米国ヒーローの一途さ
米国ヒーローの一途さ
最近の日本のアニメのヒーロー像は主人公がイケメンで、
なぜかヒロインに気が付けばモテて白馬の王子様のように助けるのが主流です。クールな主人公が多い印象ですね。
意外なことにマーベル系などの米国ヒーローは内気で好きな女の子をデートに誘う勇気すらないのがスーパーヒーローだったりするんです。
対してヒロインの方が自分から危険に突っ込んで行って、仕方ないから主人公が助け出すパターンが多いと感じます。
スパイダーマンやバットマンは"たかが恋愛のため"だけにヒーローを引退しようと何度も迷います。
個人的にむしろそれが人間らしくて僕は好きなんです。
大勢を救う義務があるヒーローならばトロッコ問題で迷わずに大勢を選ばないといけないのに、
人間として"大切な人を守りたい"という一途な想いこそヒーローが1番大切なものだったりするとも思うんですね。
大勢を犠牲にして大切な人を選んだ主人公がカッコいい筈がないんです。
本当に大切だと思うからこそ隣にはいれないという甘酸っぱさ、苦さが最近の日本アニメに決定的に足りてない要素だとは思います。
大勢を救いたい。大切な人も救いたい。
いくらフィクションだからって、あまりにも嘘っぽい物語は人を感動させる事は出来ないです。
とはいえ、バッドエンドも世間では評価して貰えないのが難しい所ですね。
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