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2020年 06月の記事 (3)

Itit Games 2020/06/27 14:18

美少女という言葉の重みについて考える

 今の世の中はそこかしこに美少女が溢れている。それは美しい少女が実際に歩いているという意味でもあれば、言葉だけが氾濫しているという意味でもある。私がわざわざ記事にするのは後者の方だ。言葉として馴染む美少女。果たしてその言葉の何が問題なのか。睡魔に襲われつつも、勢いだけで書いていこう。

 そもそも美少女とは何なのか。そう尋ねられたら多くの人は「美しい少女」「きれいな子」「大人びていて清純な感じの子」等の所感を思い思いに語るだろう。私もなんとなく、若々しくて美しくて、実際に美しい者を想像している。朝倉の姓で言えば音夢だ。美少女ゲーム代表で言えば朝倉音夢だ。妹で言えば朝倉音夢だ。つまり美少女は朝倉音夢だ。

 音夢だ! 音夢こそベストヒロインだ! ……すみません。気を違えました。

 内容や趣向については個人差があれど、美少女という言葉にどんな幻想を抱いているかを少しは理解してもらえたと思う。美少女というものは特定の人物を形容する特別な言葉でありながら、その定義そのものは個々の主観によって決まる。誰かが「この子は美少女!」と言えば誰もが認める美少女になるとは限らない。美少女だという感想を抱くまで、そこに美少女は存在しないのである。

 しかし、この言葉を使わなければどうだろう。もし外見の形容詞を三種類に制限してしまうとすると、使われるのは「かわいい(きれい)」「普通」「ブス」辺りになるのだろう。美少女と言っても良いのは、この中だと「かわいい」だけとなる。しかし「普通」は悪くない。美少女とは言えないまでも、好意を抱く外見なのは間違いない。つまり美少女ではないが、問題なく可愛い子と言える。

 ここまでの文章だとブスを貶したいだけにも見えるが、そうではない。そもそもそんなものは主観で決まるのだから割とどうでもいい。ブスが好きな人を「ブス専」やら「B専」と呼ぶが、それは大多数がブスだと決めつけている人を好きなだけである。その人にとっては「ブス」ではなく、「美少女」なのである。ブスという言葉自体には何の意味もない。ブスだと判断した相手にブスという言葉を投げつける人たちに問題があるのだ。

 また話が逸れてしまったが、私が言いたいのは「美少女」という言葉の重みである。その者が「かわいい」か「普通」かという判断基準に加え、「美少女」という言葉が付与されてしまうと評価はより厳しくなる。これから掲載する図には先ほどまでの表現を超えて、点数による評価まで含まれる。もしここまでの文章を読んで「なんやこいつ」「こんだけブス連呼するお前の顔はどうなんだ」「きめえ」と思っているような方は、そろそろブラウザを閉じた方がいいだろう。

 それでは図による説明へと移る。

 話が何度も逸れているせいで本題が分かりにくくてすまない。私が何を言いたいのか? それはこの図に集約されている。これを見れば「美少女」という言葉の重みが理解できたのではないだろうか。……あれ、分かりにくい? そんなに? では図を追加しよう。

 人はある程度可愛い子を「美少女」と言うことがある。知り合いの伝聞ならともかく、今となってはメディアまでもが容易く「美少女」と連呼する。最初の図でいえばオレンジの部分、70点から100点までの外見であればそこまで問題はない。しかし60点以下の外見だった場合は問題で、「え、美少女って聞いてたのにこの程度かよ」とがっかりされる。これが美少女という言葉の魔力と弱点である。

 ある人の主観では60点だった子が居たとする。しかし2枚目の図を見ればわかるとおりで、そこに「美少女」という言葉がついているか否かで評価まで変化してしまうのだ。本来であれば「かわいいに近い普通」の子が、「美少女」と呼ばれたせいで「ブスに近い普通」へとイメージが悪化する。このように「美少女」は便利だが、使い方を誤ると本来の評価を下げてしまう恐れもある。

 どうしてわざわざこんな文章を書いたのかというと、テレビで「美少女」という言葉と一緒に紹介されたタレントが正に60点の外見だったからである。「美少女? どこが?」と最初に思い、ずーっと見ている内に「美少女ではないが、十分に可愛い」と考えを改めた。もしかしたら70点くらいはあったのかもしれない。しかし最初の出会いが悪かった。どう足掻いても美少女のラインにまでは点数を上げられないのだ。

 世の中に可愛い子は多く居る。なにもそれは現実だけとは限らない。アニメにもゲームにも。むしろそちらの世界はもっと美少女が多い。二次元の世界だとむしろ美少女が当たり前なせいで、「普通」「ブス」と言われているヒロインがどう見ても美少女にしか見えないというパターンも少なくない。とにかく、どこの世界でも誰かを、何かを表現する機会のある者にはよく考えて欲しい。

 本当の美少女は朝倉音夢だけなのだから。

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Itit Games 2020/06/06 10:24

47都道府県で23人組の何を見るか?

 息抜きに5chやおーぷん、まとめサイトなんかを見るんだけど、今日は気になるスレがあった。スレタイは「都道府県で23人組を作ったら最後まで残りそうなやつ」でアドレスはこちら

 このスレを見て、私には1つの疑問が浮かんだよ。

 このスレでネタにしたいのは、組を作って余る都道府県は何か。つまり誰からも求められないかわいそうな都道府県を考えようというもの。だから組がどうこうというのはあまり意味を成さない。しかも文章で考えれば文字通りに解釈すればよく、23人の組を2個作ればそれで済む。しかし問題はそう簡単ではなかった。

 こちらのスレとまとめサイトのコメント欄を見ると、2人組を23個作るという解釈で話をしている人が非常に多かった。23人組ではなく、2人組を23個。はて、何故そういう解釈に至ったのだろうか。私は余ってしまう都道府県よりも、どこでこの解釈のずれが発生してしまうのかという疑問に興味を持ってしまった。

 スレタイの意味を噛みしめながら図を見れば分かる通り、スレタイをそのまま反映すれば左の図が正しい。しかし殆どの者は右の図を想像している。さて、ここで一度スレの元ネタについて考えてみよう。組を作らされて余りが出る。これは学校でよくある光景だろう。教師が「みんなでペアを作って」と慈悲のない言葉を投げ、「余った君は先生とペアね」と見せかけの慈悲を押しつけてくるアレだよね。

 ここであえてペアと書いたように、「組を作る」という言葉は「2人組を作る」という意味で使われる機会が多いように思う。それでスレタイを見て「2人組を作って余りを決めればいいんだな」と思い込んだり、文脈(あるいは空気)を読んで2人組を作るというか判断に至ったのかもしれない。確かにそこで終われば私も納得できた。

 しかし中には「2人組を作れって話だとわかるだろ」と喧嘩腰な者や「スレ主が日本語を間違ってるだけ。正しく解釈しろ」と諫める者までいる。正しく理解しないまま読み間違えている場合は何の問題も無い。何故理解したと思われる者までが様々な解釈の違いを生むのだろうか。私は大きなもやもやとした疑問を抱えたままでいる。

 組という言葉は2人組を指すという認識自体は構わない。むしろその認識自体は一般的な常識の範疇だから。しかし考えてみて欲しい。学校という枠で使われる「組」という言葉は他にもある。1、2、3。あるいはA、B、C。何で数えるかは異なるけど、田舎の小さな学校を除けば学年ごとに組という単位のセットで生徒が分けられる。

 そういう場面での組は23人どころか30人や40人まとめられることもある。つまり大抵の人は、組が2人単位だという常識とは別に、大勢の人が組にまとめられる常識も持ち合わせている。けれどもこのスレでは、23人組は2人組を23個という意見が蔓延っている。それは何故だろうか。ここまで考えて、とりあえず出した答えは以下の通り。

   組=グループ。大勢をまとめあげたもの。
 ○人組=ペア。またはトリオ。少数のグループ。

 これまでのコメントや今までの人生を振り返ってみて、組の頭に言葉が付くか、何も付かないか。そこで大まかな人数を決めてしまう癖が付いているように思う。この解釈のずれだと思っていたものは、もしかしたらずれではないのかもしれない。私が一人で考えてみたところで答えを導き出すことは出来ない。そこでもう一度疑問を提起してみたい。

 47人で23人組を作れと言われたら、あなたはどう解釈する?

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Itit Games 2020/06/04 22:03

同人作業は停滞中。転職活動が進行中

 ふへへ、今日はこれを紹介だ! と何かしら紹介できればいいんだけども、割と忙しくなってきてにっちもさっちもいかないそんな日々を送ってるよ。それというのも今の仕事がコロナの影響を受けてるわ職業病で作業に支障を来すこともあるわで「あれ、趣味のゲーム作りすら出来ないなんて何のために生きてるの?」と思う生活が続いてたのね。

 こりゃもう無理だなあ。辞めよう。とそう決めて、今は転職に向けた作業なんかをしてるよ。元々どこの職場でもマニュアルを作るタイプだから、それを更新してから引き継ぎの人に後を任せて居なくなるだけなのよ。問題はまだ引き継ぎの人が決まらないってことだね。うっかり技術職にしちゃったもんだからどうなるのかなあと不安。

 マニュアルといえばどこの職場でもそうなんだけど、自分の首を切られないように作業をブラックボックス化する人っているよね。今アルコールが入ってるから変なこと言ってないか不安だけど、とりあえず〝自分がいなきゃ回らない仕事〟というニュアンス。私は昔からそれが嫌いなのよ。やってることは誘拐犯と一緒じゃんっていうね。

 そんな話は置いといて、趣味のゲーム作りに悪影響が出ないようにして、できれば職業病というものに悩まされない仕事とは何か。そう考えて浮かんだのがゲーム会社だったのね。仮にゲームじゃないにしても、クリエイティブな業種。室内でパソコンを叩いて何かを作るお仕事。やっぱり私にはそれしかないよなあと思ったわけよ。

 ということで今はコロナの悪影響が出てる状況の中、ほぼ勢いだけで転職活動中。平日は今の仕事をしつつ、帰宅後や休日は各企業や業種ごとに必要な素材をまとめたり資料を作ったり酒を飲んだり麻雀したり。非常に充実してるね。麻雀は無駄だね。でも気分転換くらいいいよね。いいよ。うん。ありがとう。自問自答。

 果たして一年以上のブランクを抱えてクリエイティブな業界に戻れるのか。即戦力となれるのか、それとも即戦力外なのか。とりあえずがんばるね。

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