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台本を書こう!の記事 (14)

クリスらびっと 2020/06/10 19:36

台本を書こう!あえて女性が男性向けのシチュエーション台本を書く意味

女性のシチュボ投稿者の中には、1回の投稿で何万視聴もとる人もいる。そしてリスナーさんの大半が男性だと思う


たくさんの人に声を届けるチャンスがあるっていうのは、すごいことだよね

男の人に話を聞いてもらうのって、簡単じゃないと思うよ
人の話なんかまともに聞かないくらいが普通だよ
お父さんをみてください
「ちょっとあんたきいてるのー!?」ってよくお母さんに言われてない?

そんな人でも、推しの女性Vの言葉はきいてるかもしれないんだよ?

せっかくそういうチャンスがあるのに
誰かが書いた台本を読むだけで、自分の言葉で何かを伝えようとしないのは
すごくもったいないって私は思う

でもそれはそれぞれの考え方だから
役者もそうだし、アナウンサーだってひたすら原稿を読むだけが仕事。
だから、私はそれでいいの、それを極めるの!っていう人がいてもいいんだけど

シチュエーションボイスは基本、
もちろん例外はあるけど基本は、

男性の台本師さんが書く→(女性Vが読む)→リスナーさんは男性

女性の台本師さんが書く→(男性Vが読む)→リスナーさんは女性

中間の、ボイスの部分を抜いてしまえば

けっきょく男が書いたもんを男が楽しみ、女が書いたもんを女が楽しんでるだけ

交じり合ってないのよ文化が

じゃあボイスの部分にだけ異性が入る意味は何か

ただの喋るインコか? 自動朗読機か?

違うよ!生きてるんだよね? 生きてるし考えてるんだよね?


たとえば「生理中の彼女にやさしい彼氏」系の男声向けのフリー台本、めちゃくちゃ多いけど

そういう事こそ男性リスナー何万も集めてる女性Vさんが発信して、男の人に聴いてもらわなきゃ意味なくない?

男性Vが読む→女性リスナーが聴いて慰められてるだけって

ちょっとむなしい気もしたりして


せめて、女性の台本師さんが書く→女性が読む→リスナーさんは男性

ってなったら、それが本当に、女の子の生の声を届けたことになるはずだって私は思う



台本師は希少。でも台本を選ぶ決定権を握ってるのは、けっきょくチャンネル運営者である読み手だ。


女性が男性向けに商売しようとおもったら

(商売っていうのは売買のことじゃなくて
もっと広い意味で、人気をとるとかひっくるめてのアピールね)

あえて男性の文化に入っていく

ということをしている人が大半だと思います

女だけど麻雀できるよー!とか
野球とか格闘技とかスポーツ観戦が好きで詳しい!とか
男の子に人気のゲームの配信するよ!とか

そういうことができたら人気出るかもしれないけど

それは、モテたくて仕方ない女の子が全面的に歩み寄ってる状態

それか、もとからナチュラルに男性的な趣味の子なのかもしれない

そうだとしても
同性から見て、中間に立ってくれてる存在 というふうには見えない

どっちかっていうとバ美肉おじさんに近い感じ


うちのコンセプトは

いやコンセプトていうか、もはやただの野望なんだけど

自分が男の人の文化に入っていく、全面的に寄っていくんじゃなくて

逆に、みんなを私のワンダーランドに招待する!くらいの勢いが理想なの



それこそ、女の子が男性リスナー向けの台本を書く意味だと思う。


せっかく女が書いてるんだから、女にしか書けないリアルな言葉を入れるとか

心に残る一言を書きたいって私も願ってる

それは100%「男にとってオイシイ」だけじゃだめ

それだと一瞬の慰めにはなっても心には残らないでしょ


男の理想に寄せるってことは

言い換えれば、想像の範囲内におさまっちゃうってことだと思う

安心感はあるかもしれないけど

「えっ!?」ていう新鮮な驚きや発見はそこには無い


だから女の子の書き手は

男の想像なんて軽く飛び越えちゃってほしいの


クリスはゾンビバニーだし

「癒し」や「可愛い」だけをコンセプトにしてるわけじゃないから

他の配信者が敬遠するような台本も、いいと思ったら拾い上げていきたい

挑戦し続ける書き手の人を応援してるよ


きっとできるよ

待ってるよー



【よかったらこの記事も見てね】

フリー台本とは何か
https://ci-en.dlsite.com/creator/6404/article/285491
書き手との距離
https://ci-en.dlsite.com/creator/6404/article/285586
フリー台本の書き方でおすすめの本
https://ci-en.dlsite.com/creator/6404/article/293203



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クリスらびっと 2020/05/25 19:30

シナリオの書き方でおすすめの本!

というわけで!
フリー台本を書いてみたくなったそこのあなた!!

または、すでに書いてるけどちょっと疑問なことがあるとか
もっともっと上手くなりたいあなたも!!

こちらの本がおすすめですー!


https://www.amazon.co.jp/スクリプトドクターの脚本教室・初級篇-三宅-隆太/dp/4403120245/

https://www.amazon.co.jp/スクリプトドクターの脚本教室・中級篇-三宅-隆太/dp/4403120261/

実はこの本、最初うちのおねえちゃんが持ってて
ゲームのシナリオ書こうとおもって買ったけど
シナリオはもうできたからおまえにあげるよ!って貸してくれたんですが

私もまだ、ぜんぶ読めていません
こういうの読むの苦手かも・・・

でもっっ

ちょっと読んだだけでも、
この三宅先生というシナリオ教室の先生が
本当に人を育てるのが上手で
だめな生徒も見捨てずに、一生懸命向き合ってきたのが伝わってきて
なんかもうめちゃくちゃ素敵な方で

だから内容もすっごくわかりやすくて

私、感動しました!!


時間はかかっても読むから待ってて!

なので、みなさんにもおすすめします

三宅隆太先生の「スクリプトドクターの脚本教室」です!!



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クリスらびっと 2020/05/24 20:00

【フリー台本のこと】借りやすい・借りにくい・書き手との距離

フリーのシチュエーションボイス台本に、効果音の指示や、こんなふうに読んで、という演技指導が書いてあることがあります

これがゼロに近いほど気軽に借りることができます

なので、遊び半分のやつに気軽に借りてほしくないんじゃ!という人は逆に指示をたくさん書き
キャプションにも、物語に込めた自分の思いなどを重たく真剣な文章でびっしり書いておきましょう


効果音はフリー素材の中から探したり自分で作ったり
さらに適切なタイミングで挿入するという編集の手間がいるし

それ以上に、先日の記事で書いたとおり、
https://ci-en.dlsite.com/creator/6404/article/285491

人気の台本はそれこそ何十人ものVtuberやボイス投稿者が借りることになります

自分なりの解釈やアレンジをしていかなければ他との差別化ができないんです

現時点でそれを読むのが自分だけだったとしても、
いつのまにか次々同じ台本が使われてついには大御所が乗り出してくる、とかもありえなくはないです

でも指示が多いのは「勝手な解釈や自由なアレンジをしないでほしい」「何人の人が借りようとみんなに同じ読み方をしてほしい」ってことだと思うのでちょっとためらう


同じ理由で文章の中に♡や♪やwwwwなど記号が多用されてる台本もびっくりしました

Vtuberもいろんなキャラがいるんで、どこで高低をつけるか、どこを弾んだ声にしてどこを微笑んだ感じで言うか、読み手の裁量で決めちゃいけないの?と思います


読み方の指示は、単純に機材の都合で表現不可能なこともあります

「近付いてささやき声で」なんて超高性能のバイノーラルマイクじゃないと無理
普通のマイクで近づきすぎると吐息がガサッていう耳障りな音になります

編集の工夫でなんとかそれらしくできることもあるけど、ほんとに無理な事もあります


どう解釈されるか、どんなふうに読まれるかがどうしても心配なら
自分でサークル作るか企画たてて、自分でCVさん選んでリテイク依頼もして
監督も編集もチャンネル運営もぜんぶ仕切るのが一番確実です!



さて
最初の頃はとくに、台本一つでチャンネルの命運が左右されると言っても過言じゃないので、もう血眼で探すんですよ

徹夜でいろんな台本読んで読んで読みまくってそのまま寝落ちしたこともあった

ところが肝心の台本師様はどっか森の奥に住んでる感じの人も多くて
「推しのために(または自分のために)書きたいもん書いてるだけだ!おめえら辺境民のチャンネルがどうなろうと知ったことじゃねえわ」くらいが本音かもなあと思ったり


このような溝を埋めて運命共同体の意識を持っていただくには、やはりサークルの形にするしかないのだと思います

同人音声を作って売り上げもシェアするようになればきっと、どんな人でも同志の視点を持ってくれるんではないでしょうか


でも自由な方がお互い楽、というのもよくわかるので
私も今とくに勧誘などはしてません
ここにこんなことが得意な人がいるーとうっすら把握してるくらい

お互いが負担にならず楽しく活動できるのが一番ですもんね!




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クリスらびっと 2020/05/23 20:00

【フリー台本とは何か】-なぜ演目がかぶるのか-

あらためて定義を問いましょうってことじゃなくて
本当に知らない人のための説明です!

フリー台本とは、趣味でボイスドラマのシナリオを書いている人たちが
「誰でも自由に使っていいよ」ということでpixiv、アルファポリスなどで「フリー台本」というタグをつけて公開しているものです。

作家さんによって、クレジットや使用報告を義務づけていることもあるし、ブログやnoteで公開している方もいます。

メリットは、フリー台本とか朗読用のタグをつけることで一次創作でも多くの方に閲覧してもらえることと
誰かが勝手に音声化してくれるかもしれないということです。

(でも探す方は本気で動画つくるつもりで探してるし、作家さんも真剣に音声化を想定して書いてくれてる人ばかりなので適当な気持ちでタグ付けるのはやめてね検索の邪魔だから~)


【台本がかぶるのはなぜか】

多くの人が借りてしまう人気台本になる条件は2点です

①台本自体の魅力
・声に出して読みたくなる感じ
・まとまりや構成、長さがちょうどいい、視聴数を稼げそうな内容

②台本師本人の(ツイッターなどでの)知名度や交流力
・人間なので仲良くしてくれる人の台本を借りたくなる
・誰も知らない新人でも交流力のある台本師さんにRTしてもらうことで初動の再生回数が上がる


台本師様は7~8割が10-20代の女性です
男性ボイス投稿者のファンになったことから自身も執筆を始めたケースが多いようです

彼女たちはいわゆる夢女子です
主に男声用・女性向けのシチュエーションボイスを書き
その合間に、気が向いたら女声用の台本もぼちぼち投稿します。

ほぼ男声用・女性向け台本しか書かない方もいます。

なので、男声用・女性向けの台本は数もバリエーションも豊富です。

逆はどうかというと

星の数ほどいる女性のボイス投稿者に対し、
そのファンから派生したような男性の台本執筆者は圧倒的に数が足りていません

短くまとまってて、まあまあ辻褄が合ってて
マニアックすぎずエロすぎず そこそこ万人受けするようにソフトにした感じの
全年齢向け台本をさっと書ける人はなかなかいなくて

そういう意味では女性の方が言語を操るのに長けている人が多いのかな

かといって女性で、男性の気持ちをうまくつかんだ台本を書ける人も少ないです
だって10代の夢女子がやってるんですよ
リスナーさんは18~24歳男性なのに

女声用・男性向けの台本師さんが少ない
汎用性があって魅力ある男性向け・全年齢向けフリー台本は少ない

なので、その数少ない女声用・男性向けの台本に、複数のボイス投稿者が集中することになり
さらに何年にもわたって繰り返し借りられている「名作台本」みたいなものが出現することになります


【読み手はどうしたらいいのか】

シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」とか「ハムレット」は
時代を超えて、何人もの俳優さんたちが演じてきました

その人たちは、たとえ使い古されたシナリオだったとしても
自分なりの解釈をして自分なりの演技をしたはずです

歌舞伎などの古典芸能もそうだし

音楽の楽譜もそうです 名曲は繰り返し発表会で使われます

他の人の読み方を真似しただけならただのコピーだけど
そうじゃなくて自分なりの読み方で読んだならそれは、

「私はこんな声でこんなふうに読んだよ」ということで、堂々と発表していいと思う

台本がかぶるのは悪いことではありません

人気の映画に、リメイクやハリウッド版フランス版とあるように

シチュボ動画でかぶってるのは「あの有名台本・○○版」です!!

(○○は配信者の名前ね)


【あなたの才能を待っている人がいます】

このように、読み手よりも台本師の方が数が少なく更新頻度も低いのに対し
ボイス投稿者は日々増え続け、毎日日課として配信している人もいるわけです

男性でなくてもいいけど、大人の書き手が増えてくれたら嬉しいです

そして女声用・男性向けの台本ももっと増えたら
台本がかぶることも減るのではないでしょうか

オリジナル小説を書いている方
短編が得意な方

ぜひ朗読用テキストや台本の世界にも参入してみてください!


投稿の仕方は、私もpixivに台本置いてますのでご参考までに
https://www.pixiv.net/users/51085227


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