アメリカンジョークを笑えるか
アメリカンジョークを笑えるか
愛想笑いという文化はほぼ日本だけだったりします。なのでアメリカ人のジョークは必然的にハードルが高くなります。
"アメリカンジョーク"と聞いてパッと思いつく人はいないと思いますが、
実はアメリカンジョークは日本人にとっては、どぎつい下ネタが基本だったりします。
割と真面目に話すんですが、
刑事もの、アクション系の映画を観ると「しゃぶる」とか「ケツに突っ込む」というセリフをよく耳にするんです。
それを男同士の会話で、何なら親友との会話でジョークとして出てきます。別にゲイではないんです。
日本人ならば笑えないでしょう。愛想笑いすらせずに今後は距離を置くのではないでしょうか。
では、日本人にとっての"ジョーク"とは何でしょう?
たぶん"ダジャレ"が精一杯な人がほとんどだと思うんです。変な顔、変な声、モノマネとかをする人もいるかも知れませんね。
でも、ジョークの質としては下ネタの方が何倍も格が上だと思います。
なぜなら、架空の話、仮定の話を題材にひょっとすればフィクションじゃない可能性すらある話題をジョークという空想上で展開しているんです。
例えば、昼休みがやけに長かった友人に
「彼女にしゃぶって貰っていた」
これがジョークとして成立しているので本当だったとしても単純にトイレだったとしても笑えてしまうんです。
これは"事実がどうだったか"ではなく、
本当にその可能性もあるだろ、という前提が笑えるという仕組みだったりします。
変な顔、変な声なんて物は子どもでも出来るし猿でも笑いますが、
そういう空想上のジョークはある程度の知性、感性がないと出来ない面白さがあると思っています。
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