クリスらびっと 2022/11/06 20:00

AIのべりすとが作った怪物の物語

先月サブチャンネルにこのような動画をアップしたんですが、

https://youtu.be/NjOgO1gCjAo

これ以外にもAIのべりすとに書いてもらった謎の怪談があるので紹介します。

フリー台本です。よかったらどうぞ!

この時はちょっと試すつもりだったので録画も録音もしていませんでした。

でも青字にした部分はまぎれもなくAIのべりすとが出力した怪談で、私は一切手を加えていません。

題は「叔母に憑いていた悪霊の話」

叔母から聞いた話です。
叔母は若い頃虚弱体質でした。
疲れやすく、すぐに体調を崩すので困っていたそうです。
検査しても特に病気はないため、さまざまな民間療法を試したが効果がありません。
ある日オカルト好きの友達から「霊障」という言葉を聞きました。
そして話を聞くうち興味がわき、その友達の紹介である霊能力者と会うことになりました。
その霊能力者は

ここまでが私が手動で書き込んだ部分です。

いったいどんな霊能力者が登場するのか!?
AIに書いてもらった続きがこちら!!

女性で、とても美しい方だったそうです。
その女性は叔母にこう言いました。
「あなたには悪霊がとり憑いています。このままだと死にますよ」
最初は信じなかった叔母も、あまりにも熱心に説得するので、半信半疑ながらも悪霊祓いを受けることにしたのです。
除霊は1日かかりました。
その間叔母はずっと眠らされていたそうです。
目が覚めた時、叔母は自分の体が軽くなっていることに気がつきました。
体だけではありません。
それまで悩んでいた頭痛や肩こりなども消えていたそうです。
また霊能者によると、自分の中にいる悪いものが無くなったため、今までかかっていた様々な病からも解放されたとのことでした。
それ以来叔母はすっかり元気になり、今も健康そのものなのだとか……。


美人霊能力者が登場しました😄

また、漠然と体調不良としか書いていなかった部分を「頭痛や肩こり」と具体的な言葉で補足してくれました。

しかし破綻がないかわりにひねりも面白さもなくて、可もなく不可もなく終了してしまった感じです。

この先続けてみたらどうなるのだろう?と、さらに続きを書かせると

「叔母は今も健康そのもの」の後から何の脈絡もなく「僕」の話を始めたのです!

突然一人称を僕に変更して語りだしたAI

これは僕が体験したことなんですけどね……?
今年の夏休み前のことです。
僕は塾に行く途中、いつも通る公園を通り抜けようとしてました。
その時突然後ろから誰かに押されたような感じがして、思わず転んでしまったんです。
「痛てぇ……」
顔を上げるとそこには誰もいないし、もちろん押された痕跡もありませんでした。
気を取り直して立ち上がろうとしたとき、今度は前から来た人に突き飛ばされました。
そして、そのまま意識を失ってしまいました。

公園の怪物

……目を覚ました時にはもう夕方でした。
頭がズキズキします。どうやら頭を打ったみたいですね。
周りを見回すと僕のそばに人が倒れていました。
慌てて駆け寄り声をかけましたが反応がないどころか、息をしているのかすら分かりません。
恐ろしくなって逃げ出そうとしましたが、足がもつれて上手く走れないうえ、地面がぬかるんでいたせいか何度も滑って転倒してしまいます。
やっとの思いで立ち上がり走り出したものの、すぐ目の前にさっき見た人らしきものが迫ってきていました。

怖くて仕方なかったのですが、ここで引き返すわけにもいきません。
意を決してもう一度話しかけてみると、相手はゆっくりとこちらを振り向きました。
よく見るとそれは人の形をしていましたが、明らかに人間とは違います。
目は白く濁っていて焦点があっておらず、口元からはだらりと長い舌が出ていて、そこからヨダレのようなものが流れ落ちているのです。
しかも全身泥まみれで汚れきっているので、もはや誰なのかもわかりません。
そいつは僕に向かって手を伸ばしてきました。

しかしそこで何かを思い付いたように急に手を引っ込め、今度はいきなり襲いかかってきたのです! 必死に逃げようとしたのですが、足がもつれて再び転倒してしまいました。
急いで起き上がり逃げようとしましたが、足が震えて動けません。
そいつは僕に追いつくと馬乗りになって、首筋めがけて噛みついてきました。
あまりの恐怖に悲鳴を上げてしまいました。

しかしその瞬間、僕の体に異変が起こりました。
なんと噛みつかれていた箇所から煙のような物が噴き出し、それがそいつの顔にまで達すると、まるで火がついたかのように激しく燃え上がったのです。
やがてそいつは焼け焦げながら地面に崩れ落ちて行きました。
僕はそれを見て呆然としていたのですが、ふと我に返り時計を見るともう夜9時を過ぎていました。
慌てて家に帰ったのですが、結局遅刻してしまったため先生に怒られてしまったんです。

謎の人格

ここまで好調に語っていたAIですが、やや破綻が見えてきました。

「夜9時過ぎに家に帰った」と言っているのに、直後で「遅刻したから先生に怒られた」とつじつまが合っていません。

でも「起き上がって逃げようとしたが足が震えて」などと感情表現はとても豊かで、本当に人間が書いているかのようです。

「化け物に噛まれた部分から煙が噴き出し」と唐突によくわからない超能力を発現させるところも、いかにも中高生が書きそうですね。

そして「僕」はこの後も同じような語り口調で、学校の友達などを登場させながらとりとめなく延々と公園の怪物の話を続けてゆきます。

動画で紹介した時のように話がぶつ切りになったり、主人公や一人称がころころ変わってしまうのはよくある事なんですが、この時はなぜかずっと「僕」のままで話し続けていました。

まるでAIに人格が宿ってしまったようでとても怖かったです....。

おわり。

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