【創り手向け】体験談お絵かきタブレット~iPad編~(追記)

こんにちは!おくらマリンのおくらです!
この記事は主に「お絵かきタブレットPCを探している!」というクリエイターさん向けになりますが、「これからなりたい!」と考えている将来のクリエイターさんに向けた記事でもあります。

この記事を描こうと思った理由はコチラにてご確認下さい。


低価格から始めるデジ絵生活!代名詞になる?iPad(6th)

マシンスペックからご紹介!
機種名:Apple iPad(第6世代 2018年モデル 128GB)
デジタイザー:Apple製(名前不明)
筆圧:2048段階
OS:iOS11.3(発売当時)
CPU:A10Fusionコア M10コプロセッサ
メモリ:2GB
HDD:128GB
重さ:469g
画面サイズ:9.7インチ (4:3)
液晶:Retinaディスプレイ
* 価格:約5万円

突如として現れた教育機関向けiPad、それがiPad(6th)だ!!
実はSurfacePro2の買い替えに最新のSurfaceProを買うかiPadProを買うか悩んでいて、iPadProの新作発表を待っていた発売プレゼンを海外のレビューサイトのライブ放送で見て、購入を決定しました。
なんと言っても「安い」に尽きるこのiPadは、「非の打ち所がある」のが魅力です。その分値段が落ちているんだねってことに理由ができるので!
2048段階の筆圧と、ApplePencilの組み合わせは大変スピーディーで、ApplePencilでの描画は縦線・横線がまっすぐ描きやすい印象でした。斜めは少し弱いです。
画面が綺麗で、問題視されていた画面の厚さは貧弱な旧世代タブを使用していた自分には全く気になりませんでした。
ただ、「これだけは直せApple!」と声を大にして言いたいのは別売りであるApplePencilの重心がおしりの方にある事
おそらくリチウムバッテリーですが、下げろ!疲れるんだよ!!!!
ただ、この価格この性能の良さで税込5万円くらいは大変オトクに感じます。
それこそVivotabと比較なんて出来ないほどにいいですよ!描き心地もメモリが4GBあるSurfacePro2よりは確実にいいですから!(ただし、用紙等のファイルの重さは除く)
あとはデータのやり取りが面倒ですね…。Mac使いならいいんだろうけど…、iMacもUSB挿しづらそうだし…。Appleそういう所もうちょっとなんとかして…!

ちなみに最新iPadProだとメモリも4GBあり、A10Xコアになり、画面のリフレッシュレート(1秒あたりの表示コマ数)が120Hzという驚異の性能で、書き心地がエグいらしい…!興味がある人はソッチをポチるのもありですね。

ただ、入門編としては「もうこれ買えばいいよ」としか言いようがないです。不具合起きてもユーザーの多さで検索すればカバー出来ますし、ケースやフィルムなどが充実しています。
また、よく耳にする「ペンの別売りをやめろ」という声に私は反対的で、むしろペンは別売りじゃないと「最新スペックが出た時にペンが増えていく」のと「換えのペンの規格が合わない」「というか在庫がない」ということに対策が行き届くからです。
特にApplePencilの場合はiPadPro(1st)にも対応しており、古い機種でも扱える利点が大きいです。
SurfacePro2からの乗り換え検討も、このペンとフィルム、ケースなどのサプライの減少と価格高騰にあるので、今回のiPad同様、過去機種との互換性の高い製品が出やすい利点は「お絵かきタブレットの最大の味方」だと思っています。
だって、最新のスペックに乗り換えていくたび環境を再構築しなければならないのはお金がかかりますからね…。誰だって嫌ですよ…!

これからデジ絵を始めたい方には、強くおすすめしたいタブレットでした。安くてスマートで持ちやすく、熱くならないし、サプライは充実していて、熱くならない。素晴らしいです!
クリスタもEXだけでなくPro(年間契約で240円/月)の提供も始まりますし。コスパ重視で気軽なお絵かきタブレット+普通のタブレットが欲しい方にはオススメ!

お絵かきタブレットに特化したい場合はraytrektabあたりがおすすめです。いや、むしろこっちをオススメすればよかった…?


そして、ここからはMobileStudioの最上位モデル…!タブレットPCの中でも最強格にはいるタブレットに環境を移行します。
届くのは14日以降なので、もうしばらくお待ち下さい!
私も楽しみです!いっぱいエッチなイラスト描くぞー!!!!


追記:iPadの記事のいいねが他よりも少し多かったので、CG等の作業において現実的であるアプリ、CLIP STUDIO周りの使い勝手の再評価を追記しておきます。

ファイルやり取り:★★☆☆☆
描画性能・画面:★★★★☆
快適性:★★★☆☆
持ちやすさ::★★★★☆
アクセサリ:★★★★☆
ApplePencil:★★★☆☆
コスパ:★★★★★

ファイル共有の不便さが目立つ

まず最初に、iPadとWindows自体の違いとしてファイルのやり取りに関しての使い勝手がまるで違うことはご存知の上、この記事を見ていると思うのですが、具体的にはこうなります。

*CLIPSTUDIOのクラウドを利用する。

以上です。iTunes経由は面倒であり、iPadにプリインストールされている「ファイル」、並びに「Dropbox」経由のやり取りは、パスコードロックをかけていると一部使用不可であり、スムーズなやり取りはやはりできないという評価です…。
ただ、セルシス自体もこの問題を重く受け止めているのか、普段は10GBと少ないストレージを、EX契約者に限定して100GBまで開放してくれるようになりました。
クリスタのメニューから同期をオンにするだけでいいのでとても楽な反面、クリスタのクラウド同期は競合がよく起きてエラーを吐くので、私はSurfaceでもDropbox経由でやり取りのみ…。新たにクラウドのUIが一新されましたが、今後の改善待ちなところは変わらずな現状です。

線が切れる?手が疲れる?ApplePencilは諸刃の剣?

高速でサッと描いた時に線が途切れてしまうことがあります。そう、ApplePencilのペン先が沈み込まないため、ワンバウンドして描画されたりするのです。
Wacom製のペンならふわりと、中華タブは沈みすぎる(持っていないのでレビュー記事を参考にした評価です)中で、ApplePencilはそもそも沈まない。
そもそもそんなに早く描かなきゃいいのですが、スペック的に本格的な線を求めない物でササッとラフが描きたいのに跳ね上がってしまう。コツコツうるさい…。
かつ、常に言っている「ペンの重心」は最悪と辛めの評価で言ってもいい程で、握り心地もタダの棒。ただし、スペックが低くてもこんなに筆圧が効いていい描き心地を提供してくれる…。もどかしい…、すごくもどかしい魔法のスティック(Apple公式の表現)です。
ちなみに魔法は使えません。使えても魔法のアプリ達だけですよ!

和●紗霧持ちはできる?

エ□マンガ先生のヒロイン、●霧ちゃんがよくやるあの持ち方…。あの液タブに対し片手で持ちながら配信するあたり、前腕筋群の発達がとても良いと推測せざるを得ませんが、アニメですから!ファンタジーですから!
でも憧れますよね。iPadPro10.5インチなら余裕でアレができる重さだと思いますが、このiPadはどう?
実はこのiPadと10.5インチiPadProは1gしか変わりません。つまり、10.5インチの方が大きさに対しての重量がとても軽いのです。軽さってApple製品を選ぶ上でのポイントでもありますよね。
iPad6thはそう考えると重いのですが、軽めのカバーを使えば500g内に収まるあたり、○泉紗霧持ちは可能だと思います。ただ、長時間使用する場合は前腕筋群は少し鍛える必要がありそうです。
抱え持ちしながらラフを描く…。夢のようなスタイルはまぁまぁ実現ができる範囲ではあるので、持ち運ぶ際にはオススメ!ただし、魔法のスティックのキャップカバーは忘れずに買いましょうね!

文章打ちはどう?アクセサリは?

残念ながら、と最初につけるととても悪いと思われてしまいますが、その残念ながらではなくて…。純正Smart Keyboardが使えません。サードパーティーはいっぱいありますけどね。過去の9.7インチモデルのアクセサリが流用できます!
ただ、過去モデルはSmart Keyboard前提なので、左側だけ保護部分がないケースをつけることになりますけどね…!
Ankerの安いBluetoothキーボードといくつかのアプリ(特にiA Writerなど)もスムーズに文字を打つことが出来ます。
このiPadの登場によってメモアプリの需要が一気に加速していて、手書き+文章打ちの快適さを求めるアプリも増えてきているようです。
筆記具用ペングリップがApplePencilにジャストフィットする事もあって、知らないところのアクセサリも充実していたりするので面白いです。(つけると人力では取れにくくなるレベルでピッタリ!)

総評

SurfacePro2環境に取って代わることはないですが、ラフ絵を描く時はiPadばかり使うようになりました。理由としてはお絵かきだけじゃないアプリがいっぱいあって、総合的に考えて持ち歩くのはiPadがいいや!となったというところですかね。
もちろんDLsiteの売上のチェックやTwitter、エッチな画像探しなどにも便利ですし、やっぱり一番使うのは「スケッチ系アプリ」!!
AppleがCMに使っている「Tayasui Sketches」や「Good Notes 4」、いつも使う「One Note」、純正の「メモ」、傾きに対応している「Paper」など充実したアプリ達が多いので、いろんなお絵描きが楽しめる…?(全部買ってしまったけどそんなに沢山は必要ない…)
ApplePencilは改善待ちですが結局別売りアクセサリーなので気にすることもないですし、紹介したペングリップをつけるといくらかマシになりますし…。
逆にこれから持ち始めて他のタブの電池レスEMRペンを触ったりすると驚くかも知れませんね…!

今回のiPadはあくまで「機能に見合った低価格」が魅力なので、ラフ→線画→軽い塗りくらいなら全然使えるデバイスだという評価に変わりはありません!
これからデジ絵を始めるって人には、「iPadにお絵かき環境がついてきた!」の気持ちで買ってもらって勤しんで貰う使い方がおすすめな気がします。

お絵かきがうまくなりたいなら地道に紙に書くほうがいいですが、短時間でデジ絵を攻めたいならタブレットに毎日コツコツと書き込むこともオススメ!

ただし…、液晶に慣れてしまったらペンタブが使えなくなる!
覚えておくように!

そして、追記している今日、MobileStudioが届く予定です!楽しみだー!

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