猪熊夜離 2023/05/01 23:00

【進捗】ノロノロビームを浴びたリナリーが小太りおじさんに快楽責めされる話

Skeb依頼より。

原作:D.Gray-man
キャラ:リナリー・リー(初期デザイン)

『ONE PIECE』のノロノロビームに似た能力を持つイノセンスに適合した男が、リナリーを停止状態にして○す。

あらすじ:イノセンスの調査中に、何者かに尾行されていると気づいたリナリーは、敢えて人目がない路地裏に入ることで相手を誘き出す。現れたのは30代前半のぽっちゃりした、如何にも女にモテなそうな男性だった。

男が千年伯爵の関係者か本当に単なる変態か迷うリナリーは、とにかく捕縛して話を聞いてみようとする。ところが男はイノセンスの適合者で、油断したリナリーは謎の光線を浴びてしまう。

本文

 これぞ『東洋の美』という少女が街を歩いていた。

 彼女の出生地である中国を離れ、遠く西側に移動した地方の田舎街である。

 少女の名前はリナリー・リー。世界の終焉を阻止するためAKUMAと戦うヴァチカン直属の組織『黒の教団』に所属するエクソシストである。

 ただでさえ田舎街にはリナリー以外に東洋人の姿が見当たらないのに、加えて彼女は飛び抜けた美少女のため、すれ違う人間の注目を集めていた。まだ幼さを残すが、数年後には大輪の花を咲かせると容易に想像できる美貌、陽光を受けて艷やかに輝く長い黒髪はツインテールに結っている、体つきはスレンダーで手足が長い。上半身は黒の教団の制服を正しく着こなしているが、下半身は男の本能を刺激し、理性を破壊する長さのミニスカートだ。惜しげもなくさらした美脚が眩しい。

 だが今のリナリーは顔に僅かばかりの緊張を浮かべている。先程から何者かに尾行されているのだ。

(何が目的か分からないけどAKUMAなら好都合ね。この街のイノセンスについて聞いてみましょう)

 教団本部が新たなイノセンスの手がかりをつかんだのが三日前。AKUMAに破壊される前にイノセンスを確保すべしというのが教団の意向だ。その調査のためリナリーは田舎街に派遣されてきた。

「そこのあなた! どうして私をつけるの?」

「――っ!」

 人気のない路地裏に入ったところで、リナリーは後ろをつけていた男に振り返る。そこに立っていたのは年齢三十代前半で小太りの男だった。暑くもない日に少し歩いただけで汗をかいている。脂ぎった顔は陽光を浴びテカテカと光っていた。

 もし仮に男の目的がナンパだとしたら「身の程を知れ」と言われてしまうだろう。リナリーと釣り合うとは思えない並以下の男だった。

 リナリーの質問には答えず、男は美少女を前に鼻息を荒くしている。

「可愛いねぇお嬢ちゃん……僕好みのおっぱいしてるよ。Cカップくらいかな? おっぱいは大きすぎても小さすぎてもいけない。君くらいのサイズが遊んでて一番楽しいんだ」

 気色悪いことを言う小太りの男にリナリーは不快感を隠さない。こんな奴のために時間を割いている暇はないとばかりに口を開く。

「あなたの目的はなに? 千年伯爵の関係者?」

「なに伯爵だって? 僕には偉そうな貴族様の知り合いなんかいないよ」

 一応尋ねてみたのだが男は千年伯爵のこともAKUMAのことも知らないようだ。だとすると本当にただ気持ち悪い変態なのだろうか? それとも知らないふりしているだけ?

「あなた何なの? 目的は?」

 耐え難い嫌悪感を我慢しつつリナリーは聞いた。心優しい少女であるリナリーが、ここまで初対面の相手に悪感情を募らせることは珍しい。それだけ男は女性に不快感を与える存在だった。ただ姿形が女性ウケしない冴えない男というだけでなく、全身から湯気のように立ち上るスケベオーラが不快だ。

 男はニヤニヤ笑って答えない。どうやら答える気はないらしい。ならば、こちらも遠慮はしないとリナリーは対応方法を決めた。

「答えないのなら捕縛するわ。悪く思わないでね」

 リナリーは彼女のイノセンス〈黒い靴(ダークブーツ)〉を発動した。普段はパンプスの形状をしているが、発動するとリナリーの膝付近まで覆うブーツに変身する。

 ダークブーツは、強力な蹴り技を放てるようになるほか、高速移動や空中移動も可能にするイノセンスだ。

 ダークブーツの能力で一気にリナリーは男に接近した。瞬きをする間に二人の距離は目と鼻の先まで縮まる。このスピードに初見で対応できる相手は多くない。ただの変態小太り男が相手なら小細工は必要ない。

 ……そうやって油断したのはリナリーのミスだ。

 もう少しでリナリーの蹴りが男の腹に命中するというとき、それよりもひと足早く男の右手から光線が発射された。より正確には右手に嵌めた腕輪が光線を作り出していた。

(イノセンス!)

 気がついたときには遅かった。リナリーは得体の知れない光線を浴びてしまう。

「急に加速したからビックリしたけど、真っ直ぐ突っ込んできてくれて助かったよ。適当に撃っても当たったからね。どうやら運は僕に味方しているようだ」

 光線それ自体に攻撃力はないようだ。光線が命中してもリナリーは痛みを感じなかった。怪我もしていない。その代わり、彼女は自分の意思で指先ひとつ動かせなくなっている。

(まさかこの男がイノセンスの適合者だったなんて。私に何をしたの)

 まるで石にでもなったかのように動かない体を、リナリーは必死になって動かそうとする。せめて蹴りの途中で固まってしまった片足立ちの姿勢をキャンセルしたい。ミニスカートが捲くれ上がり下着が見えてしまう。

 リナリーの羞恥心を煽るように男は彼女の足元に屈んだ。少女の足がちょうど顔の辺りになる高さだ。彼は美少女のスカートの中に顔を突っ込み、肺いっぱいに息を吸い込んだ。蒸れた雌臭を体内に取り込む。

 自分が何をされているか理解して、リナリーは絶望的な気持ちになった。AKUMAとの戦いで肉体を傷つけられたことは多々あったが、この男のように女性の尊厳を傷つけてくる敵は初めてだった。

「やっぱり僕の勘通りだったよ。僕は強い女が好きなのさ。君みたいに強くて可愛い女の子こそレ○プする価値がある。簡単に屈しないでくれよ。時間をかけてたっぷり男に負ける屈辱と気持ちよさを教えてあげる」

 男は舌なめずりをしながら言う。彼の股間はズボンの上からでも分かるくらい膨らんでいた。

 リナリーの太ももを撫で回し、スカートの中で息を荒げる。汗ばんだ手が、少女特有の柔らかな感触を楽しみながら這い回る。

(くっ、触らないで!)

 謎の光線によって顎の筋肉も固まっているため、リナリーは声を発することができない。勇ましい言葉の一つも吐けない己の無力さを噛みしめるしかない。

 スカートの中に入った男の手は、今度はリナリーの尻を揉んだ。柔らかい尻肉に五指が食い込み、形を変えていく。

「君は黒が好きなのかな? 清純そうな見た目なのに黒のセクシーな下着を着けてるじゃないか。実はこういうプレイに興味があったりする?」

 そう問いかけられても答えることができない。リナリーは顔を真っ赤にして耐えるだけだ。

(こんなことって)

 これまで教団の任務で数々の修羅場をくぐり抜けてきたリナリーだが、今ほど窮地に陥ったことはない。なぜなら彼女はまだ性行為を経験したことがないからだ。リナリーとてエクソシストであると同時に恋を夢見る少女である。いずれは愛する男性と幸せな初体験を夢見ていた。それは断じてこんな場所で、こんな男を相手にするものではなかった。

(私はまだ男の人とキスさえしたことないのに……)

 目の前の男が初めての相手だと思うと虫酸が走る。悔しくて悲しくて涙が出てきそうだが、男のイノセンスによって体の動きを止められているリナリーには泣くことさえも許されない。

 スカートの中の男は、リナリーの下半身を弄ぶだけでは飽き足らず、胸の方に手を伸ばした。服越しに胸を掴み、乱暴に揉みしだく。

「着痩せするタイプなのかな? なかなか揉み応えあるおっぱいだね」

 男はリナリーの胸を品定めするように弄くり回す。その間も、スカートの中から聞こえる荒い鼻息の音が、リナリーの羞恥を煽る。

 男は、リナリーの胸の大きさを確かめるように何度も何度も、服の上から彼女のおっぱいを握り潰す。リナリーにとって不幸中の幸いは、男の光線が触覚も遮断してくれていることだった。おかげで男に触られる気持ち悪い感覚を感じなくて済んでいる。

 男はリナリーのスカートの中から抜け出すと、立ち上がって顔を近づけ彼女のうなじの匂いを嗅ぐ。

「いい匂いがするなぁ。シャンプーの香りかな? それとも君のフェロモン?」

 男は口にする言葉すべてが気色悪い。

 匂いを嗅ぎ、うなじを舐め、リナリーの体に手を這わせる。リナリーの体が自由であれば、今頃は抵抗して男を殴り倒しているところだ。しかし、今のリナリーはピクリとも動くことができず、男の手を受け入れるしかない。

「そろそろかな」男がささやくように言った。

 何がそろそろなのかと疑問を持つよりも先に、リナリーは己の体の異変を感じ取る。それまで失われていた身体機能や五感が突如として回復したのだ。それは即ち男に体を触られた感触が一度に押し寄せてくるということでもある。

「んっ、あああぁぁぁっ!」

 突然の出来事に混乱しながらリナリーは絶叫する。男の前で快楽に染まった甘ったるい声など出したくなかったが、不意打ちの衝撃に少女の肉体は耐えられなかった。

「ひっ、あっ、なにこれぇっ?」

「僕の光線を浴びたものは、すべての動きがのろくなるのさ。君の体は完全に動かなくなった訳じゃない。停止してるのと変わらないくらい動きが遅くなっていたんだ。触覚もそうだ。僕に触られた感覚は数十秒間、君の体内で貯められる。そして光線の効果が切れた瞬間まとめて君の体を襲ったんだ」

 男に触られても感じないのは不幸中の幸いなどでなかった。むしろ、その逆。本来なら分けてくるはずの快感を一度に叩きつけられる恐ろしい能力だった。

「ここからが、お楽しみの時間だ」

 そう言うと男は再び右手をリナリーに向け、光線を放った。どうやら光線の速度はそんなに速くないらしい。普段のリナリーなら余裕で避けられる。だが今は初めて感じる性的快感で足元がふらつき、立っているのもやっとだった。

「あああああああ!」またしてもリナリーは男の時間停止光線を浴びてしまう。

「今度は胸だけじゃなく、おまんこもじっくり触ってイカせてあげるよ」

 男はリナリーを地面に優しく寝かせた。彼は仰向けにしたリナリーのスカートを捲り上げ、下着を完全に露出させる。望まぬ性感を叩きつけられた美少女の股間は濡れていた。クロッチに貼り付いた下着越しでも割れ目の形がはっきり分かる。

(い、いやぁっ!)

 リナリーは羞恥心から足を閉じようとするが、やはり体は言うことを聞いてくれない。それどころか男が足の間に割って入ってきて余計に恥ずかしい格好になってしまう。

(この体勢じゃ全部見えちゃう!)

 恥ずかしさのあまり顔が真っ赤になるのを感じた。

 リナリーの羞恥心を弄ぶように、男は少女のパンツに手をかける。彼女はこれから何をされるのかを理解して恐怖に怯えた。

 男はそんなリナリーの様子を嘲笑いながら、下着を脱がせた。愛液で濡れた布地が糸を引く。

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