映画「アメイジングスパイダーマン2」
映画「アメイジングスパイダーマン2」
次回作も続きそうな終わり方をしたんですがアメイジングは2作で完結します。
きっと日本のみではなく世界的にヒロインが死んだ事が評価されず酷評だったのだと思います。
続編ではなく3代目に夢の共演でアメイジングが登場します。そこで意味ありげにヒロインを救うシーンがそれを語っています。
ただ、僕はあれはハッピーエンドだと思うんです。
終わりがあるから美しい。
映画序盤でヒロインが語るセリフですね。
ヒロインは死にたかった訳ではないが、それを決めたのはヒロイン自身だ。
そんな彼女だからこそ主人公のピーターが好きになった。
素敵なことだと思います。
音楽も素晴らしく、挿入歌の
「君のためなら何でもする」(和訳)
YouTubeに字幕翻訳版があるので聴いてみて欲しいです。
変な意味に取られるだろうし、
だからこそ、この映画は失敗したのだと思うんですが、
"あれほど人が感動する死に方をする映画"は珍しいと僕は思います。
死は悪いものだと決めつける人が多いし普通なのかも知れませんが"儚いものの美しさ"も芸術だとは思うんです。
映画最後の時がスローになる瞬間から、
息も忘れるほどの緊張感を作ってスパイダーマンの無音の中の悲痛な叫びを表現しつつ、
最後にヒロインの「ビタン」というわずかな激突音。
たったそれだけの音でも人は死ぬんです。
きっと監督はこれを創りたかったんだろうなと思わせてくれる。
バッドエンドなのに拍手したくなる芸術性があると僕は感じたんですね。
1.2どちらも何回観たかわかりませんが監督のメッセージがこもった素晴らしい映画だと思います。
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