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2022年 04月の記事 (10)

ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2022/04/28 08:00

甘美な堕落と辛い正義

甘美な堕落と辛い正義

海外映画や昔のアニメが好きだからか、僕は最近のアニメやハッピーエンドな最近のテレビが無理なんです。


たぶんその根元には堕落は甘美な物だという意識があるからだと思います。

サボる、逃げる、嘘をつく、犯罪を○す、性に溺れる、薬物に手を出す。
軽い物重い物、これら全て"堕落"と言ってもいいと思います。

でも、それらは甘美な誘惑の筈です。
誰も苦痛に耐えながら堕落はしませんよね。


対して、正義とはツラい物です。
誘惑されて正義は行いません。

誰かを助ける、自分の意地を通すだとか正義は基本的には得をしません。人質を取られるだけで無力になります。


だからこそ、正義はハッピーエンドにはなれないと僕は思うんです。
何故なら正義は甘美ではなく、堕落こそが甘美だから。

だからでしょう。
僕が鬱作品と言われる作品の終わりが鬱に見えないのは。
自分の意地を貫いて死んでいく少年は立派だと僕は思います。苦痛に耐えながら自分の正義を通したんですから。


棒切れ一本で村を出た若者が大魔王を倒して世界を平和にするお話はさすがにフィクションだと思うんです。

何のリスクもなく幸せになれるとしたら、それは堕落してるのと同じではないか?と僕は考えます。

堕落は悪ですという話ではなく、
体に悪い砂糖は甘くて薬は苦いという話です。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2022/04/25 08:00

日本で受け入れにくいゾンビ感

日本で受け入れにくいゾンビ感

日本のゾンビ作品といえば「バイオハザード」が有名ですよね。
逆にそれ以外で一時のブーム以外の大ヒットしたゾンビ作品は少ないと思います。


しかし、バイオハザードは初代以降は射撃ゲーム、映画であってゾンビの形をしたクリーチャーを殺すゲームですよね。
ボスはゾンビの元型すらなかったりします。


日本ならば知り合い程度の人に「ゾンビ映画が好き」と日本で言えば大概は不振人物っぽく見られ引かれるでしょう。

これは僕の勝手な憶測なんですが、
ゾンビ映画は"生の人間の黒さ"がモロに出る作品だからだと思うので受け入れられないのかなと思ってます。

もちろんグロいのが苦手という人も多いでしょうが無意識に感じてると思います。


日本に置ける一般的な"大人向け"な作品だと「デスノート、カイジ」みたいな建前に次ぐ建前の応酬。

だまし合いなど、いわゆる昼ドラのようなドロドロした物語が"大人向け"と言われる傾向にあるんです。


しかし、命の危機がある場合には建前なんかないんです。

砂漠で散々歩き疲れた旅人が湖を見つけて「はしたないから」とコップでは飲まないです。


ゾンビで例えれば、
仲間がウイルスに感染した状況で仲間を殺すのは人殺しになるか?
意識があっても人殺しなのか。

"正当防衛"という大義名分の建前は言えますが生の感情に近い…というかそれ以上ですよね。

もっと道徳的な価値観、倫理観が複雑に絡み合って、
それでも正気を保っていないといけないという"建前"よりもっと複雑な物語がゾンビ作品の軸なわけです。


普通のドロドロは"結果"までの道筋を楽しむ物ですが、
道徳的な問題は「見ていてはっきりしない気持ち悪い作品」か
「余韻の続く考察できる作品」かで感想が別れそうです。

ただ、勧善懲悪の日本では結果はハッキリして欲しいんでしょうね。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2022/04/22 08:00

学園黙示録キャラ背景について

学園黙示録キャラ背景について

まずは2話の話をします。
2話は1話から一転、サブキャラが描かれて主人公の活躍は少し控えめになります。

木工室での簡易エアガン作成はミリタリー好きには堪らない見せ場だったと思います。
(ただ、物語中ですぐに普通の拳銃に代わるのが惜しいです…)

それで、第2話の最後に博識なツンデレっ子の高城がゾンビを始めて殺すんです。

そして、1人でヒステリックになって取り乱すんですが僕も含め視聴者はここで
「どうしてゾンビ1匹殺しただけでヒステリックになるの?」と疑問に…なんならストレスにすらなるかも知れません。


でも、ゾンビとはいえ人間なんです。

例えるなら意識不明の植物状態の人から人工呼吸器を外して殺して下さいと言われるのと原理は似てると思うんです。
ゾンビは襲って来ますが"意識はなくて人の声と形は同じ"という点は一緒です。


本当ならゾンビをバタバタ殺せる方が異常者で、殺してしまってヒステリックになるのは実は正常という妙に深い2話目です。
"ゾンビという概念"は知ってて当たり前だよねという1話目との矛盾が面白いですね。


そこでゾンビと戦うメンバーを振り返ると、男子2人は女性を守るという大義名分があるとします。
剣道女子の毒島は隠れシリアルキラーなのは物語で打ち明けられますが、

残り1人メインヒロインの麗も序盤からバタバタとゾンビを殺していくんです。

警官の死体のホルスターから銃と弾丸を平然と抜き取るのも含めて、
この順応度の高さは相当なビッチだと思うんですが実はヒロイン3人の中で1番謎が多い彼女だったりします。


同人でそこの空白を描けたら面白そうだなと思います。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2022/04/19 08:00

学園黙示録の第一話

学園黙示録の第一話

実は未だにアニメのみで漫画版は見た事がないんですが、このアニメの第一話のクオリティが凄く高いんです。

アニメ全般で僕は第一話が好きだったりしますが、その中でもトップレベルです。
ゾンビ作品だからこその映え方も関係あると思いますが。


まず、ゾンビアニメなのに冒頭から桜が舞っているんです。
学校に桜という日本独自の魅せ方。

しかも、桜は希望だとかワクワク感の象徴みたいな存在であるアンバランス感を第一話から入れてくるインパクトですよね。
センスがいいです。


それから第一感染者への流れが素晴らしい。
B級ゾンビ映画に多いんですが第一感染者の発見からグダグダする事が多いんです。

例えると、
「あそこに人が残ってるぞ」「良かった、あんた無事か?」と言ってると襲いかかって来てグダグダしてる間に撃ち殺す。
こんな感じが王道パターンだったりします。
なぜこの瞬間だけ他のゾンビは出て来ないんでしょう…。


これをこの作品は物語の最序盤からテンポよく魅せてるんです。
主人公は卑屈な青年でヒロインに浮気(?)されましたと、くどくない程度にかつ簡潔に視聴者に伝えてからです。


その後は視聴者に"ゾンビ"という概念は知ってますよね。という前提で話が進んでいきます。
これも斬新ですね。大抵は「何で死体が生き返るの⁉︎」という所から始まるのがお約束なんですが。


第一話の最後に感染した親友を殴り殺すんですが、その瞬間に主人公が逆光なんです。

逆光はアニメ表現なら"希望"という表現で使われたりするんですが、
一面の桜に逆光というカッコいいアンバランスさがいい感じに生々しさを打ち消していてよく出来た第一話だと思います。

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ぐらしゅぴMk-Ⅱ 2022/04/16 08:00

次制作の同人発表

次制作の同人発表

なんだかんだともう前回の同人作品から2ヶ月なんですね。早いです…。

色々と掛け持ちしながら制作しているのでほんの少しずつですが完成に近づいてきています。

「一度くらい肉体改造を描いてみたい」と思って描き進めているのですが、
これが思ったより難しくてもしかすると来月になるかもしれません。


それでもうさらに次回の話をしたいんですが、肉体改造の次は「学園黙示録」の二次創作CG集を作ろうと思ってます。

本当にふとなぜか
"あれ?そんなに好きなら同人創れば?"という発想が急に湧いてきて、
確かになぜその発想がなかったのか。

作品へのリスペクトが凄すぎて同人を描く上でこれほどの好材料もないという事に全く気が付かなかったです…。
馬鹿だ……

そうですよね。
自分で「異色な作品だ」「続きが気になるという意見をよく見る」と言っておいて…あほですね……


もうアニメも10年前の作品ですがきっとこの作品のファンも多いと思うんです。
実際に見たいという声を知っている訳ですから。

しかも…というか、それに引き換え、
学園黙示録の同人の全体数はなぜか少ないみたいなのでこれは描くべきというか、描くしかないです。

"みんなの期待の続編同人を描く"……とまでは考えてませんが「この時にこれあったよね」っていう妄想はいくらでもあるので……本当に馬鹿ですね。


とりあえず、次の作品は肉体改造ものを出します。なるべく今月中に出したい…。

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