【支援者向け】なにかを作りながら考えていること - お話を書き上げるまでの道のり(中編)
※2021年6月の限定記事です
※先に前書きをご覧いただければ幸いです。
前編に引き続き、小説やゲームの原稿などを書きながら考えていることをお話しします。
前回はアイデアやプロットの段階についてだったので、今回は実際にテキストディタにガリガリと(実際はカタカタと)文章を書いているときに考えていることについてです。
さて前編では、執筆を登山にたとえていました。そして、登る行程には「物語を進行させる箇所」と、実際にえろいことを行う「プレイの箇所」があること、そしてそれらをどう扱うと書きやすいプロットになるかを、自分の例を交えつつ詳しくお話ししました。
で、二種類の箇所があるということは、当然考えるべきこともそれぞれで違ってきます。
今回は前者の「物語の進行箇所」で考えていることについてお話しします。どうすれば読者にスムーズに理解してもらえるお話になるのか、という話が中心です。また小説の導入部分について悩まれる方にも参考になりやすいのではないかと思います(おおよそ7500字です)。
物語の進行箇所で考えていること
まず物語の進行箇所にいるときは、以下のようなことを考えています。
- 物語進行に必要な情報をどう開示するか
- 読み手がスムーズに理解できるように、情報の「量」と「順番」に注意する
例によってこれだけではなにがなにやらなので、順を追って説明します。
物語進行に必要な情報をどう開示するか
お話をはじめて、展開させて、最終的にエンディングに持っていくためには、必要なパーツが様々にあります。パーツと言うよりも、パズルのピースのような感覚の方が分かりやすいかもしれません。
このピースは、大きく種類別に分けるなら「基本的な設定」「特殊な設定」「段階的な情報の開示」になります。
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