ぬぷ竜の里 2023/09/19 18:00

Unityの料金プラン改定について(どうなる?)

こんにちわ!ぬぷ竜です。

最近ゲーム制作界隈ではUnity社が突然料金プランの変更の通知をして、
突然すぎるUnityの発表に多くの人が戸惑っていました(というか炎上してた)

Unityといえば、私がジャガー戦士さん・なまこ大爆発さんと一緒に作った「大センカ」はUnity製ですし
サークル:トラクトリ:大センカ


ちょっと前に発売したRPGツクールの最新作「RPG Maker Unite」もUnityのアセットとして挙動する形でした。

今回は色々と盛り上がっているUnity周りの事件と、今後についてのぬぷ竜の所管を述べていければと思います

【追記】
ただ、Unityがこのプランは考え直すという事で一時撤回したので
ここから記述する内容は「こんな事があって、ぬぷ竜はこんな感じに考えてたよ!
っていう感じの読み物として読んでいただけると助かります

何があったの?

突然UnityがXにてこんな発表をします。
https://x.com/unity/status/1701650081403842851?s=20
つまり…… どういう事?

ざっくり書きますと、
Unity Personal(Plus) プラン の場合は
20万米ドル(現在だと約3900万円)以上の収益を上げていて、さらに20万インストール以上されている人は
20万を超えた 1インストール毎に0.2$(約30円)払ってね!

Unity Pro の場合は
100万米ドル(現在だと約1億4500万円)以上の収益を上げていて、さらに100万インストール以上されている人は
100万を超えた 1インストール毎に0.15$~0.02$払ってね!

という利用条件が 突然 追加された、という感じです
ついでにUnity Plusのプランが消えます(なぜころたし

←脳がパンクするぬぷ竜

同人ゲーム目線では……

結論ですが……売り切り型の同人ゲームについては
基本的には変わらない(これまでと同じ)

……変わらない……な……

Plus(年間5万円プラン)が消えるので
Unityのロゴを出したくない場合はPro(年間約27万円)の契約が必要になる
という感じでしょうか。
※人によってはここが一番キツイかも、雰囲気重視のゲームだと没入感に影響するし…

ゲーム発売後に20万米ドルを超えて、かつ100万ダウンロード以上されそうな場合はProへの契約をすれば良いかなという感じです。

そもそも同人ゲームは1本◯◯円という形で販売するスタイルかつ
100万本以上売れるという事はまぁ無い為、基本的には関係無いです。
そして
・再インストール 
・海賊版 / 不正インストール
についてはカウントしないという事を公式が発表している為

販売サイトにて発売本数が追える同人ゲームについては、売れた本数を大幅に超えた数を請求される事は無いと考えます
そもそもどうやってインストール数を正確に数えるんやって問題がある

そもそも正確なカウント無理じゃね

なので、DLSite、FANZA、Steamで発売される
「個人・小規模チームの売り切り型ゲームの開発」については

Unityのロゴを消したい という場合を除いては 金銭的には これまでとほぼ変わらないと感じます
※ここが重要、今回は金銭的な問題ではない…

しかし、特定のビジネスモデルで稼いでいる場合は大変そうです。

ハイパーカジュアル(広告収入型)はきつそう

いわゆる「誰にでもプレイできるような、わかりやすいゲーム」かつ、基本無料で広告収入が収益のベースというゲームはきついかも…
って感じですね。
「1インストール毎の利益率が低いけれど、大量の人がプレイしてくれるので利益が出る」
というスタイルだと、今回のUnityの料金プラン改定がダメージとなってきます。
1インストール毎にライセンス料を取られる=利益を圧迫される
シンプルに利益が減りそうですね。
無料かつ、利益が20万米ドルギリギリのような運営形式のゲームの場合は赤字になる場合もあるらしく
無料&グローバル展開!世界中の人にプレイしてもらえればめっちゃ儲かるかも!!
とする為にはPro(27万円)はほぼ確実に支払わないといけないですし
売れなかった時のリスクもある……うーんキツイ

運営が無理!
あとはツール系ですよね…(3Dポーズアプリとかは基本無料とかだと赤字になるらしい)

問題の本質は…「信用・信頼」のゆらぎ

しかし問題の本質はここだと思います。
「Unity はこういう事をしてくる」 という認識をユーザーに与えたのが大きい

何をされるかわからん…
ゲーム制作ってまぁ長い年月がかかる事もあるわけですよ。
大規模なゲームなら3年とかの期間をかけて作っている事もあるわけです。
そんな時に
「利用プラン変更するね!インストールされればされるほど利用料がかかります!
来年(4ヶ月後)から適用されるよ!よろしくね!」

と言われても対応は無理です

今回の発表ではインストール数に対しての従量課金&Plusの削除 という事で
私のような売り切り型の同人ゲーム開発者にとっては金銭的な影響は無いのですが…
これは開発形態でたまたま影響を受けなかっただけで

例えば
「利用プラン変更するね!売上の30%をロイヤリティーをもらう形式にします!
来年から適応されるよ!よろしくね!」

みたいな事を突然言われる可能性もあるという事になります(流石にこれは極端だけど…)

私がUnityを選択した理由として「現在の料金プラン」が前提ですし、ほとんどのUnityのゲーム開発者がそうだと思います。

そこを後から自由に変更してきて、4ヶ月という変更に対応できないような短い期間での実施
しかも過去にリリースしたタイトルについても同様のプランを適応!(これがマジでヤバイ)
これは対応不能です、初見殺し

こんな事をされると「Unityを選択する」という事自体のリスク要因にもなってきます
※という意見が大量に出たので、Unity側もプランの実施を撤回しました。
こういう不安が払拭されるような内容・声明を出してもらえると良いですね…

今後どうなる?

ゲームエンジンの選択肢が多い昨今、Unity以外を選択するケースもあるでしょう。
しかし
・日本語の情報量が多い(利用者が多い)
・巨大なアセットストア / 購入したアセット素材などのアセット資産
・ゲーム作成をスムーズにする自作ライブラリ
・ノウハウがある

などなど…
正直別のエンジンに切り替えるにしてもコストがかかります。
※Unityを使う方が開発スピードが早く「開発の長期化」というリスクが少ない
 知り合いにもUnity利用者が多く、問題発生時の情報共有ができ突破力も高い。
 個人/少人数開発だと非常に重要なポイント

Unity社が新プランを一時撤回した事と、現状Unityを利用するメリットが大きい事から
とりあえずは利用を続けていこうと思っています(Unity自体は非常に使いやすいソフトなので…)
個人開発のボリューム・クオリティ感だとやっぱUnityがちょうど良いんだよなぁ…

Unityは本当に良い物なんだよ…
ただ、別のゲームエンジンの勉強もしないとまずいかなぁ……
という気持ちが出たのは間違いないですね…ではまた!

ぬぷ竜のこれシコ

今週はこの作品でいっぱいシコりました
サークル:JSK工房さん:魔王ってエルフの女騎士に命を狙われるんですか


JSK工房さんのバトル&エロシリーズは数あれど、時短シコするかぁ~となると何度も選ばれてしまうのがこちらの作品。
催○と時間停止というシチュエーションが追加され、JSK工房さんの作品の中でも特にぬぷ竜のお気に入り…!なんだけど、Flashという事で定期的にセーブデータを消したしまうんですよね…(涙の再プレイ)

シコるという目的では、即開放のコマンドがほしい所なのですが…かなり昔の作品なので…プレイするしかねぇ!
(ルインズシーカー / ヤレるチケット / ヤリステメスブターでは実装してます、JKS工房さんも最近はアンロック版を追加する事も)
何度でもシコれる物は!何度でもシコれるんだ!!!(構文

来週もいっぱいシコろうね、シコ太郎!

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