スコムスscomscroll 2021/06/09 14:42

モッド塗れのスカイリムに転送された聖戦士はレベル1になった。(5)

途中からは気が遠くなり、ほぼ覚えていないので定かではないけど、2人の警備兵から受けた陵○は10回近く続いた。
やっと拘束具から解放された私は、ガクガク震える脚で自分の体すら支えきれず、パタンと立ち看板の前で倒れ込んだ。

そんな私のことは置いといて、警備兵達は下半身の服とアーマーを履き直す。そして、押収していた私の荷物を適当にまとめると、1人がお姫様抱っこの形で私を持ち上げて、城内に運んだ。もう1人がまとめた荷物を持って後ろに続く。

城門を潜り、短い橋を渡ってすぐの十字路に着くと、道端に私は荷物と共に置かれた。

「ほれ。約束通り入城を許可する。あ、スッキリした〜。」

激しい腰つきで何回も繰り返し私を陵○した警備兵が満足気な表情で城門の方に戻っていく。それに少し遅れてもう1人の、老練な動きで経験したことのない刺激を与えた警備兵が続きながら、ひとつ忠告を残した。

「あんたさ。ドラゴンのことを領主様に伝えると言ってたよな。でも、宮殿に行ったって、また今日みたいになるだけだと思うよ。何か方法を考えときな。俺も知らんけどさ。」

彼は城内1番の高地にある領主の宮殿を見上げる。
私は答える気力もなく、小さく頷いた。

まだ日が沈んでいない城内の大通りは通行人が多い。道を通り過ぎる人々の視線が刺さってくるけど、今は動ける力も残っていないし、何処へ行って、何をすればいいのかも分からない。
しばらくの間、思考が止まったままぼーっとしていた。

すると、すぐ目の前に見えていた鍛冶屋から若い女性が近寄ってきた。

「ねえ。貴方動ける? 私は鍛治師のエイドリアン。このままじゃ、また酷い目に遭うわよ。私についてきて。」

焦げ茶色のロングヘアが魅力的な女性は私の肩を持って、鍛冶屋の中に連れて行ってくれる。


「そんな事だろうとは思ってたけど、はあ…本当、何でこんな風になったのかしら…」

城門の前で私に起こった一部始終を聞いて、鍛冶屋のオーナーであるエイドリアンは深いため息を吐いた。
彼女曰く、公の場で女性への差別が横行し始めたのは最近のことだそうだ。付き合いの長い城内の人達の間では、まだ気を使ってもらえるらしい。ところが外部者になると、警備隊を含め、街の男全員が平然と野蛮な行為を試みて、殺人でもしない限り、処罰も下りないそうだ。

「それと、貴方が持っていたこの剣と盾。残念だけど、直せそうにないんだわ。私としたことが、どういう材質かも見当がつかない。スカイフォージのジジィなら何か知ってるかもしれないけど。」

私は彼女の気遣いに感謝を込めて微笑みながら返事を返す。

「ええ。ありがとうございます。スカイフォージというところは後で伺ってみます。それと、宮殿…ドラゴンズリーチというところに入れる方法というのは何でしょうか。」

「それがね…」

エイドリアンさんは剣身の根っこ近くに緑のジェムがはまっている短めのロングソードを突き出した。

「これが、今回領主様に献上するエンチャントソード。ソウルジェムを必要としない試験作なんだよね。」

ソウルエッジに似た名称に気が引っかかり、私はじっと聞いていられず話に割り込んでしまう。

「ソウルジェムというのは何ですか? まさか人の魂と関係するものなんでしょうか。」

エイドリアンさんは私の不安がる目を見て、不思議そうな表情を浮かべた。
そして、指2本分の大きさの紫色で光る透明な宝石を棚から取り出してみせる。

「ソウルジェムを知らないの? 割と普通に知られているアーティファクトだと思ってるんだけどね。ここにトラップの呪文で生物の魂を捕獲しておいて、エンチャント・アイテムに充填すると、エンチャント・アイテムの魔法効果が使えるようになるのよ。」

その宝石をまた棚の中に戻してから、彼女は話を続ける。

「人の魂と全く無関係だとも言えないけど、それができるのはブラック・ソウルジェムといって、超レアだからね。一般的には獣やモンスターの魂しか取り込めないわよ。」

私が知っているソウルエッジとは名前が似ているだけで、全く別物だった。

「とりあえず、この普通のソウルジェムですら相当なレアで高いし、トラップ呪文で生き物の魂を取り込むのも、言うほど簡単ではなくて、エンチャント・アイテムがあっても中々気楽に使えないのが現状だから、ちょっと変わったものを依頼されてさ。」

「それが、この剣という事ですね。」

そう答えると、エイドリアンさんはなぜか心配そうな目で私を見つめてきた。

「そうよ。そして、これが、貴方がドラゴンズリーチに入れる方法なのよ。女にしかできない方法。ただ、貴方にこれをやってもらっていいのか私は心配なの。」

こくりと唾を飲み込み、私は彼女にお願いしますと伝える。

「じゃあ、よく聞いてね。先に言っておくけど、ダメだと思ったら無理しないでね。まずこの剣にハマっている宝石のことから…」


無事に、ホワイトランの領主様の宮殿であるドラゴンズリーチの正門を通過した私は、領主様とその家臣と数名の護衛隊、そして女性の護衛隊長であるイリレスさんと同じ場所にいる。

ホールを兼ねた謁見場には食べ物や飲み物がずらりと並んだ長テーブルが二つ平行して置かれている。
そこの椅子に座って果物を齧りながら読書を楽しむ貴族や、嘆願や報告などの用件で訪れた市民達、広いホールを細かく清掃し続けるメイドさんで割と賑やかな場になっている。

ホールとは数段の階段で区分された壇上の真ん中に玉座が置かれ、そこには顎に手をついた領主様が座っている。そして、その隣にエイドリアンさんのお父さんである家臣が立ち、反対側に異色的なダークエルフの美女であるイリレスさんが護衛隊長として立っていたのだが…

彼女は今、私が献上したエンチャントソードを床に逆立てて、それに跨り、自分の大事な場所に剣の頭と柄の所を入れて、上半身を少し上下させながら自慰行為を行っていた。

「うぐぅぅっ…あふっ、あぁぁぁん…ああぅぅ…」

唇を噛んで、溢れてくる嬌声を堪えようとする姿が何ともいやらしく感じてしまう。
それはこの場にいる皆んな、ほとんど男性である皆んなには、より強い刺激として伝わるに違いない。その証拠に、領主様をはじめ、家臣や護衛隊、通りすがりの貴族達や市民達も、息を抑えて、彼女の淫らな行為に注目している。

私は領主様が座っている玉座より数段下の所で立って、心配そうな目で彼女を見ていた。

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