The sense of sight 2020/07/27 23:31

主人公たちが過ごす部屋、最高に思い入れが強いです


ファンタジーな世界を彩るものの一つに、ロウソクの明かりがあると思ってます
光源の違い、中でも蛍光灯のような電気的な照明器具とは違った色あいなのですよね

ろうそくだったり、暖炉だったり
そういう、温かさのある熱がある炎が好きです


主人公の部屋


主人公にとっては、寝て起きるだけの部屋
ベッドのうえで目を覚ましたら、部屋を出て行く
訓練をして、食事をして、ここに帰ってきたら寝るだけ

そういう娯楽や趣味のない人間の殺風景な部屋というのをお願いしました

で、それが見事に表れているのですよね


こちらは就寝バージョン
明かりがなくて夜の静けさが感じられて好きです



カーテンを閉めたバージョンと開けたバージョン
こうして並べてみると、改めて日の光は元気をくれるのだなと実感します

主人公にとっては、ただの部屋
でも、ここに運び込まれたアイシスにとっての印象はまったく別でした


見覚えのない部屋、柔らかい枕、清潔なシーツ、暖かい毛布。
夢? だとしたら、最低な夢だ。
私の手に届かないものばかりが、ここにある。


主人公にとってはなんでもないもの
それでも、もっていないものにとっては、特別なもの


人によって、立場によって、持っているものは違うし欲しいものも違う
持て余している人がいる一方で足りていない人もいる


そして、愛着を持って部屋を使っていくとだんだんと部屋が変わっていく
そんな表現も作中にはたくさん描かれます


変わりゆく部屋
何もない殺風景な部屋が、持ち主の思いを受けて、徐々に色づいていく
そういうところも、成長と表現できるかなと思います

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