へと私を招き入れた。
 
「くそっ! 離せ! それか殺せ! 俺は何も話さないぞ!」
 
 キンキンと喚く少年が壁に固定されているいたに拘束されている。
 
 X字の拘束台に両手両足を拘束され、身動きもとれないのにずいぶん強気ね。
 
 普通は、この状況と壁や棚にある○問器具に恐怖して脅えるものなのに。
 
 この少年は我々女尊帝国へテロ行為を企てる反逆者――テロリストの一人だった。
 
 調べによれば、牡の強○施設の壁を爆発して彼らを解放するのを企てているらしい。
 
 欠陥品の反逆など許してはならない。
 
 徹底的に叩き潰さなければならない。
 
 私は使命感を胸に少年を見つめた。
 
 しっかりと鍛えられた身体とまだ幼さが残っていて、勝ち気な猫目など飼ったらなかなか楽しそうだ。
 
 あの目を崇拝と服従で潤ませて……。
 
 あ、いけない、いけない。
 
 今は仕事中だったわ。
 
「フフ、その減らず口がいつまでもつか試してあげるわよ?」
 
 私は手始めに壁にかけてある一本鞭を握った。
 
 よく手入れさせてある鞭が明かりを受けて黒く妖しい輝きを放つ。
 
 フフ、いつ握っても素敵よね。
 
 この鞭の手入れも牡の役目だ。
 
 仲間を自分を○問する道具を自ら手入れさせられるのはさぞ屈辱よね?
 
 可愛げがあればバラ鞭からはじめてもよかったが、ちょっと生意気な態度だから、はじめから強めで痛めつけてあげましょう。
 
 私なりの優しさだよ?
 
 はやく自分の立場がわかるように……ってね♪
 
「ふん、そんなので俺は絶対口を割らないぞ」

「ふ~ん、弱い犬ほどそうやって鳴くのよね~。じゃ、君がこれを受けてどんな声で囀ずるのか聞かせてもらうね♪」
  
 私は手始めに鞭を牡の脇腹めがけて振るった。
 
 ヒョ!
 
 バチィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!
 
 空を裂く音に遅れて、耳に心地よい音と鞭から掌にじんわりと肉を打つ感触が伝わってきた。
 
 フフフ、気持ちいいわ~。
 
 この感触はいつやっても素敵よね。
 
「………………」
 
 でも、足りない。
 
 何が足りないのかは簡単だった。
 
「へぇ~君ってば本当に痛覚が遮断されてるのね~」
 
 ヒョ!
 
 バチィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!
 
 手首を返し、斜め下張上げられた鞭が少年の脇腹を打ち上げ、脇腹なら胸にかけて左右に刻まれた鞭痕がXの痕を真っ赤に刻んだ。
 
 普通なら激痛に悶えるはずなのに少年は不快げな顔になっただけでうめき声一つあげない。
 
「はっ、こんな○問通じるか」
 
 ここに搬送された時に聞いた情報通りね。
 
「悲鳴がないと鞭はつまらないわ~」
 
 抵抗できず、泣き叫び、命乞いするのを好き放題打ちすえる。
 
 生かすも殺すも私の手の中に握りしめる、あの支配感と征服感が堪らないのだが、この少年は痛みでは折れない。
 
 でもね……。
 
「痛覚を遮断してれば、私達の○問が通じない……なんて考えるのは浅はかね。所詮は、牡の浅知恵だわ」
 
 私は鞭を床に放り投げた。
 
 使用済みの道具は施設で飼育している牡奴○が綺麗にするので、こうして床に捨てておけばいいから便利よね~。
 
「はっ、諦めたか? ならとっとと俺を解放しろ」
 
「それはないわよ。君が解放されるか、殺されるのかはパスワードと君のお仲間の情報をしゃべった後だからね♪」
 
 ビィーーー。
 
 今度はガムテープを取り出して少年の口に貼り付けた。
 
「んぐっ!?」
 
「フフフ、話したくなったら壁を三回叩きなさい。そうしたら、口呼吸を許してあげるわ」
 
「んんんんんんんんぐ!」
 
 憎悪の眼差しで呻く少年だが、わざわざ聞くまでもないわね。
 
 どうせ、牡の耳障りな呪詛の類いでしょうし。
 
 痛覚がないせいでこんな目にあうのよ?
 
 浅知恵を働かせたことを後悔させてあげるわ♪ 
 
「フフフ、これで鼻でしか呼吸できないわね~♪ さ~て、痛みがない君はこういう責めは通じるのかしら?」
 
 私は片方の靴を脱いだ。
 
 踵の部分に触れた瞬間、靴の中で熱された湿った空気が触れて不快感が指先に走るが、すぐに残虐な嗜虐心へと塗り変わった。
 
 この履き古した熱気を放つヒールも牡達にとっては凶悪な○問器具になるのよね。
 
 だから、足の手入れはさせてもブーツやヒールの中は牡奴○に手入れさせない。
 
 だってお手入れさせたら『臭い』が薄まっちゃうもの♪
 
「くっさ~い。自分のヒールながら堪らないわね。ほんと、納豆なんて目じゃない発酵した臭いだわ~」
 
 離れていても漂う悪臭に、私はわざとらしくヒールを揺らしながら呟き、
 
「フフ、痛覚は遮断できても嗅覚はどうかしらね?」
 
 私は口元を緩めながら、ヒールを拘束した牡の顔――鼻に被せた。
 
「もがっ! ごふっ! げぇふっ!」
 
 吸った瞬間、牡は激しく身体を揺らして噎せた。
 
「フフ、どうやら嗅覚は遮断できてなかったのね。ざ~んねんでした♪」
 
「むー! もがぅ! うっぷ!」
 
 私は牡が顔を背けられない様に乱暴にヒールを押しあて、顔中にヒールで熟成した空気を吸い込ませる。
 
「もがぅ! もがぅ! もぐっ!」
 
 アハ、アハハ!
 
 これよ! これっ!
 
 こうやって私の手で牡が苦しむのはいつみても気分がいい。
 
 悶え苦しみ、涙を浮かべて必死に臭いから逃れようとするちっぽけな牡の運命は私の手にあるのだ。
 
 下等な粗悪品が私達、女性に逆らおうなどと身の程知らずなのよね。
 
「フフフ、そんな苦しいのかしら? いいわよ~、もっと苦しみなさい!」
 
 ぎゅぅぅぅぅ!
 
 汗が染み込み、足型がくっきり残っているほど汚れた中敷きを顔に押し付けて私は笑った。
 
 爪先の中で残った蒸れ蒸れの空気が牡の鼻の中に強○的に流れ込んでいく。
 
「ごっ! おごっ! ごはっ! おぇぇぇぇぇ!」
 
 あら、臭すぎて痙攣し出したわね。
 
 フフフ、涙も流して惨めだわ。
 
 鼻水も出てきたわね~。
 
 このままだと、窒息しちゃうかな?
 
 まだまだ楽しませて貰わないとね~。
 
 それにあまり嗅がせ過ぎると本当に死んじゃうかもしれないし。
 
 私達○問官は色々な薬品も扱う。
 
 特に私が好むのが無味無臭の毒で気化したそれを長時間吸い続けると衰弱死してしまうものだった。
 
 あれを○問で処刑する牡には足に吹きつけて嗅がすのが最高なのよね~。
 
 くっさいくっさい足の臭いで悶え苦しんだ牡の顔は最高に笑えるから!
 
 今日はまだ使ってないけど、長年履き込んだヒールに、それが残ってる可能性もあるのよね。
 
 最近○問した牡がやけに弱るのがはやいから。
 
 まぁ、それがどうしたって話だけど!
 
 でき損ないの牡がどうなっても私には関係ないしね♪
 
 ビリィ。
 
 私は痙攣しだした牡からヒールをはずし、ガムテープを乱暴に剥がした。
 
「がはっ! ごほっ! ごほっ! ごほぅ!!」
 
 思い切り噎せた牡は恨めしげに私を睨んできた。
 
 …………まだ足りないみたいね。
 
 もっと苦しめてあげるわ。
 
「ほら、鼻水で息ができないと困るわよ~」
 
「こぉあぐば!」
 
 綿棒を手に取ると私は牡の鼻に突っ込むと鼻水を脱ぐいとってやった。
 
 ズボッ!
 
「うぎぃぃ!」
 
「あら? 痛かった? あ、痛覚はないから痛くはないわね? ンフフフ」
 
「やべっほっ!」
 
「豚みたいな声で呻いてもわからないわよ! 豚!」
 
 グリグリグリ。
 
 綿棒で鼻をかき回されて牡は目を白黒させている。
 
 へぇ~なんか面白いわね。
 
 でも、やりすぎて鼻血がでから汚いし、やめておきますかね。
 
「ふぎぃ! ぴきぃ!」
 
「ほら、パスワードを話す気になったかしら?」
 
「だ、べがぁ!」
 
「そう……なら、○問再開ね♪」
 
 私は笑いながらガムテープをとり、再び牡の口を塞いでやる。
 
 バカな牡ね。
 
 痛みを感じなくても○問する方法なんかいくらでもあるのに!
 
 ビィ!
 
「んんんんん!」
 
「フフフ、パスワードを言いたくなったら、いつでも言ってね。あ、今はしゃべれないんだったわね~♪ 次に口で呼吸できる時には話しくれると嬉しいな♪ そうしたら、続き……考えてあげるわよ?」
 
 小バカにしながら、私は今度は先ほど嗅がせていたのとは逆のヒールを脱いだ。
 
 さっきよりももっと時間がたったからさらに蒸れてるわね……。
 
 フフフ、今度はどんな反応するのかな?
 
 私の毒ガス臭気で今度こそ死んじゃうかな?
 
 牡の絶望的な未来を想像して笑うと、私はヒールを再び牡の顔を被せるのだった。
 
 

この記事が良かったらチップを贈って支援しましょう!

チップを贈るにはユーザー登録が必要です。チップについてはこちら

« 1 2

記事のタグから探す

月別アーカイブ

記事を検索