『女学院魔獣襲撃』ストーリープロット
以前お話した学園パニックもののストーリープロットです
『女学院魔獣襲撃』
――平穏
一条小百合は退屈だった
女学生たちは黒のセーラー服を身に纏い
「おはよう皆様」「おはよう」級友といつもの挨拶を交わした
初等部からエスカレーター式に上がり、ほとんど変わらない顔ぶれ
それでも中等部に上がれば学校で何かで変わるそんな期待や高揚は霧散してしまったように思える。
―――なにかワクワクすること起きないかしら
「それなら私のように運動部にお入りなさいよ」と立花凛子の提案に小百合は即座に却下した。
「疲れるのは嫌なのよ」と憮然とする
歯にキラリンと光をともしそうな立花凛子の身長と胸と、そして一身に注目を浴びる煌めく美貌とカリスマ。背が高く宝塚やジャニーズに出そうな10頭身、そのカモシカのような肢体で走り回るのはそれは楽しかろう。だが私は非力な胸も小さなお嬢様なのだ。
持って生まれたこの様々な部位の貧弱さ。神様はなんと不公平なことだろう
「その安穏とした日常を私達の誰よりも好きでいたりする小百合でしょう?」と
西園寺綾香はクスクス笑う。
<あなたもよ綾香! あなたも神様のひいきの象徴よ!>
豊かな緑の光沢の美しい髪に煌めく美貌にその豊かな胸。そして知能も優秀。学院の生徒会書記までこなしている
でも綾香のいう通り、小百合は退屈な日常を困ったことに愛していたのかもしない
それでも、なにかトキメキが舞い込んでもいいいでしょう?
と二人に甘えていた時。それは突然舞い降りた
ホームルームが始まると先生が一人の金髪女子を連れてきたのだ。黒のセーラー服に金髪というのがとても素敵な組み合わせ。こんなの想像もしたことがなかった小百合だった。
「留学生を紹介します。アメリカ大使館のお父様が横浜からの転任での転校となります」
「マイネームイズ、サラ。皆さんよろしくデス」
金髪の柔らかな髪、青緑の目。天使のような声。〈これです!〉と小百合は目を輝かせた。〈サラときっと友達になってみせます〉
今日はとてもよい日。
小百合はそんないつもと違う日常がはじまる予感にときめいた
そんな平穏は突如として破られた
学舎のあちこちで悲鳴が起こる。はじめは誰かスターでも学校に来たのかと思える黄色い悲鳴の連鎖が波となってクラスに近づいてきた
教室のドアがいきなり弾けるように倒れた。続いて突如としてクラスにそこにあるはずのない黒い人影がドアのあった場所に入り込んだのだ
「なに? なんのどっきり映像」
教室の女生徒達が互いの顔を見合わせ、どう反応していいかわからないでいると
教壇の先生が「どういうことですか? これはいったい」
そう言ってそれに近づいた時、ソレが動いた
先生の頭が宙を舞ったのである
斧なのか刀なのかわからない。それが何をしたのか、小百合には知覚できなかった
わかったのは、それがしたとき、先生の頭がなくなって首から血が吹き出して倒れたということ
その時清女学院中等部の学舎は数千の未知なる人型生物に襲われた
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