クリスらびっと 2020/05/24 20:00

【フリー台本のこと】借りやすい・借りにくい・書き手との距離

フリーのシチュエーションボイス台本に、効果音の指示や、こんなふうに読んで、という演技指導が書いてあることがあります

これがゼロに近いほど気軽に借りることができます

なので、遊び半分のやつに気軽に借りてほしくないんじゃ!という人は逆に指示をたくさん書き
キャプションにも、物語に込めた自分の思いなどを重たく真剣な文章でびっしり書いておきましょう


効果音はフリー素材の中から探したり自分で作ったり
さらに適切なタイミングで挿入するという編集の手間がいるし

それ以上に、先日の記事で書いたとおり、
https://ci-en.dlsite.com/creator/6404/article/285491

人気の台本はそれこそ何十人ものVtuberやボイス投稿者が借りることになります

自分なりの解釈やアレンジをしていかなければ他との差別化ができないんです

現時点でそれを読むのが自分だけだったとしても、
いつのまにか次々同じ台本が使われてついには大御所が乗り出してくる、とかもありえなくはないです

でも指示が多いのは「勝手な解釈や自由なアレンジをしないでほしい」「何人の人が借りようとみんなに同じ読み方をしてほしい」ってことだと思うのでちょっとためらう


同じ理由で文章の中に♡や♪やwwwwなど記号が多用されてる台本もびっくりしました

Vtuberもいろんなキャラがいるんで、どこで高低をつけるか、どこを弾んだ声にしてどこを微笑んだ感じで言うか、読み手の裁量で決めちゃいけないの?と思います


読み方の指示は、単純に機材の都合で表現不可能なこともあります

「近付いてささやき声で」なんて超高性能のバイノーラルマイクじゃないと無理
普通のマイクで近づきすぎると吐息がガサッていう耳障りな音になります

編集の工夫でなんとかそれらしくできることもあるけど、ほんとに無理な事もあります


どう解釈されるか、どんなふうに読まれるかがどうしても心配なら
自分でサークル作るか企画たてて、自分でCVさん選んでリテイク依頼もして
監督も編集もチャンネル運営もぜんぶ仕切るのが一番確実です!



さて
最初の頃はとくに、台本一つでチャンネルの命運が左右されると言っても過言じゃないので、もう血眼で探すんですよ

徹夜でいろんな台本読んで読んで読みまくってそのまま寝落ちしたこともあった

ところが肝心の台本師様はどっか森の奥に住んでる感じの人も多くて
「推しのために(または自分のために)書きたいもん書いてるだけだ!おめえら辺境民のチャンネルがどうなろうと知ったことじゃねえわ」くらいが本音かもなあと思ったり


このような溝を埋めて運命共同体の意識を持っていただくには、やはりサークルの形にするしかないのだと思います

同人音声を作って売り上げもシェアするようになればきっと、どんな人でも同志の視点を持ってくれるんではないでしょうか


でも自由な方がお互い楽、というのもよくわかるので
私も今とくに勧誘などはしてません
ここにこんなことが得意な人がいるーとうっすら把握してるくらい

お互いが負担にならず楽しく活動できるのが一番ですもんね!




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