妖怪あんかけ 2020/01/18 18:07

けものフレンズアイデア その2

けものフレンズ(1期その後)のストーリー落ちアイデア、のアイデア2です
みらいさんの日記風に書き留めてみました


「みらいさんの日記」


「ヒトがサンドスターの勢力圏に入ると、人が持つ様々なモノがセルリアンに変化することがあります。
 ヒトにとってもフレンズにとっても危険で、セルリアンを倒そうとして持ち込んだ武器、乗り物、服でさえもセルリアンに変化し調査隊やフレンズを襲うのです。

 この為、脱出した後の調査隊は自然由来のもので服や道具を作ったり、最終的には裸で調査をしたりしたりしました。しかし物質がなくなっても、調査隊の近くに幽霊状のセルリアンや、人間の想像上の動物のフレンズが現れるに至り、サンドスターはヒトの思考に反応する現象と判断され、またその頻度や現象が頻繁に、敏感になっていくことが確認され、ヒトがサンドスターの勢力圏に近づくこと自体が危険と判断されました。

 考えてみれば、服を着た「ヒト」に模したフレンズが産まれるということは、私たちの思考と干渉することで、模している。擬態しようとするのがサンドスターの特徴なのかもしれません。

 擬態して仲間になろうとするのがフレンズで、擬態し食べて吸収して取り込もうとするのがセルリアン。
とするなら、どちらも同じサンドスターの落し子なのでしょう。

 こういった現象を産み出すものをヒトは知っています。
 がん細胞、マクロファージ、様々なウイルス等
 または、寄生する動物であったり、敵や味方に擬態してやり過ごそうとする昆虫、動植物


 つまりサンドスターは生物、または生物に近い存在と考えられます。
 フレンズやセルリアンは、私たちヒトという外敵に対応して創られた白血球やマクロファージに似た反応の可能性です。

 しかし、生物が擬態したと断ずるにはㇷレンズはとてもくすしく、愛らしく、美しいのです。そして思考は穏やかで、私たちヒトのために命をかけることも厭わない。勇気と、愛に満ちており、あまりにもそれは神秘的で、神の存在さえ感じるものです。
 まさしくフレンズは、姿の異なるヒトの同胞、友人、共に永遠に生きる存在、フレンズと確信します!

 そこからもう一つの可能性が考えられます。

 異なる星の生物同士が繋がり寄り添うため、友となり、そして繋がり、子孫を産み出す生殖活動、つまり結婚ですね。
 フレンズが皆女性の姿をしているのは、異邦人の異なる遺伝子、生命活動を取り込んで
新たな生物を産み出し繁栄させようとするサンドスターという星の生殖活動なのではないでしょうか。

 友となり、また結婚し満ちようとするフレンズ。捕食し遺伝子を取り込もうとするセルリアン。
 この二つの相反する、でも似ている生物的反応。
 どちらが私たちヒトを審判するのでしょうか?
 
 問題は、私たち人間が様々な記憶を持っていることです。
 それこそヒトを何度も死に至らしめるような武器を知っています。
 そして様々なそういった武器や悪意を模したとしか思えない様々なセルリアンが確認されています。ヒトの悪意が具現化したセルリアンによって、この世界が容易に滅びてしまうことがあり得るのです。

 それは許してはならない我々ヒトからサンドスターへの「パンデミック」でしょう。

 ですから、ヒトは全貌が知れるまでサンドスターへの接触を最小限に努めなければなりません。フレンズの生命活動を維持するため、ボス型ロボットを提供することのみに抑えることが最善でしょう。

 しかしそれは私たちの友となるための使者として生まれたかもしれないフレンズを孤立化させてしまうことになりはしないでしょうか。
 それどころか、私たちの記憶や思考とサンドスターとの融合であるフレンズを、ヒトの子であるとするなら、彼女たちに寄り添えるのは私たちだけかも知れないのに。

 彼女らに接触しないよう努めるのは、子を置き去りにするようなものと思えてなりません。それが私にとって耐えがたくつらいことです。
 
 一刻も早くジャパリパークで、ヒトとフレンズが遊んだ、あの楽園を取り戻すために、私は一命を賭して研究を続けます。

報告終わり」

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