死神の息子10

農夫のジャックは妻を病気で失って以来、息子を育てるため懸命に働いていますがここ数年は実りがよろしくない状態で街に荷運びに行ったりとかなり苦労していました。
シャルルからすればそれは自分が知らない現実であり、そういった社会を知ることでラモール家という小さな社会で暮らさざるを得なかったシャルルにとって新たな発見につながっていくのだと思います。
シャルル本人はいい子なのですが、何分普段は迫害されているせいで社会と隔絶した生活を送ることを強いられており、ラモール家という看板がかかっていない一般人としては社会をまるで知らないお坊ちゃんなんです。
色眼鏡で見てくることがない同世代の友人や年上の友人ができてよかったね、シャルル。