よもやばなし=レトリックの勉強しなければなと
最近まで仕事が目が回るほど忙しくてほとんど同人の方を手がけられませんでしたが、なんとか一段落つきましたので、少しずつ再開していきたいと思います
レトリックの勉強もしなければなと
ゴブリンスレイヤーでの「レトリック」
最近「ゴブリンスレイヤー」というアニメを楽しみに見てるのですが、2話冒頭で
ある女性が少女時代に近所の少年と喧嘩をした出来事を夢で見て、
『謝りたかった。でも、「ごめんなさい」という言葉は今も言えずにいて…』
と起きた時呟くのですが、
この最後の「言葉は今も言えずにいて…」 ですが、なんと美しい言葉の使い方だろうと。
●「言葉は今も言えない」 …は僕がよく使う普通の書き方なのですが
●「言葉は今も言えずにいて…」 …と最後を言い切らずに余韻を残して止める
この言葉の使い方が切なくもどかしい心情を見事に表していて
この使い方を習得したい! と思って調べてみたのですが、今まで国語で習った「体言止め」かなと思ったものの、似ているのですが「名詞」で止まってないので「体現(名詞)止め」ではなさそうです。
更に色々ググってみたところ、どうも「頓絶法」がそれに当たりそうです
頓絶法
(とんぜつほう、または黙説法、Aposiopesis)とは、語り手または作者が、何かの考えにとらわれて途中まで進めていた発言に間を置くか、発言をやめてしまう修辞技法のこと。語り手または作者が話を続ける気がなくなったか、できなくなった印象を読者に与える。語源はギリシャ語の ἀποσιώπησις(黙ってしまう)。
(ウイキペディア)
また他の掲示板で聞いてみたところ『「助詞止め」ではないか?』という助言が有りました。助詞止めはこちらのブログでこのように例文を示してくれています。
これらから総合すると「言葉が胸がいっぱいで話せなくなる」頓絶法 「その言葉は助詞で終わっている」助詞止め
「言葉は今も言えずにいて…」は『頓絶法』と『助詞止め』の組み合わせに思えます。
(何かもう一つ組み合わせている気がするんですが、よくわかりません)
1つのレトリックだけではなく複数の修辞技法(レトリック)を使うこと表現もあり得るわけで、これは改めて学ばねばならぬなと。
少しググっただけでも修辞技法の解説がいろんなブログで丁寧に解説されています。
ありがたい。
●修辞技法とは?わかりやすく5分で解説
●ふきだしのレトリック
そもそも、これは助詞? 助動詞? とか分けわからないので、それを自動で調べるHPも有りました
●日本語自動品詞分解ツール
色々参考にさせていただき、修辞技法を改めて色々勉強・習得・血肉にし同人作品に反映していきたいですね。
おまけ追記
●句読点の打ち方に気をつけよう