行雲流水/灼熱の砲撃 2021/12/26 10:05

NTRや堕ちた後に興味が薄い理由を考えてみた

どうも、ケツマンコの描写に熱意を注ぐ行雲流水です。
今日は私自身が「NTR」や堕ちた後の性奴○に興味がない理由を考えてみました。

NTRものにおいては大抵の場合、「あの人よりも大きい」「こんなの耐えられない」などの現在のパートナーよりも比較して大きいペニスやセックスのテクニックが高い、という描写によってNTRが発生するパターンが多くあります。
しかし、仏教の説話の中に「美しい妻を持ったが彼女が別の男に心を移すのではないか」と恐れを抱いた男の話があります。
つまり、ペニスの大きさで女を得た男は常に自らよりもペニスの大きな男に怯えていなければならなくなる、ということです。
さらには奴○という面でかんがみても、パートナーとの幸福な生活という精神的に満たされている状態よりも自らの性的な快感でパートナーを裏切る、ということは自分本位で身勝手な奴○に過ぎず、簡単に主人を裏切ったり、その意図を無視する可能性が考えられ扱いずらいものだといえます。
これらの理由から私個人としては、NTRの堕ちるシーンは好きな一方で、堕ちた後は「もう後は殺すしか楽しみ方がない」と判断するに至るのです。

では、なぜ男性向けにおいて上記のようなペニスの大きさやセックスの巧緻においてNTRというのが一つのテンプレなのかを考えてみます。
男性は女性に比較して、現在をとても重要視しているものですから、「今、好ましい女を得られる」ということが重要であり、その後、奴○を飼育する上での困難というのを想定していない可能性が高く考えられます。
また、女性がその目鼻立ちや体形にコンプレックスを抱くように、男性もまた自らのペニスの大きさ、セックスのテクニックに対してコンプレックスを抱くものであるため、そのコンプレックスに対して「すぐれている」という評価を得られるワードを言わせることで自尊心が満たされるのではないでしょうか。
この考えは男性が女性よりも外見に関心を強く感じ、そこに魅力を持つことと合わせても適当な答えのように思えます。

では、女性向けにNTRはないのか、と疑問を抱かれる方もおられるでしょうが、古くは『ベルサイユのばら』の頃からNTRそのものはあります。
ただ、女性向けNTRのテンプレはペニスや外見が今のパートナーと比してすぐれている、という点ではなく概ねの場合、「パートナーから精神的に満たしてもらえていない状態」にあり、その精神的な幸福を別の存在が埋めることによってNTRが発生します。
これは少女漫画だけでなく、BL作品においても同様で、セックス単一でNTRが発生する作品というのは男性向けの影響が強い作品以外ではほとんど見受けられないのが特徴といえます。
この場合、すでに今のパートナーに対しての不満があり心が離れている状態であることと、精神的支柱を新たな存在に挿げ替えることにより、NTR後にそのパートナーから離れることが困難となりますから、パートナーは自らのペニスの大きさやセックスの巧緻を他者に比較して怯えることもありません。


つまり、私は「堕ちる」という行為に対して高潔な人間が快楽にひれ伏す崩壊のカタルシスを覚えますが、それ以後のことを考えると「この奴○は優秀な奴○ではない」と判断して興味を失うのです。
同様に奴○をはらませる行為も「奴○の価値を下げる行為、場合によっては母子ともに死ぬ損益」を考え、あまり好きではないのです。
そもそも、私自身はビッチがそう好きでもありませんから、堕ちる前の段階、高潔であったりエリート意識が強かったり、まじめであったりする人物が好ましいからこそ、そういった人を辱めたいと思うのです。
ならばこそ、堕ちる過程によってそうした人々の屈辱、羞恥、葛藤、崩壊の様が一種のエンターテインメントとして楽しめるのです。
そして、堕ちた後、というのは大抵の場合において(私の場合、これは大衆への迎合に近いのですが)、「ちんぽ、ちんぽ欲しいのお」と甘えたような口調でいうテンプレ的な性奴○になるのですから、もう元々私が求めていた人物像とは乖離してしまうので、「あとは殺すか」という判断になるのです。
殺そうとすれば生き延びたくて何か面白い行動をしてくれるかもしれませんから。

これらの理由から、私は「堕ちる」描写が好きな一方で「堕ちた人間」には興味がなくなります。
このあたりが段階エロ、調教物のゲームが好きにもかかわらず、それらに没頭できない理由なのでしょう。
ゲームを進めれば進めるほど、私の興味が薄れてしまうから。
この点に関しては自分自身の問題であるため、このあたりにどう取り組むか、今後の自分の作品で真摯に向き合っていく次第です。

以上、ケツマンコの描写に悩む行雲流水でした。

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