映画「アメイジングスパイダーマン」
映画「アメイジングスパイダーマン」
スパイダーマンを知らない人はいないでしょう。近年でも劇場版が公開されました。
ただ、劇場版スパイダーマン3代の中で1番人気がなくておそらく知名度が低いのが"アメイジング"です。
3代の中で唯一、2作品だけで終わったタイトルです。
その理由は明白でスパイダーマンの中で内容が1番重たくて、スパイダーマンの中で1番弱い主人公だからです。
手から糸は出ませんし高性能メカも持っていません。
よくピンチになって誰かに助けて貰います。彼女に泣き付きます。
全然アメイジング(素晴らしい)ではありませんね。
ただ、僕は初代も好きですがこのアメイジングが1番大好きなんです。
まずはキャラが本当に魅力的です。
初代と同じ名前の"ベンおじさん"が本当に理想的な育ての親で内気な主人公を必死に支えてくれます。
彼女は主人公よりも正義感が強くヒーローに向かって「逃げなさい、隠れないと」と必死に心配してくれるのに、
自分の決めた正義は貫く芯の強い女性です。
メイおばさんは2で出番が増えるのですが、主人公との洗濯物の取り合いだけで口喧嘩するシーンは微笑ましいです。
監督が撮りたかったシーンだろうし僕も大好きなシーンです。
だからこそ彼らを守りたいと共感できるし、
亡くした時のショックも大きいです。
精神も弱く、助けて貰うばかりの非力なヒーローだからこそ視聴者は共感できて頑張れと応援したくなる。
そんな等身大の未熟な若者だからこそアメイジング(素晴らしい)なのだと思います。
なにも完璧で最強だけが素晴らしい訳ではないのだという近年の日本アニメの最強主人公に言ってあげたいのですが、
残念ながらアメイジングスパイダーマンは2作目で終わる事になってしまいます。
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