映画は打ち切りが大前提
映画は打ち切りが大前提
日本人の感覚と海外で違うのは、
"打ち切りをどう受け止められるか"です。
僕が恐らく1番好きなアニメ「学園黙示録」は原作が未完で完結した作品なので、
「面白いけど途中で終わったから」と切り捨てられるのですが僕は名作だと思っています。
前回に書いた「猿の惑星創世記」では、
第1部が完璧な終わり方だったのに蛇足になってしまう、と思っていたら3部まで全部面白かったんですが、
明らかに"第1部で打ち切られてもいい前提"での終わり方でした。
そもそも、どれだけ超大作映画を制作しても興行収入が伸びなければ続編はあり得ないので続編ができる方が奇跡と僕は思っています。
日本では何故か完結編まで制作されないとクレームが来る風習がありますが。
だから、あまりにも完璧なラストを観せて、
「この監督は本当は途中で終わりたかっただろうな」という作品は見ていても辛い作品もあったりします。
最近ではアニメの初期セーラームーンからの続編Rですね。
そういう意味での「猿の惑星創世記」は蛇足までが完璧に面白かった作品でした。
最後まで"普通に面白い"ってとんでもない事なんです。