HARE / define 2021/05/12 14:52

雑談。ASMR収録、今昔。

 とりあえずですが、雑談などを。

 ……催○短編「感覚変化」がまだできていないから、という理由じゃないですよ?

 嘘です。すみません、まだできていません。

 もう少しお時間をください。

 日々、それなりにがんばって作業をしているのですが、どうにも手が回りきらない感じでして(ただの言い訳です)


 ということで、気分をかえて仕切り直しまして。

 初めましての方、読んでくださっている方、ありがとうございます。

 この出だし、いつもやっているつもりでしたが、結構な頻度で抜けていますね。

 ということで、今回は(も?)ネタがないので、最近、defineの制作しているASMRのネタなどを一つ。

 PCの古いデータを整理していたのですけれど、ちょっと面白いものが出来てきました。

 これは、なんだかわかる方もいらっしゃると思いますが、ASMRの収録用の台本(サンプル)です。

 制作していた日付をみると、2010年、なんと11年前です。

 この頃は、収録スタジオさんも、声優さんも、バイノーラル録音について、まだ手探りというか、試行錯誤の時代でした(※注1

 ですので、台本のフォーマットもなく、なんと文章を書いた後に、立ち位置を一つずつ画像で入れていくという、とてつもない手間をかけてやっていました。

 あの時は、作業がキツくて、もう二度とASMRの台本作成をする仕事はやらないぞ! と、心に誓ったものです。

 そして時代は下って、現在。

 まずは収録現場(DLサイトスタジオ様)のマイクの位置ですが、

https://twitter.com/DLsite_studio/status/1166210272102502400

 のような感じになっていて、セリフの上に、位置の指定を入れていくようになりました。

 前にも書いたかもしれませんが、台本・指定は以下のような感じです。

//位置  01(正面・近・中)
【あにま】「これは10分くらいあるね……えと『一緒に登校』とか『授業中に隠れて』とか、そういうのが続くんだけどー」

//位置  09(正面・遠・中) 椅子に背中を預けて
【あにま】「これってさ、たしかにすごいけど……このぺちゃぺちゃって、声優さんの演技である必要ってある?」

//位置  01(正面・近・中) 軽く身を乗り出している
【あにま】「私なら、やっぱり可愛い声と、声優さんの演技を楽しみたいから、もっとお話っぽいほうが良いと思うんだよね?」

【あにま】「ちゅぱ音とか、ぴちゃ音とか言うんでしょ? これだけなら猫にでも舐めてもらってもいいんじゃない?」

//位置  09(正面・遠・中)
【あにま】「何匹かの猫がマイクを舐めている動画、見たことないかな? そ、あれあれ。可愛いし、音もエッチだし、ありじゃない?」

※あにまちゃんの独断と偏見によるASMRレビュー(一部抜粋)

 といった感じです。文字だけで済ませていますね。

 ちなみに指定ですが 01(マイクにたいしての立ち位置) 正面(正面を向いた状態)・近(やや顔を近づけて)・中(高中下の意味で、真ん中の高さ)という意味です。


 声優さんの手間はあまり変わってはいませんが、ライターの制作的な手間は一気に減りましたね。

 いい時代になったものです(※注2

 とはいえ、制作側のこだわりで、クオリティは鰻のぼり、大変なことになっています。

 SE(効果音)等もそうです。

 実は、HAREが制作に参加させていただいている作品は、まだいくつか未発表のものがあるのですが、そのウチの一つに、舞台が海のものがあります。

 これ、よい効果音がないんだよね、と。

 バイノーラル録音可能なマイクを手に、明け方の江ノ島に「海の音」を取りに行ったことがあります。

 なぜ、明け方かというと人の声が入るのを避けるためですね。

 しかし、ここで大失敗をします。

 そう、その日はとても晴れていたのですが、前日までは天気が崩れていました。

 ちゃぷちゃぷ。みたいな感じだったり、さばーというような、恋人同士がきゃっきゃうふふ(※注3)しているシーンで使えるような波音が欲しかったのですが――。

 ごおおおおおおおおおおおおっ(海鳴り+風)
 どごおおおおおおおお(低く、重い波の音)

 みたいな状態でした。
 ええ、まったくもって役に立ちません。仮に音を撮っても、どこで使うの? というような感じでした。

 しかたなくその日は諦め、後日、収録し直しにいきました。(※注4

 フリーのBGMや、安く販売されているもの。SEなどもフリーから、販売されているものまで、今はとてもよい時代(※注2 再び)になりましたね。

 ということで、あまり……というか、まったく役に立たない、昔語りでしたが、こんなところで。

 では、また次の更新で。






※注1
 HAREの知っている範囲では、と思ってください。

※注2
 年を食った人がよく出す鳴き声です。聞き流してください。

※注3
 今はこういう言い回しは使わないですよね。他ではどう表現しているのか気になるところです。

※注4
 HAREが家でぬくぬくと惰眠を貪ってる間に、ざくそん氏が一人で行ってくれました。

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