エッチさを出す難しさ
エッチさを出す難しさ
僕は昔、漫画家に憧れて学校にヌードデッサン本を持って行ったんです。
後は言わなくてもわかりますね。
そうです。
同級生等などに変な目で見られてそれ以降は持っていかなくなりました。
これは昔から今も変わらないんですが、
別にヌード本で女の人が全裸、もしくは下着だけでもエロくはないと思うんです。
散々、誰しも昔から大人は偉そうな事を言うのになぜそんな童貞臭いウブな反応をするのかがわからないんです。
仮にヌード本の女性が少しでも嫌がったり、恥ずかしがったり、そそられるスタイルならエロいでしょう。
でも、参考本の下着まで付けた無表情の標準女性に興奮するわけがないんです。
その理屈でいけば、
下着や秘部を出さなくても、恥ずかしがったり嫌がってる顔を描けばエッチなモノは成立してしまうんですよね。
前回の「クロスアンジュ」は微妙で「ガオガイガー」の方がエロく見えるというのの典型例で、
前者の作品の方がお色気シーンも猥談も演技力も圧倒的に高いんです。
ただ、見せ過ぎて狙い過ぎているせいで、いわゆるヌードデッサン本のように"見れて当然"みたいな感じがあると思います。
対してガオガイガーはあくまで子ども向けで子どもに見せれる範囲内でのエロを追求してるんですよね。
作品がエロを提供するのではなく視聴者が進んでエロを探す作品。雑誌の袋とじを開ける感覚でしょうか。
羞恥心もなく自分でパンツを見せる淫売よりパンチラの方がやはり興奮すると思います。
こうやって書き連ねるのは容易いですが、実際に人を興奮させるって深いんですよね。
エロとは単純なようで深い。けれど、どんな馬鹿でも持っているから浅くもある無限迷路ですね。
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