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ゲーム日記の記事 (16)

わさび農園領主の日記 #16 退廃と全ての始まり

ダーケストダンジョンのDLC、呪われた庭園の攻略もいよいよ最終段階に到達した!
最後の敵は……

カウンテス


クエスト開始時のムービーで登場した美しい女。彼女はどうやらカウンテス(侯爵夫人)というらしい。たんなる夫人もカウンテスと呼ぶみたいだが、多分侯爵夫人であってるだろう。侯爵夫人って金持ってそうだしショタとか食ってそうだからいいよな。
クエストを開始するとムービーが。なんか昔色々あったらしい。

要約するとカウンテスを殺害し、その滴る命の水を貴族たちと共に飲み干したことが、わさびの御先祖様が遥かなる虚空の知識を得たきっかけらしい。

まあ、その事件があったから、わさびが苦労をする羽目になっちまったって寸法だ。

どうせまた長い戦いになるのだろう。メンバー選出は完璧だった。

ダーケストダンジョンを乗り切ったヒーロー タクヤさん


育て上げたフラジラント カスヴィル

遠距離攻撃つよつよ犬使い ルセル

ムーブ耐性のある修道女 フルノー

どんなボスが来ても対応できるメンバーだ。

万全の準備と最強のメンバーをそろえたと意気込んだところ、血を忘れるという大ポカをやらかす領主わさび。

仕方がないから序盤は吸血攻撃を多用してくる雑魚敵を集中的に排除し、吸血攻撃が来ないように祈り、赤の呪いが発症しないように祈った。大事なのは祈祷力だ。


しかし、祈りは通じず、次々と赤の呪いになってしまう冒険者一行。
だが、発症した時にはすでに血液を手に入れていたので、九死に一生を得た。

間違えて健康な人間に血液を与えてしまうなどしたが問題はなかった。
ダメージを受け、ストレスがたまるらしい。

そんな中、フルノーにストレスが集中してしまい……

なんで一人だけ回復しない!
そしてとうとう発狂……

しない! 頑強になった。どうやら防御力が上がるらしい。しかも時々自分のストレスをケアしてくれる。すげえ。つよい。さいつよだ。

覚醒しつつ血の呪い受けると言動の落差がヤバすぎておもしろい

さらにカスヴィルちゃんがデスドアに

ならない! 自分で回復する強い子


長い戦いの末、ついにカウンテスの元に辿り着いた!
というか、なんかボスっぽい雰囲気だなーとかって進んでたら出てきた。

異形の貴婦人という風体でかなりいい造形のモンスターだ。
誘惑とかされたらふらふら寄っていきたいですねえ!

だがステータスを見るとHP400! 今まで戦ったボスの中での最高値である。
しかも3回行動。耐性も高い。強敵の香りがする。


最初の行動はラブレター!?

口の中から管のような器官が飛び出し、ダニのような何かを植え付けてきた……攻撃時には相手の体力を消耗するらしい。

どうやら、カウンテスに攻撃すると爆発するらしい。ダメージはそこそこあってきついが、ダメージのタイミングをこちらで調整できるから対処は難しくはなかった。


次はダンスのお誘いが来た。全体に強烈なストレスを与え、同時に毒とターン開始時に強○的に移動させるバッドステータスを付与する面倒な技だ。

お次は紅潮……なんだかエッチな技が多いな……どうやら状態異常を回復できる技らしい。ということは、出血状態にすれば1行動分こっちが得するってわけだ。弱体化状態は解消されないらしい。フラジラント必須かもしれない。

さらに変身! 見た目がエグくなる。キラーモスキートみてえだ。腹部周辺では大量の蚊が唸っている。どうやら体内から媒介となる蚊を放出しているらしい。

淫らな誘い!?

舌ベロ攻撃……どっかで見たことが……

完全に一致。ストレインってドラマのストリゴイみたいだ……

さらには吸血攻撃でせっかく減らしたHPを回復し、単体気絶までかましてくる。やりたい放題だ。ターン終了時には1回分の行動を消費して元に戻るから、実質3回行動だが、それにしても辛い。


服を脱いでとか恍惚の苦悶とかエロスな技が多い(見た目はエグイ)

凶悪な連続攻撃に隊列は滅茶苦茶になり、毎ターン与えてくるダメージで常にボロボロ、
さらにルセルちゃんがデスドアの危機……


デスブロー1回耐えた! えらいぞ!

回復するもまたデスドアに……助けてくれ……カスヴィルちゃんも不安になる。

しかも覚醒まで! ルセルはやる子だよ! ヒーローはピンチの時に現れる!

とはいうものの後方支援組はほとんど回復に追われていた。
そんな中、タクヤさんだけが敵を見ていた。


剛剣が唸る! 閃る! 鋭利で強烈な破壊が猛威を振るう!

たった一人でカウンテスのHPをゴリゴリ削ってくれた。強すぎる……流石歴戦の勇者タクヤさん。一人で敵の体力のほとんどを削ってくれた。


攻撃と回復と出血を同時に行える! カスヴィルちゃんは頼りになるな!

そしてトドメ……長かった戦いの幕引きはフラジラントのカスヴィルちゃん……出血と攻撃と回復でかなり役に立ってくれた。

長かった呪われし庭園の攻略もこれで一応は終わった。
厳しい戦いだったが、何とか一人の死者も出すことなくクリアすることができた。

しばらくはやることが無くなってしまうな……DLCのダンジョンがもう一つあるが、日本語化されてないのでされたらその攻略と記事も書くかもしれない。けれど、呪われた庭園編はひとまずおしまい。

ストレスはめちゃくちゃにたまるし時間も食われるが、愉しいゲームだダーケストダンジョン。こうやって記事書いてたからこその発見もあった。また何かゲーム日記書きたいものがあれば書くかもしれません。仕事します。はい。

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わさび農園領主の日記 #15 飽食の庭

呪われた庭園より、ヴァイカント(子爵)からの招待状が届いた。
バロンより上位の爵位だが、いったいどんなやつなのだろうか……。血は十分にある。どんな敵が出てくるかは承知している。あとは、倒すだけだ。


ヴァイカント


呪われた庭園の最大の特徴はその広大なマップにあると言えるだろう。
先が見えず、最初から3つに分かれている。この広大なマップの中から鍵が入った宝箱を見つけ出し、扉を開け、鍵を探しという面倒くさすぎることをしなければならないのである。
しかも、今度は難易度のランクは5。通常出るクエストでは最高クラスの難易度である。

開幕早々2人が赤の呪いに罹る。血を持ってきているとはいえ幸先が不安だ。
血の呪いは血液さえあればプラスに転じるものだが、持ってない状況だと死の危険すらあるバットステータスでしかない。
道中いくつか血を手に入れる機会もあるが、運が悪いとほとんど手に入らない。

吸血したあとのこの蟲ババアえっちだな……

トラップから敵が出てくる。上級ダンジョンにしてはHPは高くなく倒せる相手だが、やっぱり赤の呪いが怖い。そして回避率が異様に高いので装備で強化していなければ常に7割前後の命中率で勝負しなければならない。
気絶や出血が通りやすいとは言え、トリンケット無しでは通らないことも時々ある。
敵をうまく処理できなかったときのプレイヤーへのストレスがやばい。

1回目の探索で覚えたことだが、いくつかのキュリオはアイテムを使うと大幅にストレスを軽減できる。そのために、序盤は取っておいて後でストレスが溜まってから破壊するという運用ができる。


これから毎日繭を焼こうぜ!

なんだかナメクジ女がイライラしたのか味方を殴り始めた。帰ったら売春部屋行かせてやるから……いや、お前出禁だったな。

だからやめろって、てめえヒーラーだろうがよ! ルセルはサイヤ人じゃねえし死んでもドラゴンボールはねえんだぞ!


ヒーローさん助けてくださいと来た!捕らわれの女重戦士か?色仕掛けシチュか!?
牢を破ったってことらしい。帰還した後確認してみると、馬車にレベルの高いヒーローが入っていたなるほど。お得なイベントだ。


ワインボトルを割れば、薪が出現するということを発見した。これはアド。キャンプスキルを使えば、HPを回復させたりストレスを軽減させることもできるし、4戦闘間だけだが、バフを得ることもできる。持っていて損はない、食料があればだが。

長い長いダンジョン。2時間近くも潜っていた気がする。しかし、ようやく……

ヴァイカントのお出ましだ!


やせ細った死体、ボディ、血で満たされた体、の3体が吊るされている。
HPは高くない127だとバロンの半分程度だ。防御力が高いわけでもない、回復してくるのだろうか……?

大食漢らしく突然死体を喰い始めた。50回復はエグイ。
さらに、デバフとバフの両方を付与してくる。食べたのは血で満たされた死体。
死体ごとに食事の効果が違うのだろう。

粗末な食事では出血を回復してきた。

気絶耐性が極端に低いので気絶させて行動を封じ殴ってみる。


気絶耐性100%のやつに気絶通すナメクジ女ちゃん素敵!

やっぱり頼れる没落者カイロットネキ

出血が通りやすいので回復されても出血を押し付ける

最後のトドメはナメクジ女。
あっさり勝てた。他に何をしてきたのかもわからないままに終わってしまった……。

ヴァイカントを倒すと、次はカウンテス(伯爵夫人)からの招待状が手に入った。おそらくこのダンジョンの最後のボスだろう。
長い戦いの予感がした。フラジラントを育てて挑む……!つづく

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わさび農園領主の日記 #14 呪われた庭園

DLCダンジョンやっていくよ

ダーケストダンジョンを乗り越えたわさび農園。
冒険者をこき使い、亡霊とかサムライとかいろいろなキャラ追加MODを入れて遊んでいたところに、新たなダンジョン発見の報告が上がった。
そこから、狂気じみた腐敗と血への渇望が飛来する……。

呪いの庭園


呪いの庭園と呼ばれるそこは、かつては饗宴の場だったらしい。
豪奢で、放埓な乱痴気騒ぎが日常的に行われていたのであるが、やがてその夜会に、邪悪なものが紛れ込んできたという。
それが、堕落の始まりだった。


松明メーターがおかしい。見慣れた形ではない。メッセージを読むと、出血しやすくなり、ストレスが少し溜まりやすいらしい。

そして、松明が使えない。明るくなる代わりに、命中率がプラスされる。
どうやら、光量は75以上がキープされている扱いになるらしい。

そこに潜んでいたのは巨大な蚊やダニと異形化した貴族とその従僕たちだった。
どうやら、血を求めているらしい。吸血鬼になったとでもいうのだろうか。
それにしても、造形がかなり不気味だ。
左側の敵などは、巨大なダニが頭部に張り付いている。おそらくこのダニが死体を操っているのだろう。

攻撃時に人間の頭部が露出する。人間を乗っ取ってゾンビ化させるダニみたいな生き物は昔これ書いたけど、クリーチャーとしてはかなり不快だな……。

そして、頻繁に仕掛けてくる吸血攻撃がかなり怖い。
あたると相手のHPが回復し、バフがかかるだけでなく


見た目もキモくなる。
それだけならいい。問題はこちらに与えてくる効果だ。
このダンジョンの最大の特徴でもある、赤の呪い。

どうやら、吸血生物と化すのは寄生虫やウィルスではなく呪いの影響らしい。
HP減少や各種耐性の減少など、面倒なデバフが与えられる。スピードが上昇するのが唯一の慰めという感じ。


フラジラント(鞭打ち苦行者)のカスヴィルちゃん。

この程度ならそれほど脅威でないなと思い先に進むと、時々血に関することを呟き、仲間のストレスを下げてくる。ちょっとウザイ。さらに、歩いていると突然冒険者が苦しみ始めた。


今度は血を求め始めた。これは、やつらと同じになったということだろう。敵からのドロップアイテムで血を保持していたので、与えてみる。

するとパワーアップした。どうやら、血の暴走と呼ばれる状態になったらしい。
時々狂ったようなセリフを吐きながら、勝手に行動したり、勝手にストレスをケアしてくれる。強いが勝手な動きを取るのが少し困る。

さらには、水中に身をひそめるワニと蟲が合体したような魔物も登場。
ボス並みに体力がある。

ガマの群れに隠れて近づき、一撃を食らわせてくる厄介な相手だった。


道中には不気味なオブジェクトが転がっている。この胎動する繭は触ると戦闘になる。火をつければ燃やすことができる。

厳しいダンジョンではあるが、敵はさほど強くない。敵の回避率は高めだが、呪いにさえ注意して弱い敵から片付けていけばいいだけだった。1度目のクエストは簡単に終わった。すると、今度は新たなクエストが現れた。

バロンからの招待状

そのクエストを受けるためにはバロンからの招待状は必要なようだった。男爵って意味だけどいったいどういうやつなんだろう。
とりあえず行ってみる。


クエストを始めるとこんなメッセージが。
要約するとダンジョンクソながいけど1回でクリアしてほしいなってところだ。

しかもダーケストダンジョンと同じで、先が見えないマップ。
時々配置されたイベントがわかることがあるが、基本的には2回偵察をしないといけないらしい。

ここがマジで地獄だった。長い。ダーケストダンジョンで死者を出した獣の腹よりも広いのである。しかも、キャンプは出来ない。そして、戦闘回数も多い。赤の呪いの危険が危ない! 冒険者のうち2人が早々に呪いにかかってしまう……。


そして、ただ長いだけじゃなく、道中に扉があって、バロンの元へたどり着くには鍵を手に入れてこなければならないらしい。この無数にある部屋の中から正解の部屋を見つけるのは非常に骨が折れた。


そして、長い戦いの果てに犬使いのキャッスルちゃんがデスドアに……

やめてくれ~けれど何とか一命をとりとめた

さらに発狂(かわいいね)

1回目の挑戦でクリアなんてできなかった。冒険者たちはほうほうの体で呪われた庭園を後にした。だが、何度も挑戦できるらしい。撤退した途中から攻略できるらしい。だが、ダンジョンに入れない。バロンの招待状が足りないのである。そこから、招待状を求めて何度も庭園に挑戦したのだが……一つも出なかった。そもそも、最初の一枚はクエストの報酬で入手したものだった。2枚目以降はどこで手に入れればいいのか……仕方がないからグーグル先生に聞いた。
どうやら、招待状を持っている敵はほかのダンジョンに現れるらしかった。そりゃ出ないわけだ。
廃墟の長いクエストに挑んだ結果、3枚も入手することができた。

ブリガンドへの復讐

呪いの庭園で血を集めている最中に、ブリガンド共の襲撃が発生した。
勇敢なるマスケティア、ジーザスの仇だった。

戦いは熾烈を極めた。


後ろのボムバレルを攻撃すれば、爆発は防げるらしい。

豚狩り屋の銃が冴える(HP1残しやめて)

タクヤさんの剛剣がうなる

苦戦はしたが、積み重なる毒のダメージによって、ブリガンド・ヴルフを撃退することができた。

仇は取ったよジーザス……。


バロンとの再戦

招待状を手に入れたことにより、再び呪われた庭園に挑戦することができる。
前回中断したところからのスタートだったが、その後で3つも門を突破しなければならなかった。長く苦しい戦いだったが、消耗戦に耐えられるメンバーを選出し、なんとかバロンの元に辿り着いた。


ほとんど人間の姿をとどめていない。醜悪な外貌だ。背後には胎動する繭が並んでいる。HPが高い。持久戦になりそうな気がした。

戦闘が始まると、バロンは繭の中に隠れてしまった。とりあえず繭を殴ってみる。


すると、中から吸血モンスターが現れた。同時に聴衆からの笑い声。笑劇に見立てて失敗を嘲笑っているということだろう。正解の繭を破壊すると中からバロンが現れた。



バロンは攻撃力そのものは高くないが、吸血攻撃とムーブ攻撃に加え、精神に多大なダメージを与えてくるのがつらかった。

合計3回も繭に閉じこもるバロンはかなり面倒だった。血が足りないので長引きすぎれば赤の呪いの効果で死ぬ可能性さえある(らしい)。


しかし、没落者カイロットの攻撃はバロンの高いHPをも簡単に削ってくれた。
仮面をつけて体はムチムチってのがエッチだな。

バロンを撃退すると、領地内の赤の呪いにかかっていた冒険者たちは健康に戻っていた。ボスを倒すことが解呪のトリガーになっているのだろう。

さらに、また別な敵からの招待状が届いた。
また長いダンジョンを攻略していかなければならないのは気が滅入るが、頑張っていくしかないよ! 

つづく

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わさび農園領主の日記 #13 ダーケストダンジョン後編~最後の戦い~

長く苦しい戦いも、いよいよ最終局面に到達した。
プレイ時間は70時間を超え、プレイ週数は94に上った。
だが、辿り着いた。
今、わさびは、ダーケストダンジョンの中心部にいる。
最後の戦いが、始まろうとしていた。

最後の攻撃

ダーゲストダンジョンへの4回目のアタック。
どんな敵が待ち受けているのか。
どんな構造のダンジョンなのか。
わからなかった。
だが、戦いに赴くメンバーは決まっていた。

レイナルド


ディスマス

ヨルガタ

ヴィヴェル

初期メンバーの二人と、最初に村にやってきた二人である。
信頼できる。今まで大きな功績を残した4人だ。


ナレーションも何も言ってくれない。

このゲートの向こうには何があるのか……
長い道だ。これまでにないほど長い。


なんだこの空間は。地の底に向かっているのに宇宙があった。
いや、仏教的な世界観だとすると、内部だからこそ宇宙なのかもしれない。
ここは全にして個。一にして全。始まりと終わりがある場所なのだろう。

なんだこのおっさん!?

ご先祖様らしい。狂っちまった経緯を語り、テメー大義のためとはいえ冒険者の命使って進んだなそのせいで何かが強大になっちまったんだぞって話をされ、この空間で永遠に存在することになるのだって言われた。何言ってやがるんだこのクソ爺。宇宙は内部にあるんだってよ。ボケ老人の戯言かよ。


てめえがボスなのかジジイ! 寝ぼけたことぬかしやがって!

HP5しかない雑魚雑魚かって思ったら硬え。

なんか増えたんだけど……ジジイが沢山いてもうれしくないんだが。
っていうか完全なる複製なのに本人よりHP多いぞ……。

本体にはダメージを与えられないから仕方なく分身を倒していく。


毒をまき散らし、気絶させ、ディスマスに永続バフをかけて強化していく。


敵の攻撃は触手を出してきたり、なんだかよくわからない口から出す波動。

ディスマスやっぱりつええ。

そのうちに、不完全なものが現れた。

そいつを倒すと本体にダメージが。

大体わかってきた。再生するときに、一定の割合で不完全なものが出てきて、そいつを倒していけばいいんだな。貴様も無限ではないのだ。

たった5ダメージを与えればいいだけ、戦いはすぐに終わった。


すると、今度は巨大化しやがる。
しかも完全無敵のぐちゃぐちゃしたよくわからないものを引き連れている。


よくわからないやつは攻撃をしてこないので、回復を入れつつ本体にダメージを与えていく。ディスマス、つよい。惚れる。


こいつの攻撃ヤバすぎる……。分解って何?
だが、ジジイは攻撃する度に近づいてくる。手が届く。

おっさんにキスされた!

レイナルドがジジイのキスでドン引きして狂っちまった!


どうでもいい、とつぶやきつつも前に出てくれるレイナルド。やっぱお前は狂っちまっても戦士だよ。一流の戦士だ。


近づいてくれば毒も当たる。ほとんどの敵に毒か出血のダメージが通るのがこのゲームのいいところ! ペスト医師の活躍の場だ!

クリティカル+気絶! ボスでもスタンする!

全体回復はやっぱり強い。全員がそれぞれの役割をこなしている。負けはしない!


出血攻撃は攻撃自体のダメージも高い!

終わりだ……


だが、HP0でもなぜか動いている?!

そしてヨルガタの精神にも限界が……(かわいい)

なんか巨大な心臓っぽいものに変身するジジイ。
肉体は不滅?不死?戯言だ。血を流すんだ、毒が効くんだ、殺せるさ。

攻撃するとこちらが回復し、毒になる。触ると毒ってことか?


攻撃は全体毒。辛いが行動回数は1。気絶も良く通る。
こいつは、狭義で言うところの宿形態というやつでは……

こいつらの心ももう限界みたいだ

ヨルガタがトドメを刺す! すると……


討伐対象の暗黒の心臓に変化した。なんだろう、人間を創造したのは善き神ではなく、このおぞましい怪物だとでもいうのだろうか。するとこいつはアザトースってところか、さもなくばヤルダバオト、デミウルゴス、グノーシスの神話で語られる悪の造神というところだろうか? 

だが、殺せば死ぬのだ。血を流し、毒に苦しむのだ。
倒せる。いや、倒すために我らはここにいる!


攻撃も、痛いが今までのボスとそう変わらない。

やれる。そう思った時、何か……嫌な予感が
攻撃対象を選ぶのではない、攻撃される対象を選ぶ攻撃だ。

嫌な予感がした。しかし、選ばねばならなかった。選んだのは、レイナルドだった。何が起こるのかわからなかった。

言葉を失った。レイナルドが即死した。
死が重いゲームだ。育てた冒険者を死なせないように細心の注意を払うゲームだ。
それなのに、この最終局面にきて即死技……ありえない。
二度とレイナルドは戻ってこない。
だが、戦うしかない。回復している暇もない。殺すしかない。
総力を結集して、死に、神に、抗うのだ!


流石のディスマスも発狂してしまう。恐怖に心を捕らわれてしまう。

そして2回目の即死攻撃……誰を選ぶ? 最悪なことに、選ぶ時間はあった。


アタッカーのディスマスはあり得ない。

ヨルガタは弱っていたがダメージを稼いでくれる。

答えは一つしかなかった。

ヴィヴェルが死んだ。
この戦いにおいて回復役は必要ない。ダメージを稼いでくれない。
だが、初期から戦ってくれた仲間二人の死は、重い。


ついにヨルガタのHPが1になる。だが、回復している余裕なんてない。
守ったら死ぬ。守ったら負ける。

この継続ダメージはでかい!

ディスマスは安定して活躍してくれる!


ヨルガタがディスマスに刃を振るう!

そしてトドメを刺す! ついに長い戦いに終止符が打たれる……!


勝利……しかしその代償はあまりにも重い……
それをもたらしてくれた4人のヒーローを祝福しよう。

戦いは終わった

ザンボット3のラストくらい人が死んだよ。だが、成し遂げたのだ。
数多くの苦難と犠牲の果てに、勝利を得ることができたのだ。


しかし、ED後失われた命を、一つ返してくれるらしかった。
3人とも返してほしい。だが、それはならないらしい。

考えた結果。むちむちを選んだ。彼女はわさびのミスで失った命だ。

改めて、全てが終わった。
遂げた達成感と、もう何もやるべきことがない寂寥感があった。
選択と後悔、欠乏とストレス、成長と死、幸運と不運、様々なものがこのクソッタレなゲームには詰まっている。
難易度は高い。胃が痛くなるほど精神的に辛い。
けれど、やりがいがあり、それらを乗り越えた先には愉悦が待っている。

しかし、本当に全てを終えたわけではない。
DLCが残っている。

次回、日記の続きを書くのであれば、それはDLCをプレイするときになるだろう。

それまでは、しばし冒険者たちに休みを与えよう。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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わさび農園領主の日記 #12 ダーケストダンジョン中編~敗走と勝利の迷宮~

村の様子がおかしい


冒険者のアイコンが、変わっている。化物になっている。
何かがおかしい。ダーケストダンジョンから、何かが漏れ出して来ているというのだろうか。触れてはならない災厄を村に持ち帰ってしまったというのだろうか。

だが、それでも、やらなければならない。3度目の攻撃。獣の道。果たして2回目以上に厳しい戦いになるのはわかっていた。それでも、やり遂げなければならない。

3回目の攻撃 獣の腹


三回目の目的はローカスビーコンを調査することだった。
ローカスビーコン、それが何なのかはわからなかった。

前回の恐怖、レベレーションがまた来るかもしれない。
炎のタリスマンを持っていくことにした。


選出メンバーはDフィスト・むちむち・豚狩り屋・ナメクジ女
全員がエース級のメンツだ。数多くのボスを葬ってきた頼れる仲間たちだ。
こいつらしかいない。小細工は無用。力で押す。

むちむちとDフィストは狂犬病に罹っている。命中率は下がるが、攻撃力が上昇する強力な病気だ。命中率をトリンケットでカバーしてやれば、かなりの活躍が見込める。

クエストの準備の段階で、気づいたことがあった。


長すぎる。薪が4つインベントリに入っている。通常、キャンプが2回出来る長いダンジョンですら、2つの薪が必要になるだけだ。

向かわせる冒険者を選出し終え、クエストを確認する。
長さは書かれていない。ただ、疲れ果てるの文字があった。


販売所の人にも変化が……


クエストのメッセージを読む限り、ここは巨大な獣の体内であるようだった。

完全な迷宮になっていた。
どこに進めばいいかわからない。全体の構造が掴めないからアタリをつけることもできない。そんななかで、ひたすら迷い続ける。そして、通り道には凶悪な魔物が徘徊している。

敵は不気味な肉の魔物。前回ボスと一緒に出てきたやつが通常エンカする。
フレッシュ・ハウンド


口と舌を使って責め立ててくるいやらしいやつ。
攻撃力も高く、気絶とムーブの複合技がかなり邪魔なくそくそ遅延マン。

ポリープ


速いスピード、高い回避率を持っている。
毒攻撃とムーブを使ってくるいやなやつ。

アンチボディ


昏睡する体液を吐きかけてくる。単体攻撃でダメージも高い。

マンモス・シストとホワイトセル・ストーク


道中に固定で配置されているらしい巨大なゲイザーみたいな敵。
HPが150以上あり、2回行動。
大きさは3マスで後ろのやつと同時に攻撃できるキャラは限られている。

きしゃない……1~2人に対して毒攻撃をしてくる。

眼からビーム!! 攻撃力をダウンさせてくる。
後ろのホワイトセル・ストークを再配置すし、自己再生もする。

勝てない相手ではないが、連戦はしたくないレベルの強敵だ。


後ろのやつは、たいして強くはないが、ゴミ・オブ・ザ・ゴミ。
ムーブ(強○隊列移動)と弱体化をしてくるらしかったが、一度も効果が発言することは無かった。ただ厄介なことに、テレポートという技を持っているのである。こいつが最適のクソクソクソ技だった。

なんと、パーティをワープさせてくるのである。ワープ先はいくつかの候補の中からランダムで選ばれるらしかった。そこに敵がいれば即戦闘になる。バフを引き継げるのはありがたかった。

そして、ホワイトセル・ストークは前衛が生きている限り何度でも再配置される。
だから、どうしても目玉野郎から先にぶち殺さないといけないが、なかなか倒せない。
そうして、てこずっている間にワープで飛ばされるという最悪のループに陥る。

同じやつに仕掛けに行けば、HPの減った有利な状況からスタートできるが、そもそも同じ奴に辿り着くまでに結構な距離を移動し、戦闘をこなさなければいけない。
つらい。
つらすぎる。
4回キャンプ張れるが、それでもどこを目指せばいいのかわからない。
ストレスが蓄積し、食料と松明と毒消しを消耗していく。
包帯を余分に持ってきたが、出血を与えてくる敵はいない。無駄になった。



むちむちはやはり強い。

豚狩り屋も頑張ってくれていた。

ナメクジ女も懸命に死に抗った。


Dフィストは絶不調だった。狂犬病の効果が出ているとはいえ、トリンケットの効果で実質補正は0のはず。敵の回避率を考えても75%くらいは命中するはずなのにバンバン外しまくる……つれえな。

豚狩り屋がデスドア状態に……だが豚狩り屋は耐える。

そして、覚醒。このドヤ顔である。

自己再生もしてくれる。こいつほんとに人間か?

ナメクジ女も耐える。こいつさえいれば、何度でも復活できる。

何度も飛ばされながらも、マンモス・シストを撃破し続けた。
だが、目的の場所にはいつまでたってもたどり着けなかった。
どこにある。せめて場所がわかれば希望も花開くというのに。


道中にアイテムを見つけた。だが必需品の補充はなく、金になるものばかり。そんなものはいらない。いくら払ってでも食料が欲しい……。


戦い、傷つき、消耗し、休み、戦い、疲弊した。
人は流れに逆らい、そして力尽きて流される。

不注意だった。戦いの中で毒を受けたむちむちが……。

ぎりぎりデスブローは免れると思っていたが、デスドアになったあと1回ダメージを受けた。それが、致命的だった。死ぬ確率は約3割。だが、死が彼女の隣に立っていた。


嫌だ……というDフィストの悲痛な叫びは、しかし、死の手を遠ざけはしなかった。

どこへ向かえばいいかもわからない中、攻撃役を失った。
このままでは全滅する。3人が死ぬよりも一人が死ぬ方がましだった。


わさびは撤退を選んだ。

誰かが死ぬ。


死んだのはDフィストだった。むちむちの後を追いかけたのかもしれない。

わさびは精神的にダメージを受けた。
万全の状態で、最強のメンバーを選んだつもりだった。
それが、最悪の、いや、最悪よりも少しだけマシな結果に終わった。

新たな人材を育てなければ。生還した冒険者たちのストレスをケアしなければ。

そう思い、しばし簡単なクエストに冒険者を派遣した。

初期の敵たちが、まるで遅るるに足りない雑魚だと思えた。

2度目の3回目の攻撃

そして、再起の準備は整った。
わさびは折れていない。何をすればいいか考える必要があっただけだ。

まず第一に、炎のタリスマンはいらない。
レベレーションを使ってくる敵がいないからだ。

第二にペスト医師を連れていく。
毒対策が必要で気絶に弱い敵が多いからだ。

第三にマークを持ちを選ぶ。
強力な攻撃でマンモス・シストを狩るためだ。

第四に目指すべき場所のヒントが無いかクエストを見直してみた。
心臓部を目指せと書いてあった。つまり、広いダンジョンの中心の近くに、目的の場所があるのだろう。マンモス・シストがそれを守るために配置されているのだとしたら、その周辺の部屋をくまなく調べる必要があるだろう。

その結果、選出されたメンバーは―ー
ルセル・2B・インディ・ナメクジ女
ナメクジ女は2回目の攻撃だった。だが、クリアしない限りはあの地獄に再突入させることができる。辛いだろうが、仲間の仇をとるために頑張ってほしい。

ほとんど苦労はなかったと言っていい。どの辺りを目指すかの目途は付いていた。
中心部の部屋をくまなく調べることを念頭に、ワープさせられてもそこに向かうことを心掛けていればいいはず。


パンツ見せて気絶させる2Bちゃん。普通にかっこいい蹴りだ……

ペスト医師でバチバチして気絶させてやる!
マンモスは気絶しにくいとはいえ、完全耐性ではない。6割くらいで気絶するので2体とも気絶したらアド。毒も効く。

マークを付けて、殴る。それで倒せるのだ。

ルセルと2Bのコンビはやっぱり強い。ジーザスがいてくれれば……。



飛ばされつつも次々とでかいのを殺していく冒険者たち。
やがて、他とは異なる場所をみつけた! ここに違いない。
守っている奴がいる。
そしてテレポート。はいごみー


だが、場所がわかれば何度でも仕掛ければいいだけだ。


ルセルと2Bのクリティカルが刺さる!

そうして、ようやく目的が果たせた。


始まりと終わりの扉を開くのだ……。

2度目の攻撃は非常にうまくいった。情報があるというのは、強い。
だが、二人の命を失ったというのは事実なのである。

次は最後の戦いだ。あの扉の先に何が待ち受けるのか……つづく。

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