Itit Games 2020/06/06 10:24

47都道府県で23人組の何を見るか?

 息抜きに5chやおーぷん、まとめサイトなんかを見るんだけど、今日は気になるスレがあった。スレタイは「都道府県で23人組を作ったら最後まで残りそうなやつ」でアドレスはこちら

 このスレを見て、私には1つの疑問が浮かんだよ。

 このスレでネタにしたいのは、組を作って余る都道府県は何か。つまり誰からも求められないかわいそうな都道府県を考えようというもの。だから組がどうこうというのはあまり意味を成さない。しかも文章で考えれば文字通りに解釈すればよく、23人の組を2個作ればそれで済む。しかし問題はそう簡単ではなかった。

 こちらのスレとまとめサイトのコメント欄を見ると、2人組を23個作るという解釈で話をしている人が非常に多かった。23人組ではなく、2人組を23個。はて、何故そういう解釈に至ったのだろうか。私は余ってしまう都道府県よりも、どこでこの解釈のずれが発生してしまうのかという疑問に興味を持ってしまった。

 スレタイの意味を噛みしめながら図を見れば分かる通り、スレタイをそのまま反映すれば左の図が正しい。しかし殆どの者は右の図を想像している。さて、ここで一度スレの元ネタについて考えてみよう。組を作らされて余りが出る。これは学校でよくある光景だろう。教師が「みんなでペアを作って」と慈悲のない言葉を投げ、「余った君は先生とペアね」と見せかけの慈悲を押しつけてくるアレだよね。

 ここであえてペアと書いたように、「組を作る」という言葉は「2人組を作る」という意味で使われる機会が多いように思う。それでスレタイを見て「2人組を作って余りを決めればいいんだな」と思い込んだり、文脈(あるいは空気)を読んで2人組を作るというか判断に至ったのかもしれない。確かにそこで終われば私も納得できた。

 しかし中には「2人組を作れって話だとわかるだろ」と喧嘩腰な者や「スレ主が日本語を間違ってるだけ。正しく解釈しろ」と諫める者までいる。正しく理解しないまま読み間違えている場合は何の問題も無い。何故理解したと思われる者までが様々な解釈の違いを生むのだろうか。私は大きなもやもやとした疑問を抱えたままでいる。

 組という言葉は2人組を指すという認識自体は構わない。むしろその認識自体は一般的な常識の範疇だから。しかし考えてみて欲しい。学校という枠で使われる「組」という言葉は他にもある。1、2、3。あるいはA、B、C。何で数えるかは異なるけど、田舎の小さな学校を除けば学年ごとに組という単位のセットで生徒が分けられる。

 そういう場面での組は23人どころか30人や40人まとめられることもある。つまり大抵の人は、組が2人単位だという常識とは別に、大勢の人が組にまとめられる常識も持ち合わせている。けれどもこのスレでは、23人組は2人組を23個という意見が蔓延っている。それは何故だろうか。ここまで考えて、とりあえず出した答えは以下の通り。

   組=グループ。大勢をまとめあげたもの。
 ○人組=ペア。またはトリオ。少数のグループ。

 これまでのコメントや今までの人生を振り返ってみて、組の頭に言葉が付くか、何も付かないか。そこで大まかな人数を決めてしまう癖が付いているように思う。この解釈のずれだと思っていたものは、もしかしたらずれではないのかもしれない。私が一人で考えてみたところで答えを導き出すことは出来ない。そこでもう一度疑問を提起してみたい。

 47人で23人組を作れと言われたら、あなたはどう解釈する?

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